ステップバイステップでgit logを自分流にカスタマイズする #Git

以下の手順を踏んでgit logをカスタマイズしていきます。

--onelineと--graphオプションではこんな見た目になります。

相対時間、作成者などの情報を付与して、色をつけて以下のような見た目にしていきます。

git log --format='%C(auto)%h %d %C(bold white)%s%Creset %C(brightred)%ch(%cr)%Creset %C(brightcyan)<%an>' --graph -n 5

必要な項目を追加する

最初の状態として、onelineオプションと、graphオプションを指定した状態を見せます。

pyenvのリポジトリでコミット数5個を表示しています。

git log --oneline --graph -n 5

ここから必要な項目を追加するにはformatオプションを使います。
onelineオプションには省略されたコミットハッシュと件名が表示されているので、%h（省略されたコミットハッシュ）と%s（件名）を追加します。

git log --format='%h %s' --graph -n 5

色がなくなると辛いですが、色は次の節でつけていきます。
コミットハッシュの後にある参照情報 (HEAD -> master, origin/master, origin/HEAD) がないので、%dもつけます。

git log --format='%h %d %s' --graph -n 5

コミットした時刻を追加します。2日前など相対的な時間も追加します。
コミット時刻は %ch 、相対時刻は %cr です。
相対時刻は () で囲みました。

git log --format='%h %d %s %ch(%cr)' --graph -n 5

最後にコミットした人 %an も追加します。
見やすくなるように <> で囲みました。

git log --format='%h %d %s %ch(%cr) <%an>' --graph -n 5

%C と %Creset で囲んだ範囲を、 %C の直後に指定した色で装飾します。

%C(色の指定) 〜〜〜 %Creset

()は見やすくするためにつけていますが必須ではありません。bold whiteなど複数単語を入力する場合は必要になります。

まずはgitにお任せする auto という指定があるので、autoを使ってみます。

git log --format='%C(auto)%h %d %s %ch(%cr) <%an>' --graph -n 5

参照情報まではいい感じですが、その後の項目はノータッチという印象です。
件名を太字の白 bold white にします。

git log --format='%C(auto)%h %d %C(bold white)%s%Creset %ch(%cr) <%an>' --graph -n 5

少し見やすくなった気がします。
同様に時刻を明るい赤 brightred 、作成者を明るいシアン brightcyanにします。

git log --format='%C(auto)%h %d %C(bold white)%s%Creset %C(brightred)%ch(%cr)%Creset %C(brightcyan)<%an>' --graph -n 5

今回は色の名前を指定していますが、RGBのカラーコードで自由に設定できます。
参考までに作成者名を #ff0ab3 の色をつけてみます。

git log --format='%C(auto)%h %d %C(bold white)%s%Creset %C(brightred)%ch(%cr)%Creset %C(#ff0ab3)<%an>' --graph -n 5

毎回入力していられないので、エイリアスを設定します。
今回は全リポジトリに適用されるようにホームディレクトリ直下の.gitconfigファイルにエイリアスを設定しました。
log以降のオプションをlgに短縮する設定です。

.gitconfig

[alias]
lg = log --format='%C(auto)%h %d %C(bold white)%s%Creset %C(brightred)%ch(%cr)%Creset %C(brightcyan)<%an>' --graph

最後までお付き合いありがとうございました。