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PHP のサポート期間について(バージョンごとの一覧表あり)

※ 2018.05.20 バージョン7.3 について追加しました。


アクティブサポートは2年、セキュリティサポートは1年が基本

PHP は最初の安定リリースから2年間、フルサポートが行われます。

この間、報告されるバグやセキュリティの問題は順次修正され、「定期的に」リリースされていきます。

この2年間のサポートのことを「アクティブサポート」と呼んでいます。

アクティブサポートの2年間の後、

重要なセキュリティで問題が生じた時の解決のため、1年間のサポートが行われます。

このサポートを「セキュリティサポート」と呼んでいます。

セキュリティサポートのリリースは、必要に応じて行われます(つまり不定期です)。

こうして、トータルで3年間のサポートが完了すると、バージョンの寿命は終了します(サポートは行われなくなります)。

バージョン7になってからは、このスケジュールは忠実に守られています。


バージョンごとの一覧表


バージョン
初回リリース日
アクティブサポート
セキュリティサポート


5.3
2009/06/30
-
2014/08/14


5.4
2012/03/01
-
2015/09/03


5.5
2013/06/20
-
2016/07/10


5.6
2014/08/28
2017/01/19
2018/12/31


7.0
2015/12/03
2017/12/03
2018/12/03


7.1
2016/12/01
2018.12/01
2019.12/01


7.2
2017/11/30
2019.11/30
2020.11/30


7.3
2018/12/06
2020/12/06
2021/12/06

※ 2019.05.20 更新しました。

※ 5.3 ~ 5.5 までは Wikipedia から作成

※ 5.6 以降は、Supported Versions http://php.net/supported-versions.php から作成

※ 5系はサポート期間が一定ではありませんでした。

※ 7系になってからは、3年のサポートスケジュールが忠実に守られています。


日本のレンタルサーバの状況

2017年2月 、エックスサーバーは業界の中でもいち早く、PHP の推奨バージョンを、5.6 から 7.0 に切り替えました。

みなさんのところでは、移行は進んでいるでしょうか。

バージョン5系は、アクティブサポート、セキュリティサポートとも、2018/12/31 に既に終わっています

7.0でさえ、2018/12/08 に終了しています。5系より早かったところに注目してください。前述の一覧表のとおり、5系のサポートはマイナーバージョンごとに異なっており、今となってはそのスタンスは例外なのです。

レンタルサーバの業界では、2017年から7系への移行を始めていました。

それは、7系が5系と比較して、単純に速度が約2.5倍~3倍にあがり、バージョンアップするだけで、パフォーマンスが大幅に向上したからです。

サービスを提供する側としては、率先して7系にバージョンアップを進めていった、という状況だったのです。

もちろん、今でも5系を残しているサーバはあります。主として移行のため、と考えられますが、後述する WordPress がそうなのですが、そろそろ時間切れが迫っているようです。


バージョン5系のリスク

5系はライブラリが古くなったり、使えないケースが増えてきています。

オープンソースも速度とセキュリティの向上が見込める7系へどんどん移行しています。

2019年5月22日、WordPress はバージョン 5.2.1 をリリースしました。

このバージョンには、PHP 5.3.x からは、アップグレードすることができません。

また、 WordPress で5系を使い続けるのは、リスクが増える一方です。

人気のあるオープンソースだけに、年々、攻撃手法が高度になっているからです。

7系でバージョンアップすれば、セキュリティを強化できるプラグイン(Site Guard)を簡単に導入できるようになります。

セキュリティロックや、ログイン画面のURLの変更、画像認証などが簡単に行えるようになります。

※ SiteGuard はレンタルサーバで WordPress の「自動インストール」サービスを利用すると、必ずといっていいほど、バンドルされるプラグインです。


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最後に

7系になってから、サポート期間が3年と決まり、実際、月日まで正確にスケジューリングされています。

インフラ管理者には保守管理の計画が立てやすくなった、と言えるのではないでしょうか。

PHP8 は、さらにレベルの異なる高速化が予定されています。

パフォーマンスとセキュリティの向上を常に目指して、PHPのコミュニティは活発に働いています。

バージョンアップを負担と考えず、インフラ管理者とPhperには上を目指していってもらいたいと思います。