概要
この記事で伝えたいことはタイトルの通りです。冗長なタイトルもまま役に立つ!
この記事は長々と書かれていますが、全部前置きなので読み飛ばして一番下だけ読んでも、なんなら次の記事から読んでもいいです。
私自身がゲームバリバリ作れるぜ!ってワケではないのですが、まあ、自身に向けた備忘録と、ついでにUnityでの開発に興味がある人に向けてと、あと何よりこうやって書いておけばUnity開発つよつよの誰かからマサカリ(ようするに指摘)が飛んできて勉強になったりするかもしれない、という期待を込めて。
ちなみにVRCHATer向けとは書いていますが、別に関係なく初心者向けでもあるので、VRCHATやっていなくてこの記事にたどり着いた初心者の方がいたとしても、大丈夫です、多分。
あとこれはVRCHAT内で遊べるゲームを作るわけではないです。ワールドとか関係なしに、完全に現実世界で遊ぶやつですね。そこのところはよろしくお願いします。
むしろ誰かワールド制作の初心者向け記事まとめてくだしあ。
Unityはプログラマだけのものではない
Unityに関して、どういったイメージを持っていますか?プログラマが使うツール?よくわからない?
この記事を読んでいる方がVRCHATを普段から利用している人であれば、9割5分の方はUnityを利用したことがあると思います。アバターをアップロードしたりとか。
そのとき例えばアバターに小物をつけるとして、W,E,Rキーを使って3Dシーン上で小物を動かしたり、あるいはInspector(デフォルトの配置だと右側?にズラーって数値とかいろいろ並んでるところ)のTransformの数値をいじったりして、小物の位置を調整したりとか、多分したことあると思います。
Unityの強みっていうのはこういうところで、プログラムを介さずに直感的に物を触れるということですね。
いちいちプログラムを開いて、コードの処理を見て、現状と完成形をイメージしながら数値を変えて……みたいなことをやらなくていい、ということです。
これはプログラマにも非プログラマにもうれしいことで、例えばアーティストが持ってきた3Dモデルやそのアニメーションを、本来ならプログラマがゲーム側に入れてテストしなければならないところ、アーティストが操作をある程度さえ覚えておけば自分でテストが出来るんですよね。
こうなると
プログラマ→自分の作業に集中できてうれしい!
アーティスト→いちいちプログラマに頼まなくても手元で作業できてうれしい!
と、なります。
なのでアーティストの人でも、むしろそういう人にこそUnityを利用して欲しいんですね!
みんなも、やろう!
ゲームをつくるときに考える、考えてること
ここはUnityの操作とかには何の関係もなく、ゲームのデザインとかそういう話になると思うのでマサカリ投げに来た技術的なところを早く読みたい、って方は読み飛ばして次の記事行っても全然問題ないです。
ゲームって何なんでしょうね。
多分人によっていろいろゲームに対する認識があると思いますが……
私は何かしらの競争や試行を経て成功や失敗が存在するものだと考えています。
例えばかくれんぼは、『どこかにかくれる』という試行の結果、『鬼に見つからない』あるいは『鬼に見つかってしまう』という成功と失敗がありますね。
こういう風に『何かをして何かが返ってくる』ならそれはもうゲームと呼んでも差し支えないと思っています。面白いかどうかはともかくとして。
じゃあ『面白い』ってどうやって作るの?
ここで「知らねー!そんなもん個人個人で違うわ!」って言うのは簡単ですけど、個人からもっと主語を大きくしちゃいましょう。この際だし人類くらいまで。
で、話を戻して、人類に対して面白いって思わせる方法はいくつかあって、そのうちのひとつは、リスクとリターンを設定することですね。要するにギャンブルをさせるということ。
例えばDQのまじんぎりなんかは分かりやすいですかね?
当たりづらいけど、当たったら確実に会心の一撃が出てとーっても気持ちがいい!みたいなの。
人類、ワンチャンスがキマればだいたい気持ちよくなれますし、楽しくなれます。交代読みふいうちは気持ちいいし、それを読めたらもっと気持ちいい。
……でもこればっかりやってると運ゲーなんですよね。それはそれで楽しいですけども。
そこでもうひとつ面白くする方法、それはユーザーに**『あっ、なるほど!』**って思わせることです。これは謎解き系のゲームとかをプレイしたことがある、あるいはRPGとかをやっていて謎を解くシーンがあったなら、おそらく思ったことがあるはずです。
自分で考えて→試して→成功する。何かをやって報酬が出るとうれしい!もっとやりたくなる!
……分かりやすいですね。人類は動物なので報酬を絡めた本能にはまあだいたい勝てません。ユーザーを気持ちいいで殴ろう!
あとは『プレイしていて爽快』、を突き詰めるだけでも面白いゲームっていうのは出来たりしますね。相当な発想と努力が必要だと思いますけども。
この項目、いろいろ書きましたが、まだまだかけることは山ほどあります。けど書いてたら枠が足りないし記事の本質から外れるからこの辺りで。
もっと知りたいってなったらゲームデザインの勉強をするのもいいかもしれませんね。
……まあこの項目、ほとんど恩師の受け売りなんですけどね。
で、結局何が重要なの?
ここまで書いておいてアレですけど、ゲーム(というか創作全般)なんて好きなように作ればいいと思います。
Unityやプログラムの勉強するためだけに作るもよし、自分の作った絵や3Dモデルを動かして宣伝したいから作るもよし、波の挙動とレンダリング死ぬほど頑張ったからそれを見せるためだけに作るなんてのもよし、もちろん面白いゲームを作るために作るもよし
みんなやりたいことのためにやればいいと思います。それおそらく一番身につく勉強方法ですしね。
長くなりすぎたので今回の記事はこの辺で。次の記事からはちゃんと実際にUnity触りましょう。