Pyhon 辞書(dict)のループ処理(for)をするときの要素関係
Pythonの辞書dict
の中のシーケンス要素をfor文でループ処理をする時、key()
,value()
,items()
を使用することで辞書に対して指定したキーや値の組み合わせで要素を取り出すことができる。
そもそもPythonでいう辞書(dict)って?
簡単に説明すると、Pythonコード内で定義できるデータの持ち方の一つです。
他にもリスト(list)、タプル(tuple)があります。
※Pythonのデータの持ち方については、他記事で記載します。^^
辞書の例
d = {'key1': 1, 'key2': 2, 'key3': 3}
-
キー:値
の書き方で値を設定すること
今回はkey1
がキー、1
が値 -
{}
で囲むこと - 辞書内に要素を複数入れたい場合は
,
で区切って設定すること
そのまま辞書オブジェクトをfor文で実行すると、key
が取得される
辞書作成
d = {'key1': 1, 'key2': 2, 'key3': 3}
実行コード
for k in d:
print(k)
keys(): 各要素のキーに対してforループ処理
上述のように辞書要素に対して、ループ処理(for文)でそのまま実行するとkey
が取得できるが、
視覚的にわかりやすくするためにもkey()
メソッドを使用する
実行コード
for k in d.keys():
print(k)
values(): 各要素の値に対してforループ処理
要素の値value
に対してループ処理(for文)を実行するには、value()
メソッドを使用する
実行コード
for v in d.values():
print(v)
items(): 各要素のキーと値に対してforループ処理
要素のキーkey
と値value
の両方の値に対してループ処理(for文)を実行するには、item()
メソッドを使用する
実行コード
for k, v in d.items():
print(k, v)
辞書から抽出した値は、リスト化やタプル化が可能です。
そちらについては後日追記致します。(2023/07/23)