テスト自動化ツールである、UFT(Unified Functional Testing)
今回は TestArgs Objectについて、
公式リファレンスを参考にしながら使い方などをまとめたいと思います。
※公式リファレンスは英語のみです。日本語記事がないので、作成をしてみました。
TestArgsオブジェクト
アクションに設定したパラメータ名を指定して、
入力・出力パラメータの値を取得・設定することができます。
'構文
TestArgs(parameter名)
'例文
print TestArgs("Test")
パラメータの設定方法
1.UFTを起動する
2.任意のアクションを開く
3.パラメータを追加したいアクションをクリック
4.メニューバーにある[ 表示 ] > [ プロパティ ]を選択
5.UI上にプロパティ画面が表示されるので、ペンのようなマークのアイコンを選択
6.[ 追加 ]を押下し、入力パラメータを作成
7.パラメータ名と設定値を設定する
※1アクションに対して入力パラメータは10まで設定が可能
コード例
入力パラメータに[Browser]を作成し、下記から使用するブラウザ名称をパラメータ値に入力する
・IE
・Edge
・Chrome
・Firefox
Select Case TestArgs("Browser")
Case "IE"
Set ie = CreateObject("InternetExplorer.Application")
ie.Navigate "http://www.google.co.jp/"
ie.Visible = True
wait 5 '表示されるまで待機.待機方法は変更してください。
Case "Edge"
CreateObject("Shell.Application").ShellExecute "microsoft-edge:http://www.google.co.jp/"
wait 5 '表示されるまで待機.待機方法は変更してください。
Case "Chrome"
Set objCR = CreateObject("WSCript.shell")
objCR.run ("""C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe"" http://www.google.co.jp/")
wait 5 '表示されるまで待機.待機方法は変更してください。
Case "FireFox"
Set objCR = CreateObject("WSCript.shell")
objCR.run ("""C:\Program Files (x86)\Mozilla Firefox\firefox.exe"" http://www.google.co.jp/")
wait 5 '表示されるまで待機.待機方法は変更してください。
End Select
今回は"TestArgs"についてだけ紹介させていただきました。
この他にもパラメータを制御するメソッドやオブジェクトはあります。
それらについては別の記事にまとめさせていただきます。
参考・参照
・UFT One Object Model Reference(公式ページ)
https://admhelp.microfocus.com/uft/en/15.0-15.0.1/UFT_Help/Subsystems/OMRHelp/Content/OV_Supp_Util/Utility_ReservedObj.htm?tocpath=Object%20Model%20Reference%20for%20GUI%20Testing%7CUtility%20Objects%7C_____0