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【実践日記】「写真共有アプリを作る(Laravel×Vue)」 チュートリアル2日目(2019/01/17~21)

Last updated at Posted at 2019-01-21

やること

全16回「写真共有アプリを作ろう」の学習記録第2回です。
Qiita経由で見つけた下記URLを参考に手を動かします。

Vue + Vue Router + Vuex + Laravelで写真共有アプリを作ろう (2 アプリケーションの設計

ツールのバージョン

Node npm Vue.js Vue Router Vuex PHP Laravel
10.7.0 6.4.1 2.5.21 3.0.2 3.0.1 7.2.10 5.7.19

目的

「0からアプリを完成させる流れ(アプリケーションの設計)」を経験して知見を獲得し、
その後のオリジナルアプリ作成に生かすこと(2019/01/16に設定)

写真共有アプリ完成までの流れ(全16回)

  1. イントロダクション【済(1/16)】
  2. アプリケーションの設計 ←今ここ(1/17~1/21)
  3. SPA開発環境とVueRouter
  4. 認証API
  5. 認証ページ
  6. 認証機能とVuex
  7. 認証機能とVuex Part.2
  8. エラーハンドリング
  9. 写真投稿API
  10. 写真投稿フォーム
  11. 写真一覧取得API
  12. 写真一覧ページ
  13. 写真詳細ページ
  14. コメント投稿機能
  15. いいね機能
  16. エラーハンドリング

今回やったこと

SPAのアーキテクチャ

通信パターンの特徴

  • 「普通の」Webアプリケーション
    • ①ブラウザが画面要求(GET)またはデータ送信(POST)に対してさーばはHTMLを返却
    • ②ブラウザはそのHTMLを描写して画面を構築する。ここまででワンセット。
    • 上記の動きを繰り返すのが通常のWebページ
  • SPA(Single Page Application)
    • ① ブラウザは最初画面要求、サーバはHTMLを返却、ブラウザはそのHTMLを描写して画面を構築
    • ② その後、ブラウザからAjaxでデータの要求/送信が行われ、サーバからJSONデータが返却される、ブラウザは受け取ったJSONデータを使用しJavaScriptによって画面の一部を書き換える
    • ③ つまり、SPAは本来的な意味での「画面繊維」は発生しないのである

実装する機能一覧

データベースとURLを設計するために、写真共有アプリの機能を洗い出します。
* 写真の一覧を表示する
* 写真を投稿する(会員のみ)
* 写真にいいねを付ける(会員のみ)
* 写真からいいねを外す(会員のみ)
* 写真からコメントを追加する(会員のみ)
* 写真に付けられたいいねの数を表示する
* 写真に付けられたコメントを表示する
* 会員登録する
* ログインする
* ログアウトする(会員のみ)

データベース設計

必要なテーブル

  • photosテーブル
列名 PRIMARY UNIQUE NOT NULL FOREIGN
id VARCHAR(255)
user_id INTEGER →users(id)
filename VARCHAR(255)
created_at TIMESTAMP
updated_at TIMESTAMP
  • commentsテーブル
列名 PRIMARY UNIQUE NOT NULL FOREIGN
id SERIAL
photo_id VARCHAR(255) →photos(id)
user_id INTEGER →users(id)
content TEXT
created_at TIMESTAMP
updated_at TIMESTAMP
  • likesテーブル
列名 PRIMARY UNIQUE NOT NULL FOREIGN
id SERIAL
photo_id VARCHAR(255) →photos(id)
user_id INTEGER →users(id)
created_at TIMESTAMP
udated_at TIMESTAMP
  • usersテーブル(Laravelにデフォルトで用意されている)
列名 PRIMARY UNIQUE NOT NULL FOREIGN
id SERIAL
name VARCHAR(255)
email VARCHAR(255)
password VARCHAR(255)
remember_token VARCHAR(255)
email_verified_at TIMESTAMP
created_at TIMESTAMP
updated_at TIMESTAMP

ER図

※テキストで表現する方法を模索中

Web APIのURL設計

WebAPIとは?

Ajaxでデータ要求/送信を受け取ってJSONデータを返却するサーバサイドのプログラムをWebAPI(または単なるAPI)と呼びます。SPAの場合はこのWeb APIについてもURLを設計する必要があります。

普通のWebページ(マルチページアプリケーション)とWebAPIの違い

(使用できる)HTTPメソッドの種類が違う

  • マルチページアプリケーション
    • GET
    • POSTの2種類
  • WebAPI
    • GET
    • POST
    • PUT
    • PATCH
    • DELETE

なぜ上記のような違いが出るのか?

