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【Unity】自分の思い描いたキャラクターを作成し、最速で動かす

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はじめに

Unityでゲームを作る際、
自作のキャラクターをUnityの空間上で走り回らせたいとお考えの方へ

私もネットで調べて、候補となるツールのバリエーションに圧倒され、
「結局どれを使えばいいんだ!」と悩みました

そのため、各作業ごとのオススメのツール(無料)を紹介しながら、
実際に動き回るところまで説明していきたいと思います。

全体像

モデル作成から動かすまでの流れはこんな感じ
Untitled Diagram.png

最短で自作キャラをUnity上で動かすには、
Unityの「Humanoid」型のモデルを作成するのが手っ取り早いです。
Untitled Diagram (1).png

「Humanoid」型のモデルとは特定の骨を持つモデルのことで、
この骨格を持つモデルを作成することで、AssetStoreから取得したモデル(ユニティちゃんなど)のアニメーションを自作キャラクターに反映させることができます。

要は上記画像の「2.骨入れ」を決まった形で作成することで、
「3.アニメーションの作成」をすっ飛ばすことができます。

今回はこの方法で最速で作成をしていきます。

モデル作成

選択肢が多いモデル作成について、作りたいもの別に3種類紹介します。

Untitled Diagram (2).png

今回はSCULPTRISを使用してモンスターをつくていきたいと思います。
今回使用しないツールについては、参考リンクを貼っておきます。

・VRoid
「VRoid Studio」で作った3Dモデルを「Unity」で踊らせてみよう

・123D CATCH
友人をスマホで撮影して3Dモデル化してUnityで動かしてみた

モデル作成(SCULPTRIS)

直感的に作業を行えるため、深くは説明しません。

紹介・インストール方法が記載されているここを参考に、
思い思いのキャラクターを作ってみましょう。

最後にデータをエクスポートして完了です。
ここを参考に、.obj(モデルデータ)・.png(テスクチャーデータ)を保存しましょう。

公式ガイドは以下です
Sculptris Alpha6 日本語ガイド

骨入れ

上記モデル作成でどのツールをしようしたとしても、骨入れ作業はBlender一択になります。
Blenderでは骨入れ以外にもモデル作成など、様々なことができるそうなので詳しくはこちらをみてください。

インポート・位置調整

基本的にはこちら参考に進めてください。

1.ファイルから、インポート > Wavefront(.obj)を選択
スクリーンショット 2019-08-28 20.47.21.png

2.Cubeを削除し、Amatureを選択・下の箱のアイコンをクリックし、位置情報の表示
スクリーンショット 2019-08-28 20.34.45.png

3.青(上下)・赤(左右)・緑(前後)の矢印をスライドさせ、足の裏が赤緑の面にちょうどくっ付くように調整
スクリーンショット 2019-08-28 20.36.02.png

テスクチャの適用は行う必要ありません、これで準備は完了です。

骨入れ

基本的にはこちら参考に進めてください。

1.Shift + a でメニューを表示、アーマチェア > 単一ボーンを選択
スクリーンショット 2019-08-28 21.00.37.png

2.Amatureを選択した状態で、レントゲンオプションをオンにする
スクリーンショット 2019-08-28 21.04.48.png

3.参考リンクを参照に骨入れをする
(<重要>骨の数と名前を一致させてください)
スクリーンショット 2019-08-28 21.12.49.png

4.モデルとAmatureを選択
スクリーンショット 2019-08-28 21.15.03.png

5.ファイルから、エクスポート > FBX(.fbx)を選択肢し、指定フォルダに保存
スクリーンショット 2019-08-28 21.15.16.png

Unityでの作業

AssetStoreからモーションデータを取得し、モデルに設定しましょう。

1.AssetStoreから「Unity-Chan Model」をインポート
スクリーンショット 2019-08-28 22.26.45.png

2.右グリックでCreate > Animator Controllerを選択し、
作成したコントローラーをダブルクリック
スクリーンショット 2019-08-28 22.37.08.png

3.開いたウィンドウ上で右クリック、Create State > Emptyを選択
スクリーンショット 2019-08-28 22.41.30.png

4.Inspecterから名前を「Run」などに変更し、Motionを選択
※今回はUnity-Chanの「RUN00_F」を使用します
スクリーンショット 2019-08-28 22.43.23.png

5.もう一度Stateを作成し、Inspecter上で編集
※Stopと名付けて、「POSE01」を設定します
スクリーンショット 2019-08-28 22.47.59.png

6.AnimatorウィンドウでParametor上でBoolを選択し、run変数を作成
※アニメーションの状態遷移を切り替える変数を作成します。
スクリーンショット 2019-08-28 22.46.31.png

7.先ほど作ったRunとStopをそれぞれ右クリック、Make Transitionを選択し、
InspecterのConditionsを画像の通り設定
※run変数が指定した状態になるとアニメーションが切り替わる仕組みです。

スクリーンショット 2019-08-28 22.50.06.png
スクリーンショット 2019-08-29 20.59.04.png

8.作成したコントローラーをモデルのAnimatorに設定
スクリーンショット 2019-08-29 21.26.28.png

9.以下のスクリプトを作成し、モデルに設定

Model.cs
using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;

public class Model : MonoBehaviour
{
  private Animator animator;
  // Use this for initialization
  void Start () {
      animator = GetComponent<Animator>();
  }

  // Update is called once per frame
  void Update () {
      if (Input.GetKey("up")) {
          transform.position += transform.forward * 0.05f;
          animator.SetBool("run", true);
      } else {
          animator.SetBool("run", false);
      }
      if (Input.GetKey("right")) {
          transform.Rotate(0, 10, 0);
      }
      if (Input.GetKey ("left")) {
          transform.Rotate(0, -10, 0);
      }
  }
}

完成!
スクリーンショット 2019-08-29 21.34.13.png

まとめ

sculptrisでキャラクターを作成するのに最初は時間がかかると思いますが、
慣れれば、この一連の作業で1時間かからずに終わると思います。

今回はAnimationをAssetStoreのものを使用しましたが、
Blenderを使えば自作アニメーションも作れます!

VtuberやVRChatなど遊びの幅も広がると思うので、ぜひ試してみてください!

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