0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

KryptonでAWSアカウントをセキュアに!

Posted at

#はじめに
AWSアカウントの多要素認証の1つとして、U2Fセキュリティーキーを登録する方法があります。
U2Fとは、USBデバイスなどのハードウェアキーを使用して多要素認証を行いますが、有償の専用のハードウェアを用意する必要があり、それなりのハードルがあります。
Kryptonというソフトウェアを使用すると、専用のハードウェアを用意する必要がなく、スマホをハードウェアキー代わりに使用することが出来、また、パスコードやワンタイムパスワードのようなコードを入力する必要もないため、お手軽に認証することができます。

本記事では、AWSアカウントにKryptonを利用してU2Fセキュリティーキーを登録する手順について記載します。

#Kryptonを使ったAWSアカウントの2要素認証

事前準備

  1. ChromeにKrypton拡張機能を登録します。
    image.png

  2. スマホにKryptonアプリケーションをインストールします。

  3. スマホとブラウザをペアリングします。
    ブラウザから、先程追加した拡張機能を選択します。
    image.png
    スマホにインストールしたアプリを起動し、QRコードを読み取ります。

    スマホのアプリを起動し、画面下の「PAIR」を選択するとQRコード読み取りのためにカメラが起動します。
    image.png
    QRコードを読み取ると、ペアリングを行うかどうか聞かれるので、「PAIR」を選択します。
    image.png
    以下のようなメッセージがでれば、ペアリング完了です。
    image.png

AWSアカウントへの登録

  1. IAMユーザーでログインします。
  2. IAMサービスへ移動します。
  3. 認証情報に、MFAデバイスの割り当てを追加します。

    「ユーザー」メニューを選択し、MFAデバイスの割り当てを行う対象ユーザーを選択します。その後、認証情報タブを選択し、のMFAデバイス割り当ての「管理」を選択します。
    image.png
    「MFAデバイスの管理」ウィンドウが出てきたら、「U2Fセキュリティキー」を選択して続行ボタンを押します。
    image.png
    U2Fセキュリティーキーの設定画面が出たあと、スマホに通知が出てくるので、「APPROVE」を選択します。
    image.png
    image.png

    登録が完了すると、以下のような画面が出てきますので、閉じるボタンを押します。
    image.png
    閉じるボタンを押すと、IAMサービス画面に戻りますので、MFAデバイスの割り当てにリソースが割当てられていることを確認します。
    image.png
    これで登録は完了です。

IAMユーザー認証の実施

  1. IAMユーザーでログイン
    U2Fセキュリティーキーで登録したIAMユーザーでログインします。
    image.png

  2. U2Fによる認証実施
    ID/PASSWORDでログインすると、MFAを使用してサインインの画面が出たあとに、スマホに通知が出てくるので、「APPROVE」を選択します。
    image.png
    image.png
    これで認証が行われ、ログインが完了します。

#注意点
なぜかわかりませんが、Kryptonによる認証が1回目は必ず失敗します。(ブラウザ画面上では、U2F認証待ちから何も変化しません。)
再度ログインし直すと正常認証が行われますので、「MFAを使用してサインイン」画面から切り替わらない場合は、ID/PASSWORDの入力からやり直してください。

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?