マルチアプリケーションの場合

マルチページアプリケーションはサーバーへのリクエスト発行をアンカーリンク(<a>)とフォーム送信(<form>)に頼っています。アンカーリンクはGETリクエストを発行しますし、フォーム要素のmethod属性はGETとPOSTしかサポートしていません。

WebAPIの場合

WebAPIはAjaxによってリクエストを発行するので上記の制約はありません。HTTPの仕様として定義されているメソッドはすべて使用できるというわけです。具体的には以下の5種類のHTTPメソッドを使うことが出来ます.

メソッドの種類

メソッド 意味
GET リソースの取得
GET リソースの新規作成
PATCH リソースの一部変更
PUT リソースの置き換え
DELETE リソースの削除

「リソース」というのは少し抽象的な表現ですが、「ユーザー」「写真」「商品」「ツイート」などリクエストにより操作したい対象のデータを指します。

WebAPIのURL設計

  • 使用できるHTTPメソッドの違いはURL設計にも影響します。WebAPIの場合は使えるHTTPメソッドをフル活用した設計の考え方をするのが一般的です。

URL設計の具体例

マルチアプリケーションの場合

具体例で考えてみましょう。あるアイテムの新規作成、編集、削除のURLを設計するとします。マルチアプリケーション流に考えると以下のようになるでしょう。

POST / items / create # 新規作成
POST / items / update # 編集
POST / items / dekete # 削除

データの処理を依頼するためのメソッドがPOSTしかないので、ざっくり画面を要求するだけの時はGET、それ以外のデータ処理を要求するときはPOSTとして、データ処理の要求内容はURLのパスで表現するという考え方です。

それに対して、WebAPIの場合

このケースをWebAPI流に考えると以下のようになります

POST /items     # 新規作成
PATCH /items   # 編集
DELETE / items # 削除

「itemをDELETEする」のように、URLが目的語でHTTPメソッドが動詞という形式になっています。データ処理の要求内容をHTTPメソッドで表現できるからこそ可能な設計ですね。

URL一覧

上記の説明を踏まえて、写真共有アプリで必要なWebAPIのURLは以下のとおりです。★マークがついているURLは認証済みでないとアクセスできません。

URL メソッド 認証 内容
/api/photos GET 写真一覧取得
/api/photos POST 写真投稿
/api/photos/{写真ID} GET 写真詳細取得
/api/photos/{写真ID}/like PUT 写真 いいね追加
/api/photos/{写真ID}/like DELETE 写真 いいね解除
/api/photos/{写真ID}/comments POST 写真 コメント追加
/api/register POST 会員登録
/api/login POST ログイン
/api/logout POST ログアウト
/api/user GET 認証ユーザー取得
  • 分かりやすいようにWebAPIの頭にはすべて/apiを付けています。

    • いいね数やコメント内容は写真一覧または詳細データに含みます。
    • いいねの付け外しをPUTDELETEで表現しました。外すのがDELETEなのはいいとして付けるのがなぜPUTかというと、まず同じ人間 が同じ写真にいいねを何個も付けることは現実的な仕様として考えにくいので新規作成を意味するPOSTは不自然だと思いました。またいいねはONかOFFの状態しかなく、一部だけ変更することはないのでPATCHも不自然です。仮にいいねを付けるリクエストを同じ写真に繰り返し行っても、置き換えを表すPUTであれば意味的に1個しかつかなそうな感じがするのでPUTを採用しました。
    • POSTがいいかPUTがいいかというような議論はあくまでURL設計を単体で見たときに分かりやすいか、美しいかを言ってるにすぎません。
    • HTTPメソッドの選択などのURL設計とプログラムの実装内容は関係がないことに注意してください。
    • 結局URLとそれに応答するプログラムはルート定義で恣意的に決めるのですから。
    • 論理的に不自然なURLを選択したからといってプログラムが正しく動作するかは別問題です。

API以外

API以外にサーバサイドで用意する必要があるURLは以下のとおりです。

URL メソッド 認証 内容
/ GET 最初にHTMLを返却する
/photos/{写真ID}/download GET 写真をダウンロード

フロントエンド

さて、最後に画面側のURLも載せておきます。
こちらはフロントエンド(Vue Router)で実現します。

URL 内容
/ 写真一覧ページ
/photos/{写真ID} 写真詳細ページ
/login ログイン・会員登録ページ

おわり

今回はここまで

参考資料

Webを支える技術 -HTTP, URI, HTML,そしてREST
HTTPの教科書

次回やること

次の章からコードを書いていきます。
まずはSPAプロジェクトの作成からVue Routerの導入まで進みます。

Vue + Vue Router + Vuex + Laravelで写真共有アプリを作ろう(3)SPA開発環境とVue Router

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