今回は前回同様に未経験エンジニアがポートフォリオを作るにあたってこんな機能を取り入れたらどうかなって思うものを一つ紹介したいと思います。
僕が実務を経験した中で
「あ、この技術は未経験のうちに習得できそうだな」
と思ったものを提案していくので、難易度的にもそんなに難しくはないはずです。
Youtubeに同じ内容の動画を掲載しているので興味がある人は観てください
[未経験エンジニアはこんなポートフォリオを作ってみてはどうか②〜PDF出力編〜。]
(https://youtu.be/mfnwutjZbAQ)
あと、
【実体験をもとに】30歳未経験から独学4ヶ月でバックエンドエンジニアとしてWeb系自社開発企業へ転職するまでのロードマップ
という記事も書いてますので是非
では今回の内容はこんな感じ。
・機能紹介〜PDF出力〜
・意外とポートフォリオに取り入れている人は少ない
・なぜ取り入れておいた方が良いか
・導入するためには
・まとめ
##◾️機能紹介〜PDF出力〜
今回はPDF出力ですね
これは何をするのかパッと聞いて分かるとは思うのですが、目的としてはシステムの持つデータをきれいにまとめてPDFファイルとして出力するという事です。
だいたい皆さん「PDFファイルで出力」って動作はしたことあると思います。
(めちゃくちゃメジャーな機能ですからね。)
##◾️意外とポートフォリオに取り入れている人は少ない
僕の感覚ではあリますが、機能自体のメジャーさのわりに意外とポートフォリオに取り入れている人が少ない気がします。
何でそうなるのかっていうと、僕が見てきた限りですが多くの方が作成するポートフォリオって対個人を想定したアプリだからですね。
感覚的に7〜8割のポートフォリオが
「インスタグタムのようにユーザーが写真をつけて何かを投稿するとか個人が何かしら情報発信をする系」
って感じでした。
※投稿する何かっていうのはアプリの趣旨に依存しますが、例えば景色・動物・食べ物・趣味とかですね。
こういったアプリにおいてはあんまりPDF出力って必要にならないことが多いのでこの機能を追加していない人が多いと思います。
##◾️なぜ取り入れておいた方が良いか
世の中には対企業を想定したアプリを開発する企業がたくさんあるわけです。例えば経費の申請アプリとかタスクの管理アプリもそうですね。
特にベンチャー企業とかはこういったアプリを積極的に使う傾向がありますし、僕の勤務先も使っています。
対企業を想定したアプリになってくると、こういったデータの吐き出し機能はほぼ必須級かなと個人的には思いますし絶対にあって損はない機能って感じです。
だいたいどこの会社でも「見積書」とか「報告用の資料」とかでシステム内のデータを使う事は多いですからね。
今後対企業向けアプリを開発する企業の選考を受ける可能性もあるので、そういったアプリでよく使用されるPDF出力機能はとりあえずポートフォリオに入れておこうって事です。
例えば自分が作ったポートフォリオがインスタグラムみたいなものなら、投稿された日にちとか付けられたタグとかでデータを集計してPDFで出力する機能をつけると良いのではないかな〜って思います。
「6/20(土) 投稿数100」
「未経験タグ:投稿数 20、エンジニアタグ:投稿数10」
とかですね。
先の話ですが、JsやjQueryを使ってグラフ化できれば完璧です。
いきなり企業向けを想定したポートフォリオを作るのもなかなかハードルが高いものだと思うので個人向けアプリに導入するくらいでいいと思います。
そんなポートフォリオを携えて面接の時に
「自分のポートフォリオにはあまり必要ない機能かとは思いましたが、エンジニアとして仕事をしていく上でPDF出力機能はいつか必ず必要になるかと思ったので学習目的で取り入れました」
なんて言えれば
「お、こいつはちゃんと先のことも考えてる」
って思ってもらえますし、あまりないとは思いますが仮に選考を受けた企業の開発ツールがまだブラッシュアップされていなくてPDF出力機能が必要なデータに対して完備されていなければ
「御社のツールのOOのデータを管理しやすくするため、僕が入社したらPDF機能つけます」
みたいなことを言えれば、それが必要と判断されるかどうかはともかく未経験エンジニアの口から出てくる内容として上等なんじゃないでしょうか。
##◾️導入するためには
詳しい解説は行わないのですが、Ruby on Railsを使っている方であればwicked_pdfというgemを使用すればそこそこ簡単に導入できると思います。
このgemはインストール・初期設定・フォーマット用のHTMLを作成・controllerに4行くらい記述するくらいでとりあえず実装できます。
参考資料もたくさんあるので使い方はググればすぐ見つかるのも良いですね。
PDFを作成するだけではあんまり意味がないので、ダウンロードもできるよう設定するのも忘れないようにしましょう。
やり方はめちゃくちゃ簡単なので、Railsを使用されてる方なら「wicked_pdf send_data」とかで調べればすぐ見つかると思います。
前に紹介したwheneverよりは難易度が上がりますが、未経験の方でも十分実装できると思うのでぜひ調べてみてください。
◾️まとめ
今回はポートフォリオに追加する機能としてPDF出力機能を紹介しました。
紹介したのはPDFでしたが、CSVで出力する機能を実装しても全然構わないと思います。
ただCSVの方がちょっと難易度が高いです。
未経験エンジニアのポートフォリオというのは選考で使われるものだと思いますので、追加する機能に関してはより相手にヒットしやすいものをチョイスした方がいいと思います。
いかに自分が興味を持って取り入れたものでも相手から
「へーそうなんだよくわかんないけどがんばったね乙」
と思われるのはもったいないですよね。
なので「今後自分がどんな会社の選考を受けることになってゆくのか」を考えて、その会社で使っていると思われる機能を自分のポートフォリオに盛り込むのが一番手っ取り早いんじゃないかっていうのが僕の見解です。
今後もそういった観点で僕なりにお勧めの機能を紹介していきたいと思います。
はい、ということで今回は以上です。