はじめに
Visual Studioのデフォルトのエンコード方式はShift JISのため、Git上や別のエディタから見たときなどに日本語が文字化けすることがあります。
ほとんどの場合UTF-8が採用されているためVisual Studioもこれに統一しようということで色々調べました。
開発に直接的な影響はありませんが色々なソフトに対応できるようにしておくと良いでしょう。
UTF-8にする
通常のVisual Studioでは直接エンコード方式を変更する設定は(多分)ありません。
なのでEditorConfigという機能を使います。
まずはプロジェクトのルートフォルタに.editorconfig
という名前のファイルを作成して以下の内容を書き込むことで反映できます。
root = true
# UTF-8に変換する対象
[*.{cpp,h}]
# 改行設定
end_of_line = lf
# UTF-8に変換
charset = utf-8-bom
既にVisual Studioを開いている場合は再起動をしてください。
.editorconfigとは
元々、.editorconfig
は環境設定をそのプロジェクトで統一するために使用するものです。このファイルは幅広いエディタで読み込むことが可能なため、チームの中で使っているエディタが違っても同じ設定で作業できるようになります。
今回はこのファイルの設定にある改行コード(end_of_line
)とエンコード方法(charset
)を変更しました
【番外編】UnityでUTF-8エンコードをする場合
UnityもエンコードはUTF-8なのでスクリプトのプレビューを見ると文字化けすると思います。
Unityの場合は「プロジェクト名.sln
」が入っているフォルダに.editorconfig
を入れて次のようにすればC#ファイルを全てUTF-8でエンコードするように設定できます。
root = true
# c#のファイルを指定
[*.cs]
# 改行設定
end_of_line = lf
# UTF-8に変換
charset = utf-8-bom
特に変わった部分はありませんね。対象を.csにしただけです
まとめ
そこまで難しい操作は無かったと思います。
すぐに設定できて、これをgit管理下に置いてしまえばチーム全員がUTF-8でエンコードするように統一できるため最初にやっておきたい作業ですね