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三ヶ月エンジニアコミュニティ運営した振り返り

Last updated at Posted at 2025-07-14

最近記事を書く頻度が落ちてきて焦りを覚えてきている Xu です。

さて、以前から投稿させていただきましたエンジニアコミュニティ千住Meetup!も先月で三ヶ月(1Q)くらい運営したので、ここら辺で一回振り返りをしようかなと思います。

■千住MeetUp! についての参考記事

ただただ長いだけのポエム的なものなので、興味ある方はぜひ最後までお付き合いください。

目次

1. 始めたきっかけと当初の目標

実はこのコミュニティ、一番最初は友達 4 人グループの小型勉強会やろうとしただけでした。
とあるゲームを通じて知り合って、以前から仲良くしていた友達 3 人と偶然仕事の話をしたときに、自分以外にも 2 人がエンジニアをやっていると知りました。

みんなそれぞれ分野が違ったので、「それ触ったことない」「これ知りたい」といった会話から「じゃあどこかフリースペース借りて情報共有とか教え合ったりできたらいいね」と思い至りました。

事前調査

まずは場所を選定しようとそれぞれの住所と職場を調べた結果、北千住と上野が一番集まりやすいと結論つきました。
上野はなんとなく高そうだし競争率高そう、と思って一旦北千住のフリースペースを検索。

■参考プラットフォーム

今までのもくもく会とかに参加した経験で、集中すれば 1,2 時間はあっという間だし、 4 時間くらい取っておくかと調べると、大体 6-8 人で 4 時間利用料金 4000-5000 円ほど。

「それなら 4 人だけでじゃなくて、もっと人を集めてみてもいいのでは、来なくてもまあ一人 1000 円だしなー」

そんな中、試しに Connpass で北千住のもくもく会・勉強会を検索してみる。

■Connpass

意外とあんまりない、楽しそうなのが 1 件あるけど都合悪く参加できず...

image.png
(千住Devさんとの話はまたいつかの機会に)

「ならばここで自分が新しいのを立ち上げればブルーオーシャンなのでは?」
と薄っすら思ってたなか、以前妻との会話を思い出しました。

Xu「なんで北千住ってこんなに美容室が多いんだろう」
妻「(千葉や埼玉の女性は)東京の美容師に切ってほしいんじゃない?」

そうだ、同じように千葉や埼玉のエンジニアもきっと東京のエンジニアと交流したいはず。
千葉からは北千住か東京が行きやすくて、埼玉民は池袋か上野か北千住を植民している話は前からよく聞く。

そう考えているうちに、「これはやるしかない」と思い至り、ついには 3 月 8 日に初回もくもく会を開催しました。
image.png

画像にある募集人数は Connpass から応募いただいた方のみで、別ルートや個人の知り合いを入れて 10 人お越しいただけました。

2. 開催回数と頻度

初開催で 8 人部屋が座れなくなるくらい人が来るものでしたので、3 月中にもう一度開催したらどうだろうかと 30 日に再度開催。
席が足りなくなることを考えて、自分以外 7 人までに制限して募集をかけ、当日キャンセル一人出してほぼ定員でした。

image.png

4 月は当方の結婚式があり、月末に一回だけ開催し、これも満員。
image.png

このことから、月 2 回の開催をキープできるようにしたいと思いました。

今日(7 月 14 日)時点ではすでに 7 回開催し、ほぼ月 2 回をキープできていると言えるでしょう。

3. 参加者について

現在千住Meetup! には 44 人のメンバーが Connpass にて参加されてます。
image.png

一時期は毎日に数人増える週が続いたりなど、ワクワクすることばかりです。
実際に、一部イベントベースでブックマークしたり、Connpass 上メンバーとして参加していないが、機会があれば来ていただける方もいます。
使い方は人それぞれなので実際の数字を得るのは難しいかと思います。

参加者の中には、部長課長やられている方から新卒や学生、全く別業界の初心者もいれば、フリーランスで請負の仕事をやりながら個人の製品を作られている方もいるため、個性が強い傾向が見られます。

毎回懇親会の参加率が高いため、比較的お酒好きなメンバーが多いと思います。

技術スタック的に割合として多いのはデータ系のエンジニアなのが、北千住という土地と何か繋がりがあるのか不思議です。
(足立区は東京都全体でも学力が低い地域と言われているのに数学得意そうな人が多いのはなぜだろうか。)

4. 盛り上げるための施策

まずは人を!

どの業界でも恐らく集客が組織維持の基本中の基本だと考えております。
そのため、今後コミュニティの方向を意思決定をしやすくするためにすべての参加情報を Salesforce で管理してます。

知り合いには毎回一人一人話しかけるのもお互いしんどいと思うので、公式アカウントを作りました。

image.png

また、Discord API や LINE API を連携することで手間なく簡単に最新イベント情報をお届けする仕組みを作りました。

■参考記事

また、同時に行動範囲で参加しているもくもく会などにも自分でコミュニティを始めたことを伝え、参加者を募集しました。

X でも専用アカウントを作り、関連コミュニティとの連携を強めています。

image.png

5. 1Q アナリティクス分析

ご存じの方も多いかと思いますが、Connpass にはアナリティクス機能があります。

image.png

恐らく深夜に一日一回のバッチ処理で PV/UU データを更新しております。

機能としては簡単なもので、PV/UU の時間推移と、それぞれの参照元割合が見えるくらい。

マーケティングチームと密接に動いた経験が少しあるため、受け売り程度でマーケティングの知識はありますが、現状では情報が少ないので、これをどのように使ったらいいのかと頭を悩ませております。

