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Magic Pod環境構築(Android編)

Last updated at Posted at 2020-12-14

はじめに

Magic Podの環境構築を投稿するきっかけについて
自動テストを始めるにあたって、初心者でも簡単に操作できる自動化テストツールの1つとして、
社内で勧めている自動化テストツールだったからです。

また、環境構築を理解できると導入が楽になり、
かつ自身のスキルアップの為に投稿させていただきました!

Magic Podはクラウド上のシュミレータを使用して操作することもできますが、
今回は、Magic Pod×実機端末(Android)の環境構築を説明させていただきます~

※環境構築(iOS編)はまた別の機会に投稿させてください<(_ _)>


Magic Pod環境構築

■環境構築に必要なもの
※実機端末をテスト対象とする場合の環境構築手順です。クラウド端末をテスト対象とする場合は、当該手順は不要です。
別途アカウント登録が必要ですが、現時点(2020_1210)でMagic Podは無料でお試しすることが可能です。

Magic Pod新規登録

【Android、iOS共通】

環境設定 必要な機材とアプリ 詳細
①実行用PC PC Mac (iOS ver10.15.2以上)
※Xcodeのダウンロードのため、Catalina以降のVerが必須
※1_Windowsは未対応です。
Webブラウザ Chrome(49以上)
②その他 端末接続用USBケーブル データ通信可能なもの
外線LANケーブル ※回線状況によりツールのダウンロードに時間がかかる場合がある為、必要に応じて外線LANケーブルなどを用意すること。Java(1日)とXcode(1日)のダウンロードに約2日程掛かる場合がある
Magic Pod Desktopアプリ ローカルPCでのテスト実行には「Magic Pod Desktop」が必要

※1:TRIDENT社がMac PC + Android実機上でのセットアップ手順について説明しており、Windows PCは未対応の為

【Android】

環境設定 必要な機材とアプリ 詳細
①実機 Android実機 Android OSバージョン11.0~14.2
②テスト対象アプリ apkファイル・端末インストール済アプリ ネイティブアプリ・ハイブリッド(WebView)アプリ※2Flutterアプリ、Unityアプリには未対応です。

※2:テスト対象アプリについて、端末にインストール済アプリまたはapkファイルのどちらかが準備できていればOK

■Magic Podの環境構築×PC(Mac)×実機端末(Android)
Magic Podを開発したTRIDENT社の下記URLリンクにセットアップ内容があります。
セットアップ内容の記載がありますが、抜粋して説明していきます。
自分で環境構築を試してできた結果の為、他の環境構築方法もありますので参考程度に見て下さい~

Magic Podの使い方のドキュメントになっており、
Magic Podの環境構築が上手くいかない場合は、こちらも合わせて参照して下さい

■Androidの環境構築で準備するもの
1.Java
2.Android Studio SDK一式(tools、platform-tools、build-tools、API)
3.実機端末設定(Android)
4.Magic Pod Desktopのセットアップ
5.Magic Pod&Android端末の接続確認
※自身のPC環境を使用し説明していますので、一部赤枠などでぼかしを入れてます(+_+)


1.Java

Javaのダウンロード/インストール

Magic PodではJava8または9が推奨されていますので、今回Java8のインストールを行っていきます。
また、OracleJDKからインストールする場合アカウント作成が必要となる為、
今回はアカウント不要の下記Java8(OpenJDK)インストーラーリンクからインストールしていきます。Android Studioのダウンロードファイル.png

OpenJDKファイルのダウンロード/インストール方法
Java8(OpenJDK)インストーラーリンク

赤枠の「Chexksum(SHA256)JDK-105MB」pkgからダウンロードしてインストールをお願いします。
OpenJDK8.png

インストール完了後、ターミナル上で「Java -version」を入力して、
下記の赤枠バージョン情報「1.8.X_XXX」が表示されたらインストールOKです!

