※2018/11/3 追記
以下の記事は2018年9月まで提供されていた
"Level 1 - Foundation Training"
の内容をベースに書いています。現在は
"Level 1 Foundation(基礎)トレーニング -【改良ベータ版】"
に改定され、構成・内容とも刷新された別物になってます。
背景
製品シェアを高める戦略として
「個人利用なら無償で使える&勉強できるようにして世界中で開発者の裾野を広げる」
というのがあって、ゲームエンジンのUnityやUnreal engineで有名ですが、
RPAだとまさにUiPathがそれで、私もその戦略に引っかかってしまい今に至ります。
で、UiPath開発者を増やすべく日々"自称エヴァンジェリスト"として周囲にUiPathを推していて
Q.「UiPathを使いこなせるようになるには何をすればいