こんにちは、海岸蒼と申します。
今年の8月半ばからFlutterの勉強を始めたFlutter初心者です。
本記事は、自分のような初心者の方にぜひ見て欲しい記事となっています。
さて、この記事が公開されるのは12月5日(日)の予定です。
今からちょうど2ヶ月前の10月6日、
Flutter界隈で大きな出来事があったのですが、覚えてらっしゃいますか?
・・・そう、Flutter Apprentice の無料公開が始まった日です!
「そういえば!」、という人もいれば、「なんじゃそりゃ?」という人もいるかもしれません。
(「なんじゃそりゃ?」という人は少々お待ちください。この後説明します。)
なぜ、この記事を書こうと思ったかというと、
このFlutter Apprenticeの無料公開がちょうど後1ヶ月(22年1月6日)で終わってしまうからです。
Flutter界隈の人、特にまだアプリをリリースしたことのない初心者にとって、
これを読まないのは本当にもったいないです。
注意喚起を含めて、この記事を書こうと決意しました。
本記事では、Flutter Apprenticeを無料公開から5日で読み切り、今でも5~6回は見返している自分の目線から、
Flutter Apprenticeの解説、読むことの利点を説明します。
ぜひ一読いただけますと幸いです。
Flutter Apprenticeとは
「だから、Flutter Apprenticeってなんなんだよ!!!」
とお怒りかもしれませんね。
申し訳ございません、説明します。
Flutter Apprenticeは、Ray Wenderlich チュートリアルチームが提供している、
オンラインで読むことができるFlutterの教本です。
この本をはApprentice(見習い)の名の通り、初心者向けの教本となっています。
具体的には、何かしらのサービスでプログラミングの基礎を一通り学んだ人
(クラス、オブジェクト指向がなんとなくわかるくらいの人)
のレベルに合わせて書かれた本です。
本の内容は、環境構築からデータベース、Firebaseの利用まで、一気通貫で書かれています。
アプリのリリース方法(ストアへのアップロードの仕方)まで書かれているので、
この本さえあればアプリをリリースできる、と言っても過言ではない内容となっています。
環境構築からリリースまで、 Flutterでのアプリリリースをサポートする初心者に寄り添った本、
それがFlutter Apprenticeです。
詳細はこちらのページをご覧ください。
Flutter Apprenticeの何がいいの?
初心者向けなのはわかったけど、具体的に何がいいの?と思うかもしれません。
そんな方に向けてこの本を読む利点を以下の3つ紹介したいと思います。
・ 項目が幅広い
・ サンプルコードが親切
・ 公式が猛プッシュしている
項目が幅広い
Flutter Apprenticeを読む、1つ目の利点です。先にも書きましたが、 環境構築からリリースまで一気通貫で学ぶことができます。
具体的な内容を書き並べると、以下の通りです。(一部省略)
・環境構築
・デモアプリ作成
・Widget
・Widgetの内部
・スクロール可能なWidget
・ユーザー入力のWidget
・画面遷移
・Shared Preference
・JSON
・APIを使ったネットワーキング
・状態管理手法とアーキテクチャ
・Stream
・データベース
・アプリリリース準備
・Androidのリリース手順
・iOSのリリース手順
・Firebaseを使ったチャットアプリの作成
どうですか?かなりボリュームがあると思いませんか?
特に後半のStreamやデータベースだったりは学んだことがない方もいるのではないでしょうか。
また、項目が幅広いため一回読めば辞書的に使えるのも利点です。
自分のアプリ開発時に何度も助けられました。
項目の幅広さ、これがの1つ目の利点です。
サンプルコードが親切
Flutter Apprenticeを読む、2つ目の利点です。この本では料理をテーマにしたアプリを作る過程で、
さまざまな技術を学ぶ、という形で進んでいきます。
ベースとなるアプリのコードはGitHubに上がっており、ダウンロードが可能です。
そして、このサンプルコード、ものすごい親切にできています。
//TODO: replace this Card
return Card()
このようにサンプルコードには至る所でTODOが書かれています。
本では、TODOを指定して書き換える指示を行っています。
これにより、書き換える場所をTODOから追うことができるので、
「どこを書き換えたらいいの??」と悩む心配がありません。
ノーストレスで学ぶことができるのは大きなポイントだと思います。
また、書き換えたコードはほぼ1行ごとに解説が書かれています。
これにより、コピペしたとしても何を書いたのか理解することが可能です。
ノーストレスな親切さが、この本を読む2つ目の利点です。
公式が猛プッシュしている
Flutter Apprenticeを読む、3つ目の利点です。
現在、この本をFlutter公式は猛プッシュしています。
なぜこの本が最近話題になったかというと、
Flutter 公式がRayWenderlichと提携して、Flutter Apprenticeの無料公開を始めたからです。
(10月から3ヶ月限定なので、残り1ヶ月です。)
この本、普通に買うと約$60(日本円で約6800円)します。
これが無料で読めるなんて、驚きですよね。
さらにFlutter CommunityのYoutube channnelでFlutter Apprenticeの解説ライブを行っています。
(21年11月現在ではアーカイブも残っています。)
サポートが手厚いですね。
Flutter 公式は、Flutter 始めるならこの本読め!ってくらいにプッシュしています。
公式のサポートによる読みやすさが、Flutter Apprentice を読む3つ目の利点です。
まとめ
Flutter Apprenticeの魅力、伝わりましたでしょうか。
Flutterの実力のレベルアップにはもってこいの本となっています。
一つ、弱点を挙げるすると、全編英語で書かれている点ですね。
ただ、比較的優しい英語で書かれているため、Google翻訳を使えば簡単に読むことができます。
(自分も訳すのが面倒な部分はGoogle翻訳を使って訳しました。)
Google翻訳を使ってでも読む価値はあると思っています。
重ねてになりますが、無料公開期間は後1ヶ月で終了してしまいます。
気軽に読むことができる機会なので、ぜひ読んでみてください!