OpenJDK8バージョン確認.png


2.Android studio

Android Studioのダウンロード

Android Studioのインストーラー

今回MacPCで環境構築となりますので、OS別にインストーラーをダウンロードします。
まず、赤枠のMac(64-Bit)のAndroid Studioファイルをダウンロードします。

Android Studioのダウンロードファイル.png

Android Studioのインストール

Android Studioのインストール方法

1-1、Verify Settings画面

インストール手順を実施する場合、テキストなどに保存してほしいポイント
SDK FolderとJDK Locationの格納先を修正する場合があるので、
パスをテキストなどにコピーしておきましょう。

SDK_JDKのフォルダパス.png

1-2、Android Studio確認画面

Android Studioインストール完了.png

インストール後、Android Studioアプリが起動して
上記画面が表示されればAndroid Studioアプリのインストール完了!

最後に、SDKツールの下記4つがインストール済みか確認し、されていない場合はインストールします。
〇SDKツール確認手順
1.Configureを選択
2.SDK Managerを選択
3.左記リストのAndroid SDKが選択されていることを確認
4.「SDK Tools」タブを選択し下記4つのツールが、
インストール済みであればOK
インストールされていない場合は4つのツールを選択し「Apply」で実行

〇4つのSDKインストール
・Android SDK Build-Tools
・Android Emulator
・Android SDK Platform-Tools
・Android SDK Tools(Obsolete)※

1、「Configure」ボタンを選択
AndroidStudio1.png
2、「SDK Manager」ボタンを選択
Android Studio2.png
3、Android SDKリストが表示されていたら、4つのSDKツールがインストールされているか確認。
インストールされていない場合は、選択して「Apply」でインストールして完了となります。
※一部のツールが非表示設定の為、
「Hide Obsolete Packages」を押下して解除すれば表示されます。
Android Studio3.png


3.実機端末設定(Android)

TRIDENT社のセットアップ内容から抜粋。
Android開発向けオプション設定

・実機端末の設定方法

1、端末の「設定」を選択
2、続いて「端末情報」を選択
3、表示された「ビルド番号」を7回タップする
4、設定リストに「開発向けオプション」表示されたら選択。
5、設定内容が表示後、「開発向けオプション」設定を「ON」にする。

DevOption.png

・開発向けオプションの設定方法

https://www.trident-qa.com/magic-pod-android-set-up/#sec2」
要約すると、接続端末の開発者向けオプションから、下記3画面の設定ができているか確認します。
1、「開発者向けオプション」「スリープモードにしない」「USBデバッグ」をONにする。
2、「ADBでインストールしたアプリの監視」(「ADB/ADT経由でインストールされたアプリに不正な動作がないかを確認する」という項目名の場合もあります)をOFFにする。
3、「ウィンドウアニメスケール」「トランジションアニメスケール」「アニメーター再生時間スケール」の値を「アニメーションオフ」にする。

※端末によって設定記載内容が異なります。
Android端末設定2.png

・USBケーブル

TRIDENT社のセットアップ内容から抜粋。
Android端末とPCのUSB端子をつなぐUSBケーブルを用意する必要があります。
こちらの画像にあるような形のものを用意してください。
おそらくAndroidの充電ケーブルを流用できると思います。
テスト実行時には、このケーブルを使ってPCから端末を操作します。


4.Magic Pod Desktopアプリのセットアップ

1、下記リンクから最新のMagic Pod Desktopをダウンロードします。
https://www.trident-qa.com/magic-pod-desktop-download/
2、ダウンロードしたzipファイルをダブルクリックして解凍し、できた「Magic Pod Desktop」を「アプリケーション」フォルダに配置します。
3、


5.Magic Pod & Android端末接続設定

Magic Pod×実機端末の接続方法
MagicPodの接続設定_2パターン(①端末側アプリイントール済/②apkファイル)
【①端末側アプリインストールの場合】
GoogleブラウザからMagicPodにログインしてテストケースを開き、
Magic Pod接続設定を下記の通り設定します。
Magic Podログイン

〇端末接続設定
環境:ローカルPC
OS:Android
アプリ種別:パッケージ/アクティビティ(※自動取得)
1、上記の接続設定が完了したら、設定枠以外をタップして接続設定を反映する。
2、設定完了後、右上の「接続/再接続」または「端末」アイコンをタップする。
COCOAアプリ1.png
3、暫くすると、下図のMagic Pod Desktopセットアップが表示されるので、
Magic Pod Desktopアプリをインストールしてから再度接続して下さい。
※MacにMagic Pod Desktopアプリをインストール後、アプリケーションフォルダに格納します。

4、Magic Pod Desktopが起動したら、下記の赤枠にターミナル上で設定した、
Javaの環境変数を入力後、アプリを閉じて設定が反映されているか再起動して確認
[Java環境変数]
JAVA_HOME=/Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk1.8.0_251.jdk/Contents/Home
Java環境変数設定.png
5、問題なく接続できていたら、Consoleタブに「端末に接続しました。」が表示されます。
これで実機端末×Magic Podの接続完了です!

①アプリ種別のAppパッケージ/Appアクティビティの取得方法
1、端末側のテストしたいアプリ(WDJ)を起動させる。
2、Magic Pod起動後、「アプリ情報を取得」ボタンがアクティブになるので押下する。
※Appパッケージ/AppアクティビティはMagicPod_Desktop接続後、上記の「アプリ情報を取得」を押下すると自動入力されるのでSkip

【②apkファイルの場合】
GoogleブラウザからMagicPodにログインしてテストケースを開き、
Magic Pod接続設定を下記の通り設定する。
Magic Podログイン

〇端末接続設定
環境:ローカルPC
OS:Android
アプリ種別:APKファイル
APKファイルを準備済みの場合
→フリーのAPKファイルダウンロードサイトから準備
「参考用のAPKファイルダウンロード先」
https://apkpure.com/jp/
※APKファイルについては利用可能なものを準備すればOKです!(※サンプルはCOCOAアプリ)

APKファイルを取得していいか確認
1、準備したAPKファイルの格納先パスを、「APKファイルのフルパスを入力」に設定する
例)C:\Users\XXXX\Desktop\COCOA COVID 19 Contact App_v1.2.0_apkpure.com.apk
COCOAアプリ3.png
2、上記の接続設定が完了したら、設定枠以外をタップして接続設定を反映する。
3、設定完了後、右上の「接続/再接続」または「端末」アイコンをタップする。 

image.png
4、Magic Podの接続完了後、お試しでキャプチャ画面を取得する為、右上の「新しいUI追加」ボタン押下して画面を切替後、
「デスクトップアプリでUIをキャプチャ」を押下する
COCOAアプリ4.png
5、右側のUI一覧画面に、実機端末の任意のキャプチャ画面が取得できればOKです!
試しにテストケースを作成して実行が成功するか確認してみましょう~
以上で、Magic Pod環境構築(Android編)は完了ですお疲れ様でした(^^)/
COCOAアプリ5.png


【よくあるトラブル集】

(https://www.trident-qa.com/magic-pod-frequent-troubles/)
[接続がうまくいかない場合の対処法]
・接続系
1、実機端末及びアプリ、Magic Pod及びMagic Pod Desktopアプリを再起動し直す
2、ツールをインストールする順番に気を付ける(※ツール同士の連携がうまくいかない)
〇:Homebrew → Java → Android Studio → Magic Pod Desktop
✕:Homebrew → Java → Magic Pod Desktop → Android Studio

・コマンド入力関連
1、環境変数の入力が合っているか
→例)JAVA_HOME=/Library/Java/JavaVirtualMachines/jdk1.8.0_251.jdk/Contents \ Home
ディレクトリ階層の区切りが「/」ではなく「\」が誤って入ってないか
2、ターミナルのzsh入力のコマンドに空白を入れているか
〇:touch .zshrc
Ⅹ:touch.zshrc

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