こんにちは。やまなかです。
普段はWinActorとBizRobo!でロボット開発をしています。
今回は、WinActorの資格試験である、RPA技術者検定エキスパートについて書きます。
1.試験の概要と重要性
RPA技術者検定エキスパートは、RPAツール「WinActor」のスキルを証明するための重要な資格試験です。
筆者は実際に第18回検定の受検をし、合格しました。
合格までに
- どのような学習を行ったのか
- 受検当日の注意点としてどのような点が挙げられるのか
等を中心にお話ししていければと思います。
2.筆者の前提情報
前提として、筆者の経歴は下記のような感じです。
- 元々WinActorを活用した業務を行っている
- 実際の使用歴としては1年半ほど
- 大学時代は文系
- プログラミング関連の知識は社会人になってから
上記を踏まえてここから読んでいただければ、ご自身に必要な学習量や準備がイメージしやすいかと思います。
3.勉強方法と試験の難易度
試験対策の為の効果的な勉強方法としては、下記を実施していました。
- 公式から提供されている「WinActorマニュアル」(https://winactor.biz/use/manual.html) の閲覧
- 公式が監修している過去問の回答
過去問は本当にオススメで、普段の業務などで使用しないWinActorのノード等が出てきたりして、その活用方法を知れるので、個人的にはとても勉強になりました。(本番の試験にもちゃんと出てきました)
試験の難易度としては、過去問がバッチリ解けるようになっていて、回答スピードを意識した学習を行っていれば問題なく合格できるぐらいかと思います。
筆者が購入した過去問は、2022年に発売された書籍(https://ec.athuman.com/products/detail/2328) でしたが、公式サイトで紹介されているRPA技術者検定エキスパートの過去問で最新のものを購入すればよいと思います。
<公式サイト>
https://winactor.com/book/
WinActorマニュアルについては、業務でWinActorを利用していたり普段から触っていたりする方であれば、流し見程度で問題ないかと思います。
筆者としては、機能の復習としてはちょうど良かったです。
4.その他の事前準備
2023年11月現在、RPA技術者検定エキスパートはオンラインでの受検になっております。
コロナ禍に入る前まではリアル開催だったので、いつリアル開催に戻るかは分かりませんが、この記事ではオンライン受検でのお話をしていきます。
オンライン受検時は、テスト受検前にテスト環境への接続検証が必要になります。
当日にどのような不具合が発生するか分からないので、必ず接続検証を実施してください。
また、試験本番時の開発効率が変わってくるので、金銭的に余裕があるのであればモニターを購入する事も検討してみても良いかもしれません。
5.試験当日にする事と注意すべきポイント
試験当日は、当然の事かとは思いますが早めに試験環境に接続しておきましょう。
また、試験環境に接続後、試験本番まで待機時間が発生します。
その間に、普段通りの開発が出来そうであるかを確認するのも良いです。
筆者が当日に直面した不具合としては、IME(文字入力)がバグっていて英語の入力が出来ませんでした。
文字入力の確認であれば、メモ帳などを開いて出来るかと思いますので、確認しておくと安心して試験に臨めます。
もし待機時間中に不具合などが見つかった場合は、すぐに試験官に報告して対処してもらいましょう。(上記のIMEバグに関しては結局解消しないまま筆者は試験を回答していました)
6.受験当日の心構えと最終準備
試験が始まったら、選択式問題はひたすら気合と知識で解いていくだけですが、実技問題は、必答問題を解いたのちは他の2問を両方見てみて、確実に解けそうな方をまずは選びましょう。
きちんと過去問で学習出来ていれば、試験の内容は難しくないと思いますので、そこまで焦る必要はないかと思います。
まとめ
RPA技術者検定エキスパートは、WinActorのスキルを証明する重要な試験です。
普段の業務でWinActorを使用している方であれば、過去問を休日や業務後にひたすら回答することが合格への鍵となります。
皆さんにとって、この記事が有益なガイドとなっていれば幸いです。