0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

Data & Services パネル (Fabric Backend) の使い方

Last updated at Posted at 2022-03-31

目次

  1. はじめに
  2. [Data & Services]パネルの基本的な使い方
  3. 新機能「Project Service」について
  4. まとめ
  5. 参考

1.はじめに

今回は[Data & Services]パネルから各種バックエンドサービスの作成方法について説明します。

2.[Data & Services]パネルの基本的な使い方

Fabricの選択

  1. KonyアカウントでVisualizerにログインします。
  2. 画面右にある[Data & Services]を選択し、その直下にある三本線アイコンをクリックします。メニューが表示されますので、その中の[Open Fabric Console]を選択します。
  3. ポップアップ画面が表示され、[Use Existing]を選択します。
  4. 一覧の中から使用するFabricApp名を選択します。
    image003.gif

[Data & Services]パネルにおけるもう一つの重要なUIの変更は、Project Servicesのセクションです。Identity、Integration、Objectの各サービスは、[Use Existing]の下にまとめられるようになりました。

※KonyFabric項目
image.png

3.新機能「Project Services」について

[Use Existing]のサービスグループに、新しいサービスとしてバックエンドワークフローが追加されています。

image.png

Configure Newについて

次の新しいサービスの作成と利用ができます。
Identity、Integration、Object、Backend Workflow
※詳細な手順については以下で説明します。

Identityサービスの作成

  • Identity Serviceのタイプが基本的なものである場合、入力パラメータはユーザー名とパスワードです。
    OAuthのパスワード付与タイプのサービスでも、パラメータはユーザー名とパスワードです。他のすべてのタイプのOAuthサービスでは、入力パラメータはありません。
    SAML Identityサービスは、OAuthサービスと同様のパターンに従っています。
  • Identityサービスの操作は、ログインとログアウトの2種類を表示することができます。各操作に対して、SDKコードが自動生成されます。Identityサービスを編集するには、サービスを右クリックし、Editオプションを選択します。

新しいIdentityサービス作成手順は以下になります。

  1. Visualizerで対象プロジェクトを開きます。
  2. [Data & Services]パネルのリストから[Project Services]を選択します。利用可能なサービスのリストが表示されます。
  3. [Configure New]をクリックします。設定可能なサービスのリストが表示されます。
  4. [Authenticate]で任意のIdentityサービスを選択します。ここでは[Microsoft Active Directory]を選択しています。
    image.png
  5. [Configure Identity Service]画面が表示されるので、これを使用して Microsoft Active Directory サービスを構成する必要があります。必要なフィールドに詳細を指定し、[Save]をクリックします。
    image.png
  6. サービスが作成されると、プロジェクトサービス一覧に表示されます。あとは、そのサービスを直接フォームにドラッグ&ドロップすれば、使い始めることができます。

注: 「Data & Services」パネルは、Quantum user Store、Google、Salesforce、Facebookなど、あらゆるタイプのIdentityプロバイダーをサポートしています。
注: Google OAuth 2.0サービスでは、デバイスブラウザウィジェットの参照が必須です。このサービスでは、ディープリンクの URL は Quantum Visualizer によって自動生成されます。

Integrationサービスの作成

デフォルトでは、[Data & Services]パネルでIntegrationサービスを見ることができます。また、新しいデータソースを設定することもできます。
Integrationサービスを設定すると、リクエストとレスポンスのパラメータを表示することができます。

Integrationサービスの作成手順は以下になります。

  1. Visualizerで任意のプロジェクトを開きます。
  2. [Data & Services]パネルから[Project Services]を展開します。
  3. [Configure New]をクリックし、新しいIntegrationサービスを設定します。設定可能なサービスのリストが表示されます。
  4. [Data Integration]でIntegrationサービスを選択します。ここでは[Salesforce]を選択しています。
    image.png
  5. [Configure Integration Service] 画面が表示されるので、これを使用して Salesforceサービスを設定する必要があります。必要なフィールドに詳細を指定し、[Save & Add Operation] をクリックします。
    image.png
  6. サービスが作成されると、[Project Services]一覧に表示されます。あとは、そのサービスを直接フォームにドラッグ&ドロップすれば、使い始めることができます。

