概要
SwiftUIでカスタマイズした見た目のButtonを実装するときは、ButtonStyleを使うやり方とそうじゃないやり方があります。
ButtonStyleを使った方が便利で簡単でシンプルなコードを書くことができます。
しかし、SwiftUIのButtonの実装方法について検索するとButtonStyleを使わないやり方が多く見つかります。
この記事では角丸ボタンのコードを例に、SwiftUIでのButtonの作り方を紹介します。
SwiftUIでのButtonのカスタマイズ方法
SwiftUIでのButtonの作り方は大きく分けて二つ。Labelをカスタマイズする方法と、ButtonStyleを作成する方法です。
ButtonのLabelをカスタマイズする方法
struct ContentView: View {
var body: some View {
Button(action: {}) {
//カスタマイズしたLabel
Text("Button")
.padding()
.foregroundColor(.white)
.background(.green)
.cornerRadius(8)
}
}
}
ButtonStyleを使ってカスタマイズする方法
struct ContentView: View {
var body: some View {
Button(action: {}) {
Text("ButtonStyle")
}
.buttonStyle(RoundedButtonStyle())
}
}
struct RoundedButtonStyle: ButtonStyle {
func makeBody(configuration: Configuration) -> some View {
configuration.label
.padding()
.foregroundColor(.white)
.background(.green)
.cornerRadius(8)
.opacity(configuration.isPressed ? 0.2 : 1)
}
}
二つの方法の比較
一見するとLabelのカスタマイズの方がコード量が少なくてシンプルなコードに見えます。しかし、実際の開発ではButtonのような部品のコードが肥大化することで可読性が下がり、わかりづらいコードになりやすいです。
複数のボタンに同じ見た目を適用するとコードがもっと無意味に複雑になっていきます。
ButtonStyleによるカスタマイズではButtonStyleを作成することで、Buttonを宣言するコードをシンプルに保つことができます。コードを再利用することも簡単になります。
もう一つのメリットとして、ボタンが押下された時の動作もconfigurationを使って簡単にカスタマイズすることができるようになります。
まとめ
SwiftUIでのButtonのカスタマイズはButtonStyleを使った方が便利でわかりやすい、シンプルなコードを書くことができます。
特に理由がなければButtonStyleによるカスタマイズを利用することがお勧めです。
今回は紹介しませんでしたが、公式にもいくつか便利なButtonStyleがあるのでぜひ利用してみてください。
参考資料