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CloudWatchLogsでRailsアプリのログを表示してみた

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はじめに

Railsアプリケーションを運用しているEC2上のログを、CloudWatchで表示するまでの手順をまとめました。
公式ドキュメントをベースに細かい部分も説明していきます。

CloudWatchLogsのメリット

  • 複数のサーバーがあってもログを一箇所に集約して管理できる。一々複数のサーバーにssh接続する必要がない。
  • EventBridgeなど他のAWSリソースとの連携が簡単。エラー発生したらSlackに通知することもできる。
  • Logs Insightsを使って高度な検索ができる

スクリーンショット 2021-12-20 15.48.47.png

前提

  • AWSアカウント作成済み
  • EC2インスタンス作成済み
  • OS: CentOS 7.6.1810

手順の概要

  1. ポリシーとロールを作成
  2. EC2にロールをアタッチ
  3. EC2にCloudWatchエージェントをインストール
  4. エージェント設定ファイルを修正
  5. EC2にアクセスキーを登録
  6. CloudWatchエージェントを起動

ポリシーとロールを作成

まずはポリシーを作成

  1. IAM > ロール > ポリシーを作成 を選択
  2. JSONタブを選択し以下テキストをペーストし、次のステップ:タグへ
{
  "Version": "2012-10-17",
  "Statement": [
    {
      "Effect": "Allow",
      "Action": [
        "logs:CreateLogGroup",
        "logs:CreateLogStream",
        "logs:PutLogEvents",
        "logs:DescribeLogStreams"
    ],
      "Resource": [
        "*"
    ]
  }
 ]
}

3. 何も入力せず、次のステップ:確認 へ
4. 名前と説明を CloudWatchLogsPolicyと入力し、ポリシーの作成

次にロールを作成

  1. IAM > ロール > ロールを作成 を選択
  2. ユースケースの選択EC2 を選択し、次のステップ:アクセス権限へ
  3. ポリシーの検索で先程作成した CloudWatchLogsPolicyを選択し、次のステップ:タグへ
  4. 何も入力せず次のステップ:確認へ
  5. ロール名とロールの説明に EC2Roleと入力しロールを作成

EC2にロールをアタッチ

  1. EC2 > インスタンス > (対象のインスタンス詳細画面) > アクション(画面右上) > セキュリティ > IAMロールを変更 を選択
  2. IAMロールに先程作成したEC2Roleを選択し保存

EC2にアクセスキーを登録

EC2とAWSを連携させるためアクセスキーを登録します

# EC2にssh接続後、設定ファイルを開く
vi ~/.aws/credentials

#アクセスキーとシークレットアクセスキーを記述する
[default]
aws_access_key_id = **********************
aws_secret_access_key = **********************

EC2にCloudWatchエージェントをインストール

OSごとにインストール方法が違うので注意。
本記事ではCentOS7.6.1810へのインストール方法を紹介します。
その他OSにインストールしたい場合は公式を参考にしてください。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonCloudWatch/latest/logs/QuickStartEC2Instance.html

# EC2インスタンスにssh接続した後、以下コマンドを実行

# setup用のシェルをダウンロード
curl https://s3.amazonaws.com/aws-cloudwatch/downloads/latest/awslogs-agent-setup.py -O

# setupシェルを実行
# 選択肢を問われたら適当に回答。後で設定ファイルを編集するので適当に答えて大丈夫です。
sudo python ./awslogs-agent-setup.py --region ap-northeast-1

# 上記コマンドでエラー出たらこちらを実行
sudo python3 ./awslogs-agent-setup.py --region ap-northeast-1

エージェント設定ファイルを修正

EC2からCloudWatchLogsにログを送る際の設定ファイルを修正します
筆者はEC2上で運用しているRailsアプリケーションのログをCloudWatchLogsで見たかったので、以下の書き方になりました

# 設定ファイルであるawslog.confを開く
vi /var/awslogs/etc/awslog.conf

# ファイルの末尾に[/var/log/messages]から始まる部分があるのでそこを以下に書き換える
[/aws/ec2/hoge_production]
# 日付のフォーマット。お好きな形式で。
datetime_format = %b %d %H:%M:%S
# EC2インスタンスからCloudWatchLogsに送るログファイルを指定する。今回はhogeアプリのproduction.logを指定。
file = /var/www/applications/workspace/hoge/log/production.log
buffer_duration = 5000
log_stream_name = {instance_id}
initial_position = start_of_file
log_group_name =/aws/ec2/hoge_production

エージェント設定ファイルの詳細知りたい人はこちら
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonCloudWatch/latest/logs/AgentReference.html

CloudWatchエージェントを起動

エージェント設定ファイルを修正したらエージェントを起動します

# サービス起動
sudo service awslogs start

# システム起動時に毎回自動でサービス起動したい場合はこちらも実行
sudo chkconfig awslogs on

CloudWatchLogsを確認

CloudWatch > Log groups > /aws/ec2/hoge_production(エージェント設定ファイルのlog_group_name) > Log streamからログを確認

Railsアプリケーションから吐き出されるEC2上のログがCloudWatchLogsに表示されているはずです!
もしログが作成されていなかった場合はEC2上の/var/log/awslogs.logを見てデバッグしましょう

参考文献

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