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低い意識で応用情報処理試験をとにかく合格するためにやったこと

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2022年10月の応用情報処理試験を突破したときにやったことと、使った問題集を紹介します。
いろいろと事情もあり、とにかく合格基準の6割を取るという、低い志(こころざし)で挑んだ記録です。

午前問題対策

技術評論社さんの本で午前問題を対策しました。
【春期】【秋期】 応用情報技術者 合格教本 (情報処理技術者試験) 技術評論社

ゲーム感覚で過去問演習Webアプリを隙間時間にやり込みました。
解説の詳しさも十分と思いますが、特定のキーワードでもっと深く知りたいことがあったときは適宜検索して自分で調べました。

80問あって4択とすると、合格ラインの48問を取るには、38問を確実に取れれば、残り42問はサイコロ振っても10問は取れそう〜という運任せのマインドで、確実に得点できる問題数が38になるまで、得点できる問題の種類を増やしていきました。

どうしてもわからないキーワードやあやふやな記憶で思い出せないことがあるので、体に染み込ませて覚える計算問題は絶対に落とさないという気持ちで勉強しました。

午後問題対策

午後問題は重点対策の本で問題の傾向やコツをつかんで、過去問題集(パーフェクトラーニング)で仕上げました。

応用情報技術者 午後問題の重点対策 (重点対策シリーズ)

応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 (情報処理技術者試験)

午後問題は全部で11の分野があって、情報セキュリティーは選択必須で、残り10の分野から4つを選んで答えます。
広い範囲の中から得意なもので勝負するのか、選択できることを活かして当日の難易度に応じて問題を選択するか、分野が広いのでそれだけ戦略も色々考えられます。

私の戦略になりますが、確実に得点できる分野と切り捨てる科目を2つずつ選んで、残りの6科目は当日に難易度を見て解く問題を決める戦略にしました。
自分の知識や経験の偏りによって難易度のばらつきが大きい分野がいくつかある印象を受けたことが理由です。
なので、あまりおすすめはしないです。
後述しますが、素直に4科目、保険でさらに1科目くらいに絞った方が効率がいいと思います。

対策

最初に重点対策シリーズで分野ごとに2問ずつ問題を解いて、自分が今ある知識で得点しやすい分野の傾向を把握しました。
その中で、得点源にできそうな科目を2つ、切り捨てる科目を2つ決めつつ、残りの科目で得点しやすい分野順に優先度をつけて勉強しました。
重点対策シリーズの問題とパーフェクトラーニング過去問題集(4回分)は、切り捨てた科目以外はひととおり解きました。

得点しやすい分野の傾向を把握するのはいいことだと思いますが、ちゃんと受験するつもりの4科目をここで決めてその4科目を重点的に勉強した方がもっと高い点数が取れたような気がします。(反省)
どういう戦略がいいかは、業務経験やすでに持っている資格との兼ね合いで、得点源となる科目が決まってくるので、人それぞれだと思います。
色々な記事で、難易度について述べてありますが、あくまでも参考程度にして、自分で手を動かして解いた感覚が一番正しいです。

解き方の方針

試験慣れしている人にとっては当たり前のことばかりかもしれませんが、私が意識した解き方の方針です。

時間配分の目安

150分で5問なので、1問30分と考えてもいいのですが、私は過去問を解くときは1問25分を目安に解くことにしました。
5問を125分で解ければ、25分を見直しの時間に使えます。
本番は練習と違って丁寧に計算して時間がかかることもあるので、25分という時間でなれるようにしました。

これは私の戦略になりますが、最初の5分で全部の問題をざっと見て、解きやすそうな問題を選びました。

計算した結果と単位は再確認

電卓使えないので余った時間で計算結果は再確認しましょう。
そのために計算式はきれいに残しましょう。
単位はさりげなくk(キロ)がついてなかったり、G(ギガ)がついてたりするので、特に注意してください。

文書を読む前に何を問われているかを確認する

文書を読む前に何を問われているかを確認することで効率よく読むことができます。
読んでいる最中に回答文を組み立てるときに重要なところに線を引くことができて、回答時間の短縮につながります。

文書内で使われている言葉で記述を組み立てる

自由記述ですが、文書内で使っていないキーワードをあえて使う必要はほぼありませんでした。
ケースによっては文書内の言葉をほぼそのまま抜き出して正解することもあります。
採点する側からすると、自由記述でも採点者による採点のばらつきをなくすために何かしらの基準で点数をつける必要があるので、
いくら正しくても聞いたことのない未知の単語が書いてあったら点数をつけにくいのではないかと想像します。

各分野の傾向と対策や難易度

参考にならないかもしれませんが、各分野についての傾向と対策や私が感じた難易度を述べます。

科目 傾向と対策など 難易度 
情報セキュリティ セキュリティに関する用語をある程度覚えて、浅いネットワークの知識があれば、あとは国語の問題になると思います。とにかく過去問を解いて、馴染みのない単語は自分で説明できるくらいにして6割くらいは得点できるようにしました。 普通
経営戦略 とにかく文書が長いです。SWOT分析とかビジネスモデルキャンバスとか、マーケティング用語とか、広い知識が問われる印象です。問題を読んで何を言っているかわかりそうなら、国語の文章問題のレベルになると思います。回によって難易度が異なるので、私は問題を読んで解けそうと思ったら着手しました。 普通〜簡単
プログラミング 得意な人にとっては得点源になると思います。苦手だと思ったら無理しないで避けましょう。私はこれを得点源にしました。過去問を解いて凡ミスをしたらミスをした原因を追及しました。過去のIPAの講評を読むと正答率は割と高めな印象です。 簡単(人によりそう)
システムアーキテクチャ 割と簡単な印象ですが、メガとかキロなどの単位に気をつけながら計算しないと爆死します。 簡単な傾向
ネットワーク ネットワークの知識がある人にとっては得点源になると思います。私は知識が乏しいのでパスしました。 簡単?(ただしネットワークの知識があれば)
データベース こちらもDBの知識が得意な人にとっては得点源になりそうですが、正答率が低い回もあるようなので簡単ではない時もありそうです。私は得意ではないのでパスしました。 普通?(ただしDBの知識があれば)
組み込みシステム開発 割と易しめなのかなと思います。年によっては問題文から単語を抜き出すだけみたいなこともあります。 簡単
情報システム開発 UML知ってるとけっこう解ける回があります。もちろんそれだけではないので回によっては難しい印象を受けました。自分としては難易度の振れ幅が大きい科目に感じました。 普通
プロジェクトマネジメント 工数計算とかPERTとかリスクマネジメントなどなど、幅広い知識が問われる印象です。計算問題多めの時は割と解けました。 難しい〜普通
サービスマネジメント これはITILの知識をある程度知っていると取りかかりやすいと思います。あとは自社サービスを運用してる経験もあると解きやすそうです。知らない考え方や用語を問われることもあるので難しい回もある印象です。 難しい
システム監査 文書が長めです。システム監査とはどういう観点でどういうことをする人なのかという基本的な概念といくつかの独特の用語がわかれば、あとは国語の文書問題になります。私は性悪説に基づいて考えるのがポイントかと思いました。 普通

最後に

この記事が少しでも誰かの役に立てれば幸いです。

試験勉強中に参考にした記事

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