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【まとめ】ライバルには教えたくないIT用語100本ノック

Last updated at Posted at 2019-09-07

はじめに

私は応用情報技術者試験をこれまで4回受験しており、勉強した際に分からなかった用語をメモに残していました。(4度目?の正直でようやく合格。泣)
初めて聞いたな、もしくはたまに聞くけどそう言えば意味知らないなというものを纏めています!
情報処理技術者試験をこれから受ける人はもちろん、IT業界で働いている人にもお役に立てれば。
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アジェンダ

  1. ハードウェア
  2. ソフトウェア
  3. システム構成技術
  4. データベース
  5. ネットワーク
  6. セキュリティ
  7. システム開発
  8. マネジメント
  9. ストラテジ

1. ハードウェア

  #   用語 意味
1 メモリインタリーブ 主記憶へのアクセスを高速化するために、
連続するアドレス領域を複数のバンクに割り当てて同時に読み書きを行う。
2 アクチュエータ コンピュータが出力した電気信号を力学的な運動に変える。
3 A/Dコンバータ アナログ信号をディジタル信号に変える。
4 マザーボード コンピュータを構成する主要デバイスを搭載した一枚の基板。
5 MMV Memory Management Unit。
CPUが指定した仮想アドレスを物理アドレスに対応させる。
6 ディジタルシグナルプロセッサ 積和演算やベクトル演算を高速処理する能力を持ったディジタル信号処理用の専用プロセッサ。
7 PWM制御 PWMは「パルス幅変調」。
オンとオフを繰り返しきりかえることで出力される電力を制御する。
8 スーパスカラ プロセッサの中に複数の処理系統(パイプライン)を用意し、
複数の命令を並列に処理。
9 スーパーパイプライン マイクロプロセッサ(MPU)の高速化手法の一つで、
命令を細かい工程に分解して並列に実行するパイプライン処理をより細分化・多段化したもの。
10 リエントラント 再入可能。同一時点で複数のタスクから並列的に呼び出し使用できる。
11 リカーシブ 再帰的。プログラムがそのプログラム自身を呼び出すこと。
12 リユーザブル 再利用性。同時に並列的に実行することはできないが別のプログラムから利用可能。
13 リロケータブル 再配置可能。プログラムを主記憶のどの領域にロードしても実行可能。

2. ソフトウェア

  #   用語 意味
14 デュアルシステム 機器やシステムの信頼性を高める手法の一つで、
同じシステムを2系統用意し、同じ処理をさせる。
15 デュプレックスシステム 主系(現用系)と従系(待機系)の2つのシステムが用意されたもの。
16 Hadoop(ハドゥープ) ビッグデータの取り扱いを目的とした分散処理のフレームワーク。
17 デマンドページング メモリ管理方式の一種で該当アドレスのメモリ内容が必要となった時点で、
物理ページを論理ページに割り当てる。
18 オーバレイ プログラムの実行中に必要となった時点でモジュールをロードする。

3. システム構成技術

  #   用語 意味
19 フォールトトレランス システムの構成要素に障害が生じても正常に稼働し続けること。
主要な構成要素を多重化することで実現。
20 フォールトアボイダンス 障害発生自体を抑えることで信頼性を向上させる。
品質管理などを通して、個々のシステム要素の信頼性を高めることで実現可能。
21 フェールオーバー 多重化された要素の一方の障害が発生した時、自動的に他方に切り替える機能。
22 フェールバック フェールオーバーにより切り替えられた要素を障害復旧後に元の状態に戻す。
23 フェールソフト 障害により機能が低下しても、完全には停止せずに処理を継続すること。
24 フォールバック フェールソフトにより機能が縮小した状態で運転すること。
25 フェールセーフ 障害が発生した時、あらかじめ指定された安全な状態に誘導すること。
26 フループルーフ 不特定多数の人が操作しても、誤作動が起きにくいような設計。

4. データベース

  #   用語 意味
27 コーパス 自然言語の文章を大量に収集したデータベース。
28 DNSBL DNS-Based Black List。
迷惑メールを通信するサーバのIPアドレスを登録したデータベース。
29 スタースキーマ 複数の外部参照を1つ(あるいはごく少数)のテーブルに集約するスキーマ。

