背景
フリーのWebエンジニアやってます。30で大学入って1年、アカデミックな部分やドキュメント化の重要性を理解しつつあるので、独学に関する心構えをちょっと整理してみようと思う。
"敵を知り、己を知れば、百戦危うからず"とは言うけれど実は己を知る方が難しくて敵を知るより大事なんじゃないかと思っている今日このごろ。
新人プログラマには結構役に立つかもしれない。ぬる~い精神論とゆる~い方法論の2部構成で出来てるよ。
関連記事としては
- ロシアの天才ハッカーによる【新人エンジニアサバイバルガイド】
- エンジニアで稼ぐために大切な13のコト
- WEBサービスで起業したい人に読んで欲しい18のコト
- [翻訳] 技術向上ガイド
- ”誰でも簡単に作れちゃう”が引き起こす、想像力と覚悟の欠如 - 外部リンク
心技体 | 精神論
ここがプロフェッショナリズムの部分になるんだけど、この定義が意外と難しい。
個人的には"安定したクオリティのサービス(商品)を安定して供給できる"事がプロの条件なんじゃないかと思う。ポイントはクオリティの良し悪しは関係なく安定していれば良い所にある。
後は自分の職業がどういう役割を持っているかを自分なりに理解していると更にいい。これは、自分の会社や環境、時代によっても変わるから、時間とともに見えてくる部分でちょっと哲学だけど例えば、
エンジニアは"作ったことがないものを作れる能力が必要だ"とか
デザイナは"問題の本質を理解し解決へ導く能力を求められている"とか
他人には余り理解できなくても大丈夫。というか個人的見解なので他人には押し付けないように。。
心
マインドセットというのがいかに大事かは最近特に感じる。
将来どうなりたいのかって具体的に自分のゴールを分かっている方がいい。
"楽して適度に金が入る仕事がしたい"でも"その道のすごい人になる"でもいいんだけど、
現実的な物を考える。今の激化していく競争社会だと"楽して適度に金が入る仕事がしたい"って言うもわりと競合がいっぱいいるのでそれなりにちゃんと取り組まないといけなくなってくる。
そこで心構えとしては、
- 謙虚さ
- 諦めないずに考えぬく精神
- 1を聞いて10を知る精神
- 素直さ
- 問題の80%は自分の中にあると考える
と言うのはいろんな意味で大事。面白い事にマインドセットが出来てるとやることが見えてくるので、必要な技術と体力は自然に身についてくる。
技
エンジニアでいうとこの辺りは"知識"とか"テクニック"になると思うんだけど。この辺りもわりと心の持ちようだと思う。時間は無限には無いので自分のゴールに照らし合わせて取捨選択して必要なものに関しては徹底的に磨き上げる。
- 知ったら試す
- 出来るまでやる
- 出来たら質を上げる
技は一種のツールとしても捉える事ができる。仕事を楽に効率よく進めるためにはその技術のマスタリティを上げるのが一番の近道だと思う。
体
マインドセットと技の鍛錬が出来てると割りと、体は出来てくると思うんだけど、逆に体を鍛えると技とマインドセットは安定してくる。体力があれば遊びにもいけるしいい事が多い。
- 健康が全ての基本
- 適度な運動をすると体も軽くなって疲れにくくなる
- ちゃんと休憩をする
守破離 | 方法論
最近は何かと学びやすい環境が整っていているし面白いものも沢山あって、それはすごくいいんだけど、結局目的がないとただ知っただけで何にも繋がらない。
この辺りが最初に出た"マインドセットが大事"って所や"エンジニアで稼ぐために大切な13のコト"や"”誰でも簡単に作れちゃう”が引き起こす、想像力と覚悟の欠如"に繋がってくる。
最近、問題解決手法としてのデザインが重要視される要因じゃないかとも思う。
守 (基礎)
守は基礎を作る段階、型を学んで会得する。
型と言うのは昔から受け継がれているモノって言う解釈だけど、
Web系じゃ余り昔からって物がないので、定番のものとかパターン、雛形なんかがそれに当たる
とにかく真似する。真似することで自分の中にモデルが出来上がってくる。
これが簡単なようで難しい。
なぜなら完全に真似できるには同じレベルのスキルが必要になるから。
具体的には自分の師になるサイトや本を一つ決めて
**マスター(何も見ずに型を再現)**できるまで繰り返し練習する。
この段階は最初のうちは新しいことが沢山でドンドン身について面白いけど
後半はあまり伸びなくなってあまり面白くなくなる。その辺りで脱落しないように気をつける。
この段階では常にセオリーやレシピみたいなものがあればそれに従う=守。
破 (変化 / 応用)
基本をマスターしたら型の改善や型から派生しうる
アイディアのテストなんかをして型やセオリーの真意、本質を理解する。
他の業種の知恵なんかを取り入れることは出来ないか見聞を広める。
この段階にではいろんなサイトやブログで記事学ぶよりも
自分の学んだものや考察を公開するポジションになる。
公開するのは人の為でもあるけど
自分の考えをまとめるきっかけになったり
そのアイディアが受け入れられるかのフィードバックを貰えるという点の方が重要
ブログを持ったりQiitaに記事を投稿すると良い。
レシピなんかがあればそれの改善を試みる=破。
離 (達人 | 独自性)
経営や独立、型を離れて独自の型やセオリーを作る段階。
オレオレCMSを作って公開したりウェブサービスを作たり
オリジナルのレシピを作る=離。
まとめ
基本的には目的ありき。
例えば"何かWebサービスを作ってお金を稼ぐ"事が目的の場合
それの最短方法を考えると、利益の出ているWebサービスの
デザインやビジネスモデル、マーケティングのパターン分析し徹底的に真似る
次に改善を考える、そして独自性のあるサービスへ移行するという流れになる。
技術ありきで考えたい場合にしても先に
どんな会社に入りたいか、もしくはどんな仕事をしたいか考える。
出来れば給料の相場も調べておくといい。
まとまったかな?
半分独り言みたいですが、意見やコメントがもらえると嬉しいです。