WIZnetがEmbedded World 2025に出展します!
WIZnet(ウィズネット)は、2025年3月11日~13日にドイツ・ニュルンベルクで開催されるEmbedded World 2025に出展します。ブース番号は**ホール3Aの140 (3A-140)**です。
Embedded Worldは組み込みシステム技術の世界的な展示会で、IoTをはじめ最先端のエレクトロニクス技術が一堂に会するイベントです。WIZnetはこの場で、当社の最新テクノロジーとソリューションを皆様にご紹介します。
今回の目玉は、WIZnetの新製品 ioNIC(アイオーニック) です。ioNICは “Internet Offload Network Interface Chip” の略称で、Raspberry Pi Picoで採用されているRP2040マイコンと、WIZnetの定番有線LANコントローラであるW5500を1チップに統合した画期的なSiP (System in Package) になります。小型・省電力ながらもTCP/IP処理をハードウェアで肩代わりするハードウェアTCP/IPオフロードエンジン(TOE: TCP Offload Engine)を搭載しており、マイコン側の負荷を大幅に軽減できます。つまりioNICを使えば、従来ソフトウェアで対応していたネットワーク処理をチップに任せることができ、開発者はアプリケーション開発に専念できるようになります。
ioNICの特長:
- プラグ&プレイ: あらかじめファームウェアが書き込まれておりユニークなMACアドレスも割り当て済みのため、追加のネットワークコードは不要です。電源と物理接続を用意すれば、すぐにEthernet通信を開始できます。
- 開発期間の短縮: 用意されたファームウェアを活用することでネットワーク機能を簡単に実装でき、製品の市場投入までの時間(タイムトゥマーケット)を大幅に短縮できます。
- カスタマイズ容易: 特殊な機能が必要な場合はファームウェアのカスタマイズにも対応可能です。用途に合わせて柔軟に機能拡張できるため、独自要件にも安心して適用できます。
WIZnetのブースでは、このioNICを搭載したデモンストレーションを実際にご覧いただけます。IoTデバイスや産業機器にシンプルで強力な有線ネットワーク接続を組み込む方法を、ぜひ体験してください。さらに、WIZnetが長年培ってきたハードウェアTCP/IPオフロード(TOE)技術による安定した高速通信が、どのように皆様のシステムに貢献できるかも注目ポイントです。
ぜひ会場のWIZnetブース(ホール3A, ブース140)にお立ち寄りください。 WIZnetのエンジニアが直接ご対応し、皆様のプロジェクトへの当社技術の活用についてご相談いただけます。
また、WIZnet製品をご利用中の皆様へ: もしEmbedded Worldにご参加で、WIZnetのチップやモジュールを組み込んだ製品・プロジェクトに携わっている方がいらっしゃれば、ぜひその情報をお聞かせください。他の参加者とのネットワーキングや、新たなコラボレーションの機会も歓迎いたします。
Embedded World 2025で皆様にお会いできるのを楽しみにしています!