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お題は不問!Qiita Engineer Festa 2023で記事投稿!

(BizRobo!)内蔵ブラウザ(Webkit)でサポートしないJavaScriptを一部実行可能にする方法(Polyfill/ポリフィル)

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はじめに

BizRobo!の内蔵ブラウザのWebkitでは、JavaScriptの規格であるECMAScript 5はサポートしていますが、
ECMAScript 6で追加された記法は対応していません。
そのため、新記法で書かれたJavaScriptを利用しているWebシステムの操作をうまくできないことがあります。

その場合、内蔵ブラウザの一つであるChromiumブラウザやデスクトップ上のブラウザを起動して操作する等の方法もあるのですが、
Webkitのままでも、v10.4から追加されたポリフィル(Polyfill)機能により、ECMAScript 6の一部が実行可能になっています。

今回はその設定方法について記載します。
公式ナレッジにそういう記事がなくて他のメンバーに共有できなかったので、半ばそのためのメモ書きな感じです。

設定方法

まず、ロボットを開き、ロボット設定を開きます。
ロボット設定.png

デフォルトオプションの「設定」から
デフォルトオプション.png

「JavaScript実行」タブに移動後「JavaScriptポリフィル」の「+」をクリックし「すべて」を選択
ポリフィル追加.png

これでポリフィルの設定ができます。

また、変数宣言でECMAScript 6から追加された「let」を使用している場合もありますので、「var」に置き換えることで動くこともあります。
こちらも設定してみましょう。

「JavaScript変更」のの「+」をクリックし「テキストフォーマット」⇒「テキストの置き換え」を選択
テキストの置き換え選択.png

「let 」を「var 」に置き換えるよう設定します。
let置換.png

必ず、「let」にも「var」にもそれぞれ後ろに半角スペースを入れるようにしてください。
でないと、変数宣言時だけでなく、JavaScript中に「let」の文言が入っているものがすべて置き換わってしまいます。

これで設定は完了です。

しかし、これでもうまく動かないものは多々ありますし、
その後のWebシステムの改修でもやはり動かなくなることがあります。
また、他にもうまく動かない場合の対処は色々あります。

その場合はまた別の方法を試したり、Chromium等での操作を試してみましょう。
BizRobo!CAMPUS!!の第7回 Chromium編では、今回のポリフィルの設定方法以外にも、
その他の対処方法やChromiumの使い方について分かりやすく解説しています。
興味のある方はそちらも見てみてください。

参考リンク

<ナレッジ>
・内蔵ブラウザエンジン(Webkit/Classic)でサポートしていないJavaScript
https://knowledge.bizrobo.com/hc/ja/articles/360031148771

<BizRobo!CAMPUS!!>
https://portal.bizrobo.com/ja/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/bizrobo_campus

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