typoじゃないです。
UDP-based Data Transfer Protocolを略してUDTです。
RakNetについて勉強したことをまとめるにあたってUDTも学んだのでこちらも軽くまとめようと思います。間違っているところがあったら教えてもらえると嬉しいですm(__)m
概要
UDTは、大きなデータを高速な通信回線で転送する際TCPではパフォーマンスが出ない問題を解決するために開発されました。またこのプロトコルはYunhong Gu氏が博士号の取得の際に研究し開発されたもので、研究者が手軽に独自の輻輳制御アルゴリズムを試せるように作られています。UDTはTCPによく似ているので、TCPのフロー制御と輻輳制御を先に学んでおくことをおすすめします。
UDTを使用することで、UDP通信に信頼性、輻輳制御、フロー制御が追加されます。
アーキテクチャ
- UDP上で設計されたトランスポートプロトコル
- SenderとReceiverをお互い持つ二重通信
- パケットベース
- 定期的なAcknowledgement (遅延ACKに近いのかな?)
- 輻輳制御はウィンドウ制御とレートコントロールをハイブリット
- AIMD
参考資料
http://udt.sourceforge.net/
https://en.wikipedia.org/wiki/UDP-based_Data_Transfer_Protocol