データ接続の違い
デフォルトは、ライブ抽出です。設定を変更しない限り、基本的にはライブ接続です。
また、すべての接続可能なデータを参照するためには、データ接続画面のその他から行います。
ライブ接続
・参照元データに都度アクセス
・データはリアルタイムで取得
・パフォーマンスはデータサーバーの処理速度に依存
抽出接続
・任意のタイミングでデータを圧縮し、抽出
・データは任意のタイミングで取得
・抽出ファイルは.hyper拡張子
データの違い
データ接続の変更
結合 (Join)
複数のデータソースを1つの新しいデータソースにまとめる方法
結合すると、1つのデータソースとして統一されてしまう。
ユニオン (Union)
複数のテーブルを縦に連結する方法
※列の構造が同じである必要あり。
ブレンド (Blend)
複数のデータソースを独立させたまま、特定のキーを使って関係を持たせる方法
※データの粒度が異なる場合に有効
リレーションシップ (Relationship)
複数のテーブルを動的かつ柔軟に関連付ける方法
※テーブル同士を結合するのではなく、独立したまま関連付けることが可能
リレーションシップとブレンドの違い
リレーションシップ
データの粒度を維持しながら動的に結合を行うため、パフォーマンスが高く、柔軟性がある。
ブレンド
事前に各データソースを集計し、その後で関係を持たせるため、異なる粒度のデータを扱う際に有効ですが、一部の機能に制約がある。
データの整理
グループ
フィールドの項目の一部をグループ化により、グループ化されたフィールドが生成される。
例:ABCDEという5つのデータが存在したときにABCを"主要",EDを"その他"として分類する。
操作方法
・[データ]ペインの項目から作成
・ビューからグループで作成
また、グループは作成時に静的な関係を維持します。
例えば、ABCというグループを作成した際、データが更新された場合でもABCというグループは存在し続けます。
セット
グループ化を全般タブ・条件タブ・上位タブで行うグルーピング
セットは条件に基づいてメンバーが変わるため、データが更新されるとセットのメンバーも変わります。
動的に作動するということです。
用途: 特定の条件を満たすデータを抽出したり、上位・下位のデータを動的に表示する場合に使用します。
例:
フィルター
データを絞って表示させる機能
下記図の順によりフィルタリング
1.抽出フィルター (Extract Filter)
データソースからデータを抽出する際に適用される。
使用例: データベースから特定の期間のデータのみを抽出
-
データソースフィルター (Data Source Filter)
概要: データソース全体に適用されるフィルターで、Tableauにデータを読み込む前に適用
使用例: 特定の地域やカテゴリのデータのみを読み込む -
コンテキストフィルター (Context Filter)
概要: 他のフィルターよりも優先して適用されるフィルターで、他のフィルターの基準を設定
使用例: 特定の条件に基づいてデータを絞り込む際に使用 -
ディメンションフィルター (Dimension Filter)
概要: カテゴリカルデータに対するフィルターで、特定のディメンション(例:地域、製品カテゴリ)に基づいてデータをフィルタリング
使用例: 特定の地域や製品カテゴリのデータを表示 -
メジャーフィルター (Measure Filter)
概要: 数値データに対するフィルターで、特定の範囲や条件に基づいてデータをフィルタリング
使用例: 売上が特定の範囲内のデータを表示 -
表計算フィルター (Table Calculation Filter)
概要: 表計算に基づいてデータをフィルタリングします。これらのフィルターは、他のフィルターが適用された後に適用
使用例: ランキングや移動平均などの計算結果に基づいてデータをフィルタリング
アクション
- 発動条件選択やポイント時
・フィルタアクション:フィルター表示
・ハイライトアクション:ハイライト表示
・URLに移動:WEBサイトへ移動
・シートに移動:選択されたワークシートへ移動
Tableauでは、日付フィールドを扱う際に「日付部分」と「日付値」という概念があります。これらはデータの集計や表示方法に影響を与えます。
-
日付部分:
- 日付の特定の部分(年、月、日など)を抽出して使用します。
- 例えば、
DATEPART
関数を使用して、日付フィールドから月だけを取り出すことができます。この場合、結果は1から12の数値になります。
-
日付値:
- 実際の日付を特定の単位で切り詰めて使用します。
- 例えば、
DATETRUNC
関数を使用して、日付を月単位で切り詰めると、その月の最初の日付(例:2023年5月1日)として扱われます。
これらの違いを理解することで、Tableauでのデータ分析がより柔軟かつ効果的になります。
Tableauにおけるヘッダーと軸の違い
ヘッダー
- 定義: ヘッダーは、ディメンションや不連続フィールドを行シェルフや列シェルフに配置したときに作成されます。
- 表示内容: フィールドのメンバー名(例えば、カテゴリやサブカテゴリの名前)が表示されます。
- 用途: データのカテゴリやグループを示すために使用されます。例えば、製品カテゴリごとの売上を表示する場合、各カテゴリがヘッダーとして表示されます。
軸
- 定義: 軸は、メジャーや連続フィールドを行シェルフや列シェルフに配置したときに作成されます。
- 表示内容: 数値データの範囲やスケールが表示されます。例えば、売上金額や日付の範囲が軸として表示されます。
- 用途: データの量や範囲を示すために使用されます。例えば、時間の経過に伴う売上の変化を表示する場合、時間が軸として表示されます。
例
- ヘッダーの例: 「地域」フィールドを行シェルフに配置すると、「東部」「西部」などの地域名が行ヘッダーとして表示されます。
- 軸の例: 「売上」フィールドを列シェルフに配置すると、売上金額の範囲が軸として表示されます。