はじめに
BizRobo!でCSVを開く際、デフォルト設定でファイル読込して開く場合、以下のようにCSV
として内部メモリ内に展開してCSV形式として表示させるか、テキストデータを変数に格納するかのどちらかがほとんどだと思います。
しかし、HTMLとして開くことも可能であることはご存知でしょうか。
※AI生成したテストデータなので実際の住所や個人名ではありません
今回はHTMLとして開く方法についての記事です。
設定方法
設定は簡単です。
「ファイル読込」ステップのオプションか、ロボットの設定を開き、[レガシー]タブを開きます。
レガシータブのフォーマット処理を以下のように「クラシック ローディング」にすることで、CSVをHTMLに変換して開くことができます。
ちなみにこの画面で「ExcelからHTMLへ変換」にチェックを入れると、ExcelもHTMLとして開くことができます。
HTMLとして開くと、以下のようにテーブルとしてHTML表現された状態で表示されます。
まとめと有用性
設定は非常に簡単ですが、CSVからの抽出方法に1つの選択肢が増えれば幸いです。
デフォルト設定でブラウザに開くと、そこから値を抽出する手段が「データ行繰り返し」をして1行毎にループを回して抽出するしかなく、特定のデータが含まれる行のデータのみ利用したいときは、一度抽出した値で判定処理をし、合致したときだけ後続処理に進ませる動作をさせる必要があります。
しかし、HTMLとして開いた場合は、通常のWebサイトを開いた場合と同様の動作ができるため「名前付きタグ設定」をしてそのタグと同じ行や列の値、そのタグの後にある値のみを抽出するということも可能で、自由度が高くなります。
もちろんテキストとして抽出して正規表現やコマンドラインを駆使してどうにかできる方もいるとは思いますが、お手軽な方法の一つとして試してみてはいかがでしょうか。