皆さんは緑ロボット(DAロボット)でロボット作成する際に
ここのクリックが少し不安定だな、、という状況に陥ったことはないでしょうか?
そんな時に「クリックできなかった場合は何回かトライする」ように作成するのも
対処法の1つかと思います。
今回はそのような想定していた動きをしなかった際の1つ対処の仕組みを
実際に緑ロボットのステップを踏まえご説明できればと思います。
※ver11.4を使用して説明します
修正ロボット概要
あるメールサイトの新規作成ボタンをクリックし、
出てきたメール作成ウィンドウの宛先にメールアドレスなどを記入していくロボットを作成。
しかし、たまにメール作成ウィンドウが表示されないことがあり
宛先を記入する箇所でエラーが発生してしまうことがある。
ロボット修正案
まず、行いたい事を整理しましょう。
今回の場合、メール作成ウィンドウが表示されなかったら
もう一度新規作成ボタンをクリックしメール作成ウィンドウを表示する
という動きを行いたいです。
上記を実施させるためには、以下2つの処理が必要となってきます。
①メール作成ウィンドウが表示されていることを確認
②表示されている場合はそのまま宛先を記入するように
表示されていない場合はもう一度クリックするようにする
追加したステップは大きく分けて「ガードチョイス」と「ループステップ」の2つです。
ガードチョイスについて
「メール作成ウィンドウが表示されていることを確認し、表示の有無で実施操作を変える」
という部分を担っています。
ガードチョイスの中でも「該当するコンポーネント」を使用し、
メール作成ウィンドウ中の特定の要素(宛先BOXなど普遍的なもの)があった場合となかった場合に条件分岐させます。
今回の場合は
・10秒間の間に宛先BOXが認識されたら上のルート
・10秒間の間に宛先BOXが認識されなかったら下のルート
という分岐になっています。
ループについて
「メール作成ウィンドウが表示されていなかったら、再度同じ処理(新規作成クリック)を繰り返す」
という部分を担っています。
緑ロボットのループステップは青ロボットのループステップと少し仕様が異なりループステップの中のステップを繰り返すという仕様です。
そのため、
繰り返したい以下の処理をループの中に
・新規作成クリックステップ
・メール作成ウィンドウガード ステップ
繰り返したくない以下の処理をループの外に
・宛先入力 ステップ
という風に作成します。
また、メール作成ウィンドウが表示されていた場合はループを終了したいため、ガードの後ろにブレークステップを作成します。
一方で、表示されていない場合はループして欲しいため、10秒待機の後ろにコンティニューステップを作成します。
何かしらの原因でメール作成ウィンドウが表示されない状況になった場合に無限ループとならないよう、
ループ回数が5回より多い場合はエラーを出すという条件分岐も作成しておきましょう。
今回ご説明させていただいたものはあくまで1例ですので、
皆様のロボット開発状況によって最善の方法は異なるかと思います。
そのため、1つの考え方としてご活用いただけますと幸いです!
最後までお読みいただきありがとうございました。