はじめに
鈴鹿高専アドベントカレンダー4日目の記事です。
時間がないので省力化仕様にしよう(殴
背景
プロト基板を作る際によくお世話になるUEWですが、流石に0.16mmとなると手でもって配線するのはしんどいですよね。
そこで、今回は市販のシャーペンを改造してワイヤリングペンを自作してみることにしました。
必要なもの
- 3Dプリンタ
- 安いシャーペン(今回は0.3mm)
- ボビン巻きのUEW(秋月で売ってる)
シャーペンは某驚安の殿堂で買ってきました。300円しないくらいだったかな。
今回のために3Dプリンタ買いました、思ったより安くてクオリティも高かったです。
つくりかた
写真撮ってないんですが、まずシャーペンの送り出す部分をペンチでねじ切ります。あとクリップも邪魔なので外します。
次に適当に採寸して適当にボビンを保持する部分を作ります。
設計したら刷ります。
左は最初に設計したものですが、思った以上にキツキツにボビンを固定していて回らなかったので真ん中のようにちょっと緩くしました。ついでに意味もなくフィレットをつけてみたり。
右の奴はもっと小さくしてみたものですが、脆すぎてすぐに崩壊しました。
で、実際シャーペンに取り付けるとこんな感じ。
0.3mmのシャーペンに0.16mmのUEWを通すのは実は結構大変で、神経を使います。
気分は裁縫の糸通し、通るように祈りましょう。
一回中に入ってしまうともう一回通すのに5分くらい時間を食います。
使ってみる
手で配線するより圧倒的に楽ですが、手がプルプルして狙いが定まりません。慣れの問題でしょうか。
次にこれは適当に作ったアケコンの変換基板。
ピンの間を通しやすくなったので密度を上げての実装もできそうです。
感想
はじめて3Dプリンタ使って実用的なものを作ってみましたが、3Dプリンタの出力精度に驚きました。これが3万以下で手に入るってマジ?、って感じです。
皆さんも、3Dプリンタを買って自分の作業を効率化してみませんか?
おわり