Vue.jsとは何か？
Vue.jsとは、軽量かつ柔軟なJavaScriptフレームワークであり、ユーザーインターフェースやシングルページアプリケーション（SPA）の構築に特化しています。直感的なAPI、リアクティブなデータバインディング、そしてコンポーネントベースの設計が特徴で、学習コストが低く初心者にも扱いやすい一方で、大規模なアプリケーションにも対応可能です。
なぜVue.jsを選ぶのか？
Vue.jsは、軽量で高速なフレームワークであり、初期コード時間が低く、パフォーマンスに優れています。さらに、そのシンプルで直感的なAPIと分かりやすいドキュメントにより、初心者でも短時間で習得できるため、学びやすさが魅力です。Vue.jsはリアクティブなデータとUIが同期し、変更が即時に反映されるため、ユーザー体験が向上します。また、コンポーネントベースの設計により、再利用可能なコンポーネントを使って効率的にアプリケーションを建築できます。最後に、Vue.jsは柔軟で拡張性が高く、単純なプロジェクトから複雑なシングルページアプリケーション（SPA）まで幅広い用途に対応できるため、非常に強力な選択肢です。
VueJSのインストール
ステップ1: Node.jsのインストール
Vue.jsはNode.jsを必要とするため、まずNode.jsをインストールします。
- Node.jsの公式サイトNode.jsからNode.jsをダウンロードします。
- 使用しているOSの手順に従ってNode.jsをインストールします。
- 以下のコマンドを使用して、インストールが成功したか確認します。
node -v
npm -v
ステップ2: Vue CLIのインストール
Vue CLIを使用すると、Vue.jsのプロジェクトを簡単に作成して管理できます。
- npmを使用してVue CLIをインストールします。
npm install -g @vue/cli - Vue CLIのインストールが成功したか確認します。
vue --version
ステップ3: 新しいVue.jsプロジェクトの作成
- 新しいプロジェクトを作成します。
vue create my-project
my-projectはあなたのプロジェクト名に置き換えてください。 - Vue CLIが構成の選択を求めます。デフォルトの設定を使用するか、必要に応じてカスタマイズします。
- プロジェクトを作成した後、次のコマンドでプロジェクトディレクトリに移動します。
cd my-project
ステップ4: プロジェクトの実行
- 開発サーバーを起動するには、次のコマンドを実行します。
npm run serve - ブラウザを開き、http://localhost:8080 にアクセスしてアプリケーションを確認します。
Vue.jsアプリケーションの基本構造
Vue.jsアプリケーションは一般的に以下のようなディレクトリ構造を持ちます。
my-project/
├── node_modules/ # 依存パッケージが格納される
├── public/ # 静的ファイルを格納するディレクトリ
│ └── index.html # アプリケーションのエントリーポイント
├── src/ # ソースコードを格納するディレクトリ
│ ├── assets/ # 画像やフォントなどのアセットファイル
│ ├── components/ # Vueコンポーネント
│ ├── App.vue # ルートコンポーネント
│ └── main.js # エントリーファイル
├── .gitignore # Gitで無視するファイルを指定
├── babel.config.js # Babelの設定ファイル
├── package.json # プロジェクトの依存関係とスクリプト
└── vue.config.js # Vue CLIの設定ファイル（必要な場合）
主なファイルとディレクトリ
- index.html: アプリケーションの基本的なHTMLテンプレート。
- main.js: アプリケーションのエントリーポイント。Vueインスタンスを作成してApp.vueをマウントします。
- App.vue: ルートコンポーネント。アプリケーションの主要なUI構造を定義します。
- components/: 再利用可能なVueコンポーネントを格納します。
- assets/: 画像やスタイルシートなどの静的リソースを格納します。
最後に
ここまでがVue.jsを学び始めるためのステップです。さらに詳しく学びたい場合は、Vueチュートリアルをご覧ください。次回の記事では、Vue.jsの使い方に関する例を紹介します。