はじめに
みなさん、こんにちは。
今回、バルセロナで開催されたFinOps X Europeに初めて参加してきました。
今後参加される方が、FinOps Xを存分に楽しむ為のTipsを残します。
FinOpsとは?
"FinOps is an operational framework and cultural practice which maximizes
the business value of cloud, enables timely data-driven decision making,
and creates financial accountability through collaboration between
engineering, finance, and business teams."
FinOpsのベストプラクティスや教育、標準化を通じてFinOpsを実践する人々を支援する非営利団体であるFinOps Foundationは、上記のように定義しています。
単純にクラウドのコストを削減するのではなく、ビジネスの価値を最大化する為のフレームワークやプラクティスがまとめられています。
参考: - FinOps Foundation, What is FinOps?
FinOps Xとは?
FinOps Xは、FinOps Foundationが主催するイベントであり、最新のトレンド、ベストプラクティス、ツール、技術について学ぶセッションが実施されます。
組織や国境を超えてFinOpsに関わる人たちがネットワーキングを行い、知識を共有することができます。
2024年はアメリカのサンディエゴとスペインのバルセロナで開催されました。
私は11/11から11/14に行われたバルセロナのイベントに参加しました。
FinOps Xを存分に楽しむためのTips
イベント参加前
- イベント会場に近いホテルを取りましょう。
今回はイベント会場にもなっているホテルに泊まりました。
自部屋での小休憩や移動の手間を省略できます。 - 事前申し込みが必要かつ人数制限があるセッションには、早めに申し込みましょう。
- LinkedInのアカウントは準備しておきましょう。
ネットワーキングで必要です。 - 出張不在中の業務は調整しましょう。
- 飛行機では時差ボケにならない程度に寝ましょう。
- FinOpsや各パブクラの認定をとりましょう。
日本国内ではAWS全認定者は飽和状態で価値が下がっていますが、
AWS全認定を持っているというと、現地では羨望の眼差しで見られます。
イベント中
- 積極的に参加しましょう。
恥はかき捨て。スピーカーやブースの展示員を捕まえてガンガン質問をしましょう。
パブリッククラウドが主催するイベントに比べると参加者数が少ないため、
各社のFinOpsのミッションを担うエグゼクティブと会話ができたりします。 - 会話ネタ/雑談ネタを用意しておきましょう。
イベント主催元であるFinOps Foundationは参加者同士のネットワーキングを推奨しています。
朝食/昼食/ディナー、エレベータでの移動中に話しかけられる、話しかけるチャンスがたくさんあります。
是非参加者と会話をしましょう。
会話ネタ/雑談ネタに困らないように、事前にいくつか考えておくことを推奨します。- ネタ例1:今日のキーノートの話○○だったよね。
- ネタ例2:FinOpsにどう関わっているの?
- ネタ例3:日本からのロングフライトかつ時差ですごい眠いんだよね。with 大げさな眠いリアクション。
イベント後
イベントで得た情報をアウトプットしましょう。←私は今ここ。
終わりに
FinOps X Europeで発表された内容については、以下のFinOps Foundation Insightsや公式Youtubeに公開されています。
興味のある方は、そちらを見てください。
- Keynote Day 1: Themes in FinOps at X Europe 2024
- Keynote Day 2: Themes in FinOps at X Europe 2024
- FinOps Foundation 公式Youtube動画
FinOps自体は日本での注目度はまだ高くありませんが、グローバルでは広く取り入れられています。
本記事が今後FinOps Xに参加される方の参考になれば幸いです。
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