みなさんこんにちは
こむぎです。
今回は開発未経験の私が開発枠で内定をいただけたお話となります。
対象者としては、これからIT業界に転職する方、もしくは既にIT業界で働いているが
開発系に転職したい方です。
この記事は以下のセクションでお話を進めていきます。
私の経歴
私の場合、IT転職のため地方から上京してきたのですが
転職当時はコロナによるIT転職ブームで特に開発系への転職ハードルがものすごく
上がっていました。その中でも私がやりたいモバイルアプリの開発には正直手が届かないレベル(今思えば行けてかもしれない)でした。
その中で、とりあえず保守業務でもなんでも良いので実務に就こうと思い
都内の企業へ入社しました。
現在の経験は異業種から転職して実務1年ピッタリになります。
保守開発として今までお仕事をしていました。
保守開発といっても名ばかりで基本は運用保守といって良いと思います。
一応、実務ではJava,SQLなどを扱っていましたが、コードを書くといった業務は少なく
基本はコードを読むのが主体となります。
転職のために準備した事
私が開発未経験者に企業側の採用の立場で考えた時何を求めるのか。
その一点について考えました。憶測ですが
①普段からIT知識習得のため常時継続して学習を行っている
②一定レベルのコミュニケーション能力
③自社の需要とマッチしているか
④IT業務が自分の理想と乖離しすぎてすぐ辞めないか
の4点になるかと思います。
当たり前ですが、採用担当に説明するときは第三者視点でも納得のいく情報提示が必須になります。
①普段からIT知識習得のため常時継続して学習を行っている
1年間の取得した資格量で勝負しました。
私の場合、異業種からの転職で、既に私より前から働いていた人には実務経験期間では間違いなく負けます。
そのため、1年間の学習密度で勝負をしました。とった資格は1年で7個になります。
その中でも実務で使用しているSQLSilverとJavaGoldを取得し、現在の業務のために学習をしていることをアピールしました。
②一定レベルのコミュニケーション能力
これに関しては採用担当の方が直接判断するので特に準備の必要はないかと思われます。
面接だからといって緊張せず普段通り話せば問題ないです。
落ち着いて喋り、しっかり面接官と会話を噛み合わせましょう。
よくあるパターンが自己アピールに意識を取られて話が脱線するケースです。
これはかなりやばいので、相手の質問に対して的確に答えてください。
③自社の需要とマッチしているか
開発系の場合、その開発に携わる自分の成果が必須になります。
Web系なら自分のサイト。
モバイルアプリなら開発したアプリなど。私の場合、リリースはしてないもののgithub上で公開していただけになりますがリリースしていたら100点です。
将来の理想を実現するために努力しているか、作ったアプリ等で自社の需要とマッチしているのかなどが判断されます。
④IT業務が自分の理想と乖離しすぎてすぐ辞めないか
結構あるあるなのですが、『IT』というキラキラしたネームバリュー、リモート、高収入というワードに憧れてIT業系に転職してくる人がかなり多い印象です。
それ自体は悪いことではないのですが、いざ実務を行なってみるとプライベート等で勉強するのが当たり前でないとついていけない事実に直面します。そうなった際に、『IT業界で簡単に稼げると思ったのにダメだな』と辞めてしまっては
会社としてはまるっきり赤字です。そこで採用担当は未経験者に対してそこらへんを追求してきます。
面接官が『将来どうなりたいですか』という問いに関して、答えが浅い、答えられない人は当たり前に落とされます。
基本的に漠然とした理由で転職を行おうとしている人は、これに応えることが出来ません。
逆に将来性をしっかり答えられる人は、IT業界の現実を知っていると思います。
面接で聞かれたこと
以下、箇条書きになります。・実務でどういうことをやったのか
・転職を決意した理由
・現在何を勉強しているのか
・将来的には何をやりたいのか
・技術動向について
・希望年収
個人的には質問が少なかったような気がしていて会話ベースで探りを入れてきてる印象でした。
私はありのままを答えましたが、全ての質問に筋がとおってないとダメです。
私の場合、モバイル開発系志望なのになぜ運用保守開発のSEをやっていたのかなどですね。
面接官が技術動向にかなり詳しい方で(おそらく営業の方??)
アプリ開発での主体となるフレームワーク等についての会話などがありましたが
普段から常にアンテナ等を張って情報収集していれば余裕のレベルです。
とりあえずあるIT界隈で日常的に使用される横文字は知っておきましょう
採用に至った理由
結論、開発未経験枠の内定は完全にポテンシャル採用と言っても良いです。
しかし、『私はやる気があります』と主観で言っても何の確証もないので第三者視点で
しっかりと証明できるものを作りましょう。
言われたのは、
『業務で使用している言語に対してプライベートでも時間を使いキャッチアップしている』
『独学でモバイルアプリの学習をしている』
を言われましたが、正直何が採用基準を上回ったのか明確には分かりません。
今回の転職の失敗点
転職活動を通して『もっとこうすればよかった』を思うことがあります。
それは、『職務経歴書は細かく書いた方がいい』ということです。
私は実務1年といえどそんなに多くの業務はやっていない?と思っているので適当に書きましたが
面接の際、意外と深掘りされました。
その点で言えば、面接官の方に無駄な労力を使わせてしまったと思います。
IT業界に入る前の職務経歴は要りません(IT未経験時の転職は必要)
現在の未経験転職市場について
1〜2年前と比べるとだいぶ売り手市場になっている感覚があります。
面接の際、会社の売上高などを言われるのですが、過去最高利益を達成している会社がなぜか多かったです。
現在では未経験から給与が少ない会社(280万~300万)でもモバイルアプリなど研修付きで入れる企業もあるっぽいので探せばどこかしら良いところは必ずあると思います。
ハードルは多少上がりますが、しっかりしたポートフォリオ(解説もできるレベル)があれば
IT未経験でも年収350~400弱(残業別、賞与込み)のレンジで開発枠の内定を取るのはさほど難しくないと感じました。
(努力にもよりますが、1年程度で市場価値が100万近く上げられる(年収による)界隈で、最初の年収は個人的に気にする必要がない気がします...何を経験させてもらえるかの方が100万倍大事)