5. ネットワーク

  #   用語 意味
30 ポート番号 ホスト上のアプリケーションプロセスを識別する番号。
31 IPアドレス インターネット上のホストを一意に識別するアドレス。
32 MACアドレス LANに接続された機器を物理的に識別するアドレス。
33 リピータ ネットワーク内で電気信号を中継するための装置。
ネットワーク状に流れるメッセージは劣化(ビット落ち)するため、劣化した電気信号を補正、増幅する役割も。
34 ゲートウェイ プロトコルが異なるネットワーク同士を相互接続するため、プロトコルの変換を行う。
35 ブリッジ 企業における課や部などの、グループ間を接続するための装置。
不要なデータをLAN間で中継しないフィルタリング機能を持っている。
36 ルータ 基本的にLANをWANに接続するための装置。
IPアドレスを使ってデータの中継先を決定するルーティング機能を持っている。
37 ハブ 各コンピュータからのLANケーブルを接続する。
単純に集線装置の役割であるリピータハブ、ブリッジのような機能を持つスイッチングハブ等がある。
38 DHCP Dynamic Host Configuration Protocol。
IPアドレス、サブネットマスクといったネットワーク接続に必要な設定を自動化するプロトコル。
39 SIP Session Intiation Protocol。
通信セッションを確立するための通信技術。
40 SOAP Simple Object Access Protocol。
XMLスキーマに基づき他のコンピュータのオブジェクトを利用するためのプロトコル。
41 VPRP Virtual Router Redundancy Protocol。
ルータを冗長化するために用意られるプロトコル。
42 SPF Sender Policy Framework。
受信メールの送信元IPアドレスと送信元ドメインのDNSに登録されているメールサーバのIPアドレスを照合する。
43 ライブマイグレーション 仮想サーバを停止させずに物理サーバ間を仮想サーバに移動することが可能。
44 マルチキャストアドレス 一般的にパケット通信は1:1の通信(ユニキャスト)を行うが、1:Nの通信を行う。
45 NAPT Network Address Port Translation。
複数のプライベートアドレスを一つのグローバルアドレスに変換。
IPアドレスに加えてポート番号も変換する。
46 VAN Value Added Network。
ネットワーク内で伝達されるデータを蓄積したりデータのフォーマット変換したりするサービスなど、付加価値を加えた通信サービス。
47 CGI Common Gateway Interface。WWWサーバがブラウザの要求に応じてプログラムを起動するための仕組み。

6. セキュリティ

  #   用語 意味
48 RADIUS Remote Authentication Dial In User Service。
ネットワーク上で利用者の認証や権限の付与、利用状況の記録などを行うための通信プロトコル。
49 リバースプロキシ 内部サーバの代理として、インターネットからの要求を受け付けるサーバ。
50 IDS Intrusion Detection System。
不正アクセスの疑いがある通信を発見すると検知し、管理者に通知する。
51 IPS Intrusion Prevention System。
検知と通知だけでなくそのような通信を遮断する。
52 IPスプーフィング 他人のIPアドレスを使って侵入する攻撃。
53 Man-in-the-Browser攻撃 利用者のWebブラウザによる通信をマルウェアが盗聴し、攻撃者の意図によって改ざんして攻撃する。
54 フットプリンティング 攻撃対象の弱点を発見するために攻撃者が行う事前調査及び偵察。
55 CHPCHA 機械では判別しにくいゆがんだ文字の画像を表示し、目視で読み取らせる仕組み。
56 インテグリティチェック法 ディジタル署名などの認証技術を適用する。
57 チェックサム法 プログラムのサイズに変化がないか監視する。
58 ビヘイビア法 ウィルスによって引き起こされる動作パターンを監視する。
59 耐タンパ性 解析しにくさを表す。
60 ステガノグラフィ メッセージを別データに埋め込み、存在そのものを隠す技術。
61 ディジタルフォレンジックス 不正アクセスやサービス妨害などの行為に対して、データ保全、収集、分析する。
62 NISC National center of Incident readiness and Strategy for Cybersecurity。
日本政府の内閣官房に設置された、国の機関における情報セキュリティを所管する組織。
63 SET Secure Electronic Transactions。
クレジットカードを用いたオンラインショッピングを安全に行うための決算システム。

