目次
1.はじめに
2.請求書
3.costexplorer
4.budgets
5.まとめ
はじめに
個人で使用していたAWSアカウントの無料利用枠(12ヶ月間)が終了し、月額コストが増加したため、コスト内訳などを確認、整理してみました。尚、アカウントで利用しているAWSサービスは以下の通りです。
請求書
無料利用枠期間の前後でコストを比較すると、EC2/ELB/RDSの各々でコストが増加していることが分かります。
また、プルダウンを開くと各サービスにおいて、単位時間あたりのコストなども記載されています。
無料利用枠期間
期間終了後
costexplorer
次にCost Explorerで詳細をみていきます。
以下は月別2021年11月〜12月の範囲、サービス毎の表示でフィルターしたものです。
このようにCost Explorerではコストをグラフで確認することができ、無料利用枠前後でコストが増加していることや、RDSのコスト割合が高いことが視覚的に分かります。
以下は2021年12月の日別でフィルターしたもので、CSVをダウンロードすることも可能です。
■CSVデータ
ここでコスト配分の高いEC2/ELB/RDSの各々について見ていきます。
※リージョン:アジアパシフィック(東京)
EC2インスタンス
- AMI: Amazon Linux 2
- インスタンスタイプ: t2.micro
- 単位時間あたりのコスト: 0.0152USD
- 1日(24h)稼働した際のコスト
→ 0.0152USD × 24 = 0.3648 USD - 1ヶ月(24h × 31)稼働した際のコスト
→ 0.0152USD × 24 × 31 = 11.3088 USD
EC2 - その他 -
- EBS: 汎用SSD(gp2) 8GiB
- 1か月にプロビジョニングされたストレージ1GBあたりのコスト: 0.12USD
- 1日(24h)稼働した際のコスト
→ 0.12USD × 8 ÷ 31 = 0.03096 USD - 1ヶ月(24h × 31)稼働した際のコスト
→ 0.12USD × 8 = 0.96 USD
※上記CSVで計算額を若干上回っている分は、一時的なEBSの増設、EIPのデタッチなどによるものと思われる。
ELB
- 種類: ALB
- 単位時間あたりのALBコスト: 0.0243USD
- LCU時間あたりのコスト: 0.008USD
→今回の範囲では、LCU分のコストは0USDであった。 - 1日(24h)稼働した際のコスト
→ 0.0243USD × 24 = 0.5832 USD - 1ヶ月(24h × 31)稼働した際のコスト
→ 0.0243USD × 24 × 31 = 18.0792 USD
RDS
- データベースエンジン: MySQL
- インスタンスタイプ: db.t2.micro
- 単位時間あたりのRDSコスト: 0.026USD
- ストレージタイプ: 汎用 SSD (gp2)
- ストレージ容量: 20GiB
- 1か月にプロビジョニングされたストレージ1GBあたりのコスト: 0.138USD
- 1日(24h)稼働した際のコスト
→ 0.026USD × 24 + 0.138USD × 20 ÷ 31 = 0.713 USD - 1ヶ月(24h × 31)稼働した際のコスト
→ 0.713USD × 31 = 22.104 USD
budgets
無料利用期間も終了してしまったので、今後はbudgetsで予算管理、請求アラート設定をしていきます。
まとめ
RDS、EC2のコストが高いので、今後は夜間の自動停止などを検討してみたいと思います。
以上、最後まで読んで頂きありがとうございました!