■一旦現状可能な範囲での考察

  • PV/UU のピークとオーディエンス(参加押してくれる人数)の繋がりは弱い
  • 公開初日と開催当日は必ずピークになるが、ほぼ参考価値はない、当日に至っては参加者が時間と場所を確認するのに開くのがほとんどかと
  • やはり Connpass からの PV が 8 割近いので、新規を取るチャンスは沢山あるが、改善余地があるとしたら日付か場所だと考えられます

表での集計

image.png
表に落として参加率を集計すると、Audience/PV でも Audience/UU でも 2%~4% が現実的なところ。
(Aduence につきましては、自分の参加申請分を除き、キャンセルした方も統計しております。)

PV と UU のピークは開催前の 3-4 日間になるが、実際 Audience には繋がらず、第 6 回は異常に参加者が多かったので、集計においては「ノイズ」として扱った方がいい気もします。

これらを踏まえると、決して当初想定していたほど影響力があるとは言えない。
パワハラ上司「数字は人格、数字を出せないやつに食わせる飯はねぇ」

■ノイズについて

6. 活動内容の振り返り

主にもくもく会を軸にやってきましたが、ただ黙々と作業する場にしたくないと個人的に思ってます。
(自分の場合は一人でも無言でずっと作業できる性格なので、それだったらもったいない)
もくもくだけでなく、以下のようなセクションも入れました。

  • 皆さんがお互いに教え合い、情報交換をしてくれるよう、初回から初級講習なども設ける

  • ほぼ毎回懇親会も実施し、作業に関係ない話や各々の情報を交換する場として付加価値を出す
  • ハンズオンも実施し、短時間で集中して学びたい参加者のニーズに合わせて工夫
    ■参考記事

  • 自分だけでなく、参加者にも LT をしていただけるように初心者の 1Q 学習進捗報告をしていただき、全体的に LT のハードルを下げるなど

7. 活動拠点について

当コミュニティはレンタル会議室→作業用カフェ→中華料理屋の二階といった感じで開催場所を転々としました。

image.png

北千住に根付いたコミュニティを目指しているため、他の駅での開催はあまりしたくなく(すぐ隣でアクセスがいいところがあるとかなら考えますが)、北千住の代表的なコミュニティとして皆さんに認識して欲しいとも考えております。

そこで開催場所をある程度固定することはアイデンティティに繋がると考えております。

やはり個人で月 8000-9000 円払って開催するのはお財布的に厳しいところがあり、参加費を取るにしても自分以外の参加人数が 8 人以下の場合、一人 500 円を超える参加費はあまりに図々しく、席を考えたら厳しく感じますね。

第 5 回と第 6 回は今年新たにオープンした知カフェさんを利用して開催し、最大 14 人まで入れる偽貸し切り環境で実施できました。

■知カフェ

交渉して千住Meetup! 専用の特別料金設定と店の壁で広告掲載を指定ただけるようにしていただきました。
各自料金を支払うような形であるため、実際一人当たりの参加費は多くなります。

第 6 回は記録的な参加人数と PV を作りましたが、参加者の負担を減らすために以前からお世話になっている中華料理屋さん、アダムアン・ホームキッチンのオーナーに、二階のスペースを午後 2 時~ 5 時の間当コミュニティで貸し切り、収益の 4 割とその後懇親会をそこで開催することを条件に交渉した結果、快く承諾していただけました。

■マダムアン・ホームキッチン

まだ本記事執筆時点ではまだ一回しか開催しておりませんが、当店二階は最大 20 数人まで座れ、お昼時でも比較的静かで、参加者の負担を 500 円に抑え込めたので、主にこちらを拠点にしていこうかなと思います。

8. まとめと今後の進展

三ヶ月本業をする傍ら、コミュニティを運営してきた感想を一言でまとめると:

思ったより簡単で思ったより難しい

想像以上に皆さん参加してくれるし、お金払ってでも参加したいと言ってくれる方もいました。
一方で、想像以上に数字が伸び悩む段階が来るのが早く、当初のマーケティングプラン的にはなかなかうまくいっていない部分もある。

今後まずアクションとしてやっていきたいこと:

  1. LT をするメンバーを増やす
    やはり、コミュニティの活気を維持するためには同じ人がアウトプットしても知見に限界があり、聞いているだけだと参加度を感じないメンバーも出てくると予測できます。
    現在の参加度を維持するためにも、初心者から上級者まで様々な層が何を得られるような場にすることが大事です。
  2. 運営メンバーを増やす
    伸び悩みがあるとは言え、確実に拡大し続けているコミュニティであるため、一人では到底限界があると思ってます。
    実際プライベートで忙しくなると開催頻度も維持できない可能性が出てきます。
    地理的な原因でなかなか運営を手伝ってくれる参加頻度が高いメンバーを確保することに現在苦労してます。
  3. 企業を巻き込む
    コミュニティの発展の先に何があるのかと考えたときに、より多くのものを巻き込めた方が可能性が広いと考えてます。
    また、企業が参入することで、1. と 2. をカバーすることができ、こちらのメンバーが持っているスキルを企業側が参考にすることもできれば、こちらの学習中のメンバーが企業の方から現場での経験を得ることもできると思います。
    現在は飲食店が参入しておりますが、北千住に根付いたコミュニティであるため、当地の IT 企業や団体と Win-Win な関係にできれば北千住地域に新たな活気を取り入れる未来もあると考えてます。

あとがき

ここまで読んでいただいてありがとうございます。
もしも参加してみたい、何か当コミュニティとコラボできそうと思われた場合は、ぜひ活動にご参加・ご連絡いただけますと幸いです。

長々付き合っていただき、誠にありがとうございます。
また次の記事でお会いしましょう。

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