概要
コンテナの構成内容を記述するdockerfileや、コンテナの構築手順を記述するdocker-compose.ymlファイルは、デフォルトのファイル名が決まっており、それぞれdockerfile
、docker-compose.yml
となっています。
しかし、開発環境と実環境で構成を変えるため、それぞれの環境での構成方法を、ファイル名を変えたかったので、両ファイルにおいてデフォルトのファイル名以外のファイル名を指定する方法をメモ。
dockerfile
dockerfileからイメージを作るとき、ファイル名を指定する方法。
docker build -t [イメージ名] -f [ファイル名] .
例
$ docker build -t user/test -f Dockerfile_PRO .
docker-compose.yml
どのymlファイルを使用するかは以下のようにオプションを指定することで指定可能。
docker-compose.exe -f [ymlファイル名] [オプション] [コマンド] [引数]
例
$ docker-compose.exe -f docker-compose_PRO.yml up -d
docker-compose.ymlでdockerfileを指定するとき
docker-compose.ymlでdockerfileを指定してビルドするとき、
以下のように指定することでdockerfileのファイル名を変更可能。
- context : ディレクトリパス(dockerfileがあるディレクトリパス)
- dockerfile : dockerfileとして扱うファイルのファイル名
docker-compose.yml
container1:
build:
context: "./container1_Dir"
dockerfile: "Dockerfile_PRO"
上記の例では、./container1_Dir/Dockerfile_PRO
がdockerfileとして認識され、ビルドされる。