Sonocottaの「HiFi Raspberry Pi Media Center」を使って高音質&安定ネットワークを実現しよう
Raspberry Piで音楽や動画を楽しむ場合、標準のオーディオ出力やWi-Fi接続だと音質面や接続の安定性に物足りなさを感じることがあるかもしれません。そこで注目なのが、Sonocottaが開発した**「HiFi Raspberry Pi Media Center」**です。
この記事では、本製品の概要や特徴、導入手順のポイントをまとめます。
製品概要
- 製品名: HiFi Raspberry Pi Media Center
- 販売ページ: Tindie
-
主な機能:
- アンプ・DAC搭載による高音質オーディオ再生
- IRリモコン(赤外線)対応で手軽に操作可能
- 電源管理機能を内蔵し、安全なオン/オフが可能
- WIZnetチップ/モジュールによる有線LAN接続で安定したストリーミング
Raspberry Pi上で高品質のオーディオを楽しみながら、IRリモコンや電源管理など便利な機能をまとめて実現できる拡張ボードです。
特徴
1. 高音質オーディオ
標準の3.5mmジャック出力よりもノイズを低減し、クリアなサウンドを楽しめます。内蔵アンプがあるため、小型スピーカーを直接ドライブすることも可能です。
2. IRリモコン対応
赤外線リモコンの受信部が搭載されており、音量調整や再生/停止などを手軽に操作できます。スマートフォンアプリやPCを使わなくても直感的なコントロールが可能です。
3. 電源管理機能
ラズパイ本体を安全にオン/オフするための管理回路を内蔵。長時間運用やリモート制御時のリスクを軽減できます。
4. WIZnetによる安定接続
有線LAN接続をサポートすることで、Wi-Fiが不安定な環境でもストリーミングが途切れにくいのが大きなメリットです。ハイレゾ音源や動画再生でも安心して使えます。
セットアップ手順の例
-
Raspberry Piに本製品を装着
- HAT形式の場合、GPIOピンにそのまま差し込むだけでOKです。
-
OSまたはディストリビューション選択
- Raspberry Pi OSやVolumioなどの音楽再生特化OSを用意します。
-
オーディオ設定
- ALSAやPulseAudioでDACを有効にする
- Volumioなどを使う場合、WebUIから簡単にデバイス設定が可能です。
-
IRリモコン設定
- LIRCなどを使用し、リモコンのボタンを割り当てます。
- OSやディストリビューションによっては標準サポートされているケースもあります。
-
ネットワーク確認
- WIZnetの有線LAN接続がOS側で正しく認識されているかを確認します。
- 安定した有線ストリーミング環境を構築できます。