はじめに
はじめまして @Y.Kishi です。
来歴などについてはプロフィールをご参照ください。
転職して一年が経ち、そろそろなんらかのアウトプットを出したいなと思ったため、
ここ1年程で読んだ技術書をまとめたいと思います。
お恥ずかしながら転職するまで技術書というものを全く読んだことが無かったため、
これと言ってニッチなものはないですが、
読み始めるものを探している初心者の方にとっては優しい内容となっていると嬉しい。
※個人的に感じた読みやすさ順に並べましたので参考にしてください。
★: すらすら読める
リーダブルコード -より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック
はい、リーダブルコードすら読んだことがありませんでした。
ひとまず読んでいないならこれを読むことをおすすめします。
チームでものを作る全ての方に必携の、可読性とは何かを優しく教えてくれる一冊。
コンピュータはなぜ動くのか 第2版 知っておきたいハードウエア&ソフトウエアの基礎知識
コンピューターのハード面の基礎知識を解説している。
メモリ管理など言語の学習や様々な場面で前提となる知識になっている場合があるため、
読んでおいて損はないと思います。
プリンシプル オブ プログラミング 3年目までに身につけたい一生役立つ101の原理原則
リーダブルコードからさらに一歩前進。
しばしば用いられる共通原則やキーワード(DRYやYAGNIとか)
などについて網羅的に解説しており、持っていれば辞書代わりにも使えます。
ドメイン駆動設計入門 ボトムアップでわかる!ドメイン駆動設計の基本
ドメイン駆動設計の関連書籍の中では一番やさしく書かれているものであると思われる。
これだけを読んでDDDをやろうとするのは危険であるが、
DDD初学者が具体的にコードにどのように落とし込むかを考えたり、
コードリーディングの助けにする際には役に立ってくれるでしょう。
アジャイルサムライ−達人開発者への道
チームでスクラム開発をやろうということになり、
転職前はずっとウォーターフォール開発であったため学習のために購入
(ちなみにそのスクラムは全てのアンチパターンを踏み倒してゾンビ化し解体した)
★★: そこそこのカロリー
達人プログラマー ―熟達に向けたあなたの旅― 第2版
プログラマーのソフトスキルの教科書として非常に秀逸な内容でした。
あなたのメンタルモデルの形成に一役買ってくれることでしょう。
ソフトウェアアーキテクチャの基礎 ―エンジニアリングに基づく体系的アプローチ
アーキテクチャを学ぶならまずはここからかと思い購入。
アーキテクチャの各要素とその説明、
主要なアーキテクチャの種類と解説が書かれています。
Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計
クリーンアーキテクチャを学ぶ為に購入。
購入当初思っていた様な具体的な内容ではなく、
再利用性の高いアーキテクチャを実現するために必要な要素について書かれている。
リファクタリング(第2版): 既存のコードを安全に改善する
大きめのリファクタ業務の為に購入。
リファクタリングを行うタイミングと必要性、
具体的にどうやって行うのか等参考になった。
セキュア・バイ・デザイン: 安全なソフトウェア設計
ドメイン駆動設計がセキュリティ面に及ぼす有用な点について解説している。
実践ドメイン駆動設計
ドメイン駆動設計の原点に近しいものとなるエヴァンズ本が書かれたのは結構前な為、
より現状に適したDDDの実現方法について解説している。
★★★:熟読の必要あり
エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計
プロダクト内でドメイン駆動設計(DDD)を用いている為、
学習のため転職後最初に購入。
正直難しい考えで当初は理解しきれていなかったが他の本も読みつつ業務をする中で
近頃は大分インプット出来てきたのではないかと思いたい。
オブジェクト指向における再利用のためのデザインパターン
有名なGoFのデザインパターン本。
全部読むというよりはざっと目を通した後辞書代わりに置いておくと良いかも。
アナリシスパターン 新装版: 再利用可能なオブジェクトモデル
上記同様辞書代わりに置いてあります。
GoFはデザインパターン、こちらはモデリングの参考書として。
A Philosophy of Software Design, 2nd Edition
クリーンアーキテクチャを神格化してはいけないという言説を時折目にするため、
他のものも参照しようと思い購入。
共通面も多いが上記の本と食い違う部分もあるため、
異なる思想のトレードオフを考えるのが学習に良いのだという学びがあった。
内容自体は★2なのですが日本語訳が無いので★3です
さいごに
積読もたくさん生まれてしまったので消化していきたい。
今月と来月あたり良さそうな技術書がたくさん刊行されるようで、
また増えてしまうのですが……