7. システム開発

  #   用語 意味
64 ペネトレーションテスト セキュリティ上の問題点を発見するために、実際にシステムへの侵入などを試みる。
65 ピアレビュー 同じ職場の様々なスキルや知識を持つレビューアによって、成果物を検証する。
66 SMIL Synchronized Multimedia Integration Language。
動画や音声などのマルチメディアコンテンツのレイアウトや再生のタイミングを同期させる言語。XMLで記述。
67 STS分割 モジュール分割手法。プログラムを3つの観点(データ入力、変換、出力)で複数モジュールに分割する方式。
68 ジャクソン法 同上。入出力データ構造の対応関係に着目してプログラム構造を決める。
69 ワーニエ法 同上。入力データの構造に着目してプログラム構造を決める。
70 デルファイ法 アンケートと結果の還元を繰り返し、複数の専門家による意見を収束させる。
71 ヒューリスティック評価 ユーザビリティの専門家によるユーザインタフェースに関しての評価方法。
72 コラボレーション図 オブジェクト間のメッセージの交信と相互作用を記述。
73 パレート図 データを発生頻度順に並べ、累計割合の折れ線グラフを加えた図。
74 ラーニングカーブ 経験や作業量の増加により、作業や学習の効率が上がる。
75 クロスコンパイラ 異なる命令形式のコンピュータで実行できる目的のプログラムを生成。
76 ニモニックコード 対象物に合わせて、人間がコードの意味を理解できるようにしたコード。
77 マッシュアップ 複数の提供元によるAPIを組み合わせて新しいサービスを構築する。

8. マネジメント

  #   用語 意味
78 COCOMO プログラム言語とプログラムのスキルから経験的に求めた生産性と、必要とされる手続きの個数を掛け合わせ規模を見積もる。
79 ファンクションポイント法 プログラムステップ数ではなく、外部仕様の情報から機能数を測りソフトウェアの規模を見積もる。
80 ベンチマーキング 現行業務とベストプラクティスを比較する。
81 ローリングウェイブ計画法 明確な作業は詳細に計画し、不明確な作業は明確になるまで待つ。
82 ファストトラッキング 並列作業による期間短縮方法。
83 クラッシング プログラマ(コスト)を追加投入することによる期間短縮方法。

9. ストラテジ

  #   用語 意味
84 ザックマンモデル 組織を5種類の異なる視点(範囲、ビジネスモデル、システムモデル、技術モデル、詳細仕様)から、5W1Hで分析するモデル。
85 コンバージョン率 製品を認知した消費者のうち、初回購入に至る消費者の割合。
86 リテンション率 製品を購入した消費者のうち、固定客になる消費者の割合。
87 フィットギャップ分析 現状は何ができて(フィット)、何ができないか(ギャップ)を明らかにする。
88 バリューチェーン分析 企業活動のどこで付加価値がつけられるかを分析する。
89 PEST分析 企業の現状や将来に影響を与える外部環境を分析する。
政治的(Political)、経済的(Economic)、社会的(Social)、技術的(Technological)
90 バリュープライシング 顧客ニーズと企業の利益の両方を満たすような価値を設定する。
91 プッシュ戦略 販売店などにインセンティブを与え、積極的に販売してもらう戦略。
92 プル戦略 利用者が製品を購入するように働きかける戦略。広告や宣伝。
93 AIDMA 消費者が商品の購入に至る心理過程。
注意(Attention)→興味(Interest)→欲求(Desire)→記憶(Memory)→行動(Action)
94 ドロップショッピング Webサイトで商品を購入すると、商品の製造元や卸元が商品を発送。
95 SRI Socially Responsible Investment。
財務評価だけでなく社会的責任への取り組みも評価して企業への投資を行う。
96 バイラルマーケティング 消費者間の紹介や口コミによって商品の魅力が伝わっていくことを重視するマーケティング戦略。
97 パテントプール 特許権を取得している企業が各自の特許を持ち寄って保管し、各企業に必要な特許権をライセンスする仕組み。
98 オプトイン 加入、承諾の意味を持ち、メールや広告の送信などの承諾をすること。
99 LGWAN Local Government Wide Area Network。
都道府県や市町村などの地方自治体が持つネットワークを相互に接続したネットワーク。
100 EDINET Electronic Disclosure for Investors' NETwork。
金融庁が公開する電子開示システム。上場企業の有価証券報告書などをネットで見れる。

さいごに

今までLpicやOracle系などの資格を勉強し取得してきましたが、試験対策として分からなかったところをメモし、自分ノートを作成する手段が効率が良いなと実感しています。
またIT用語はアルファベット3文字が多いですが、基本英単語の略なので単語ごと覚えるようにするのもオススメです。(英語の勉強にもなるので一石二鳥!!)

・参考文献
ニュースペックテキスト-応用情報技術者-2020年度-TAC情報処理講座
→この教科書と過去問で合格しました。カラーで見やすくオススメです。
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