ビットフラグでシフトを管理してみる

シフト時間なんかを時間（コマ）のチェックボタンで入力および管理をしてみます。
入力フォームには、0時から23時までのチェックボックスが並び、チェックのオン・オフでシフト時間を指定するとします。

form.php

<form method="post" action="insert.php">
<?php for($h=0; $h<24; $h++){ ?>
  <label>
    <input type="checkbox" name="hours[]" value="<?php echo $h; ?>">
    <?php echo $h; ?>時
  </label>
<?php } ?>
  <button type="submit" name="mode" value="submit">送信</button>
</form>

チェックされた時間を1、チェックされなかった時間を0として文字列にします。
例えば、
9時から18時のシフトなら　000000000111111111100000
9時から11時、15時から18時なら　000000000111000111100000
といった風にします。
その文字列を「2進数→10進数」に変換してDBに登録します。

insert.php

// フォーム処理
if(isset($_POST['mode']) && $_POST['mode'] == 'submit'){
  
  $loginhours = $_POST['hours'];
  $loginbits = '';
  
  for($h = 0; $h < 24; $h++){
    // チェックされていたら1　なかったら0
    $loginbits .= (in_array($h, $loginhours)) ? '1' : '0';
  }
  
  // 2進数から10進数に変換
  $loginbits10 = bindec($loginbits);
  
  // 10進数に変換された数値をDBに登録
  $db->insert('shifttime', $loginbits10, "integer");
}

表示する時は、10進数から2進数に戻し、桁数を揃えて、配列に変換して利用します。

view.php

<?php
// ログイン可能時間
// DBから shifttime を取得
$shifttimes = (string) $db->shifttime;

$shiftTimeArr = array();

// shifttime を10進数から2進数に変換
$shiftTimeStr = (string) decbin($shifttimes);

// 桁を0で埋める
// e.g. "111111111100000" → "000000000111111111100000"
$shiftTimeStr = sprintf("%024s", $logintimeStr);
// 文字列を配列に変換
$shiftTimeArr = str_split($logintimeStr);

?>
<table>
  <tr>
  <?php foreach($shiftTimeArr as $s){ ?>
    <td><?php echo ($s == 1) ? "●" : "&nbsp;"; ?></td>
  <?php } ?>
  </tr>
</table>
<p>シフトに入っている時間は●で表示</p>

今回、シフト時間を例にしてみましたが、いろいろと応用が効きそうです。
時間（コマ）を30分単位にしたい場合は、桁数を2倍にして処理すればよいのですが、既存のデータもすべて桁を合わせる必要があるので、桁を変更する必要がある場合は注意が必要です。