Objectサービスの作成

Objectサービスは、[Data & Services]パネルで確認することができます。また、新しいデータソースを設定することもできます。Objectサービスを構成すると、リクエストとレスポンスのパラメータを表示することができます。

Objectサービスの作成手順は以下になります。

  1. Visualizerで任意のプロジェクトを開きます。
  2. [Data & Services]パネルから[Project Services]を展開します。
  3. [Configure New]をクリックし、設定可能なサービスのリストが表示されます。
  4. [Data Integration]でObjectサービスを選択します。ここでは[Data Storage]のObjectサービスを選択しています。
    注: サービス一覧の [Data Integration]セクションに[Data Storage Object]サービスが用意されています。
    image.png
  5. [Configure Object Service] 画面が表示され、デフォルトで [Endpoint Type] が [Storage] で選択されています。
    [Data Storage Object]サービスの名前を入力し、必要なフィールドにその他の詳細も指定する必要があります。
    次に、[Save & Configure]をクリックしてオブジェクトデータモデルを構成するか、[Save]をクリックして新しいサービスだけを保存します。
    image.png
  6. サービスが作成されると、[Project Services] > [Objects]に表示されます。このサービスをフォームに直接ドラッグ&ドロップして、使い始めることができます。
    image.png

Backend Workflowサービスの作成

Backend Workflowサービスは、「Data & Services」パネルで確認することができます。Workflowを使用すると、さまざまなタイプのノードをドラッグ&ドロップし、必要なロジックに従って接続するだけで、バックエンドプロセスを可視化および設計することができます。

Backend Workflowサービスの作成手順は以下になります。

  1. Visualizerで任意のプロジェクトを開きます。
  2. [Data & Services]パネルから[Project Services]を展開します。
  3. [Configure New]をクリックし、設定可能なサービスのリストが表示されます。
  4. [Business Process]で[Backend Workflow]を選択します。
    image.png
  5. [Configure Workflow Service]画面が表示されます。
    image.png
  6. [Name]フィールドに[Backend Workflow]サービスの一意の名前を入力します。
  7. [Linked Object]リストから新しいWorkflowサービスのリンク先となるオブジェクト選択します。
    既存のObjectサービスを選択するか、新しいObjectサービスを作成することができます。
  8. [Nodes]ペインから、必要なノードをキャンバス上にドラッグ&ドロップしプロセスを作成します。
    [Backend Workflow]サービスの作成方法の詳細については、次のリンクを参照してください。
    https://docs.kony.com/konylibrary/konyfabric/kony_fabric_user_guide/Default.htm#Workflow.htm%23Create
  9. [Save]をクリックします。サービスが作成され[Project Services]リストに表示されます。関連するObjectサービスをフォームにドラッグ&ドロップし、使用を開始すると、Workflowサービスが起動します。

Project Servicesの使い方

このセクションでは、[Data & Services]パネルから[Project Service]を発見し、使用する方法について説明します。

Identity Project Serviceの使用法

Identity Project Serviceの使用手順は以下になります。

  1. Visualizerで任意のプロジェクトを開きます。
  2. Formを作成します。例:frmSample
  3. [Data & Services]パネルから[Project Services]を展開します。
  4. [Use Existing]をクリックします。利用可能なサービスのリストが表示されます。
  5. [Identity Service]をクリックします。[Select Identity Service]画面が表示されます。
  6. 利用可能なサービス一覧から必要なサービスを選択し、[Add]をクリックします。[Data & Services]パネルにサービスが表示されます。
  7. 使用するサービスを展開し、そのサービスのリクエスト/レスポンスを表示します。
  8. 適切なサービスをボタンにドラッグ&ドロップします。Identityサービスがフォームに関連付けられます。
    image023.gif
    こちらの手順は、Integrationサービス、Objectサービス、Backend Workflowサービスと酷似しています。

4.まとめ

今回、[Data & Services]パネルでのバックエンドサービスの作成方法について記載しました。
すぐに全ては覚えられないかと思いますが、この記事がVisualizerを使いこなすための助けになれば幸いです。

5.参考

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?