SAS Viya(サス・ヴァイヤ)はクラウド、オンプレスミス環境で使えるAIプラットフォームです。Webブラウザ上からビジュアル的に操作することもできますが、開発者やマーケター向けにはより使いやすいREST APIも用意されています。
REST APIはそのまま触れることもできますが、それでは面倒です。そこで使えるのが各種プログラミング言語用に用意されているSDKです。SASはPython/R/Java/Luaから利用しやすいSDKを提供しています。今回はAI、機械学習系としてはよく使われるPythonを使ってSAS Viyaを手軽に体験する方法を紹介します。
申し込みから開始
デモを体験するためには SAS Viya Developer Free Trial にて申し込みを行う必要があります。申し込み前にSASプロファイルを作成しておく必要があります。そして必要事項を入力後、 Sign me upボタンを押します。

そうするとYour SAS Viya reservation is readyというメールが送られてきます。このメールをクリックするとログインが求められます。この時のID、パスワードはSASプロファイルのIDとパスワードになります。
デモはJupyter Notebook
デモのページです。デモはJupyter Notebookなので、PythonとR、そしてSAS言語で提供されています。Pythonをクリックします。
幾つかデモのノートブックが登録されています。例えばTitanicPipefilterをクリックします。
順番に実行していくことで、タイタニックの生存者における決定木生成までを試せます。
途中 WARNING: License for feature 'Threaded Kernel Extensions for CAS' has expired and will stop working in 31 days. Contact your installation representative to obtain a renewal. といった警告が出るかも知れません。これはデモ版のために出ているメッセージなるので気にしないでください。
注意点
デモ版ではデータのアップロードはできません。あらかじめ用意されているものをお使いください。コードは自由に変更できます。
まとめ
Jupyter Notebookを使うことで、環境のセットアップなど不要ですぐにSAS Viyaを試すことができます。あらかじめデータも用意されていますので、Pythonを使ったAI/機械学習をすぐに体験できるでしょう。
ぜひSAS Viyaを体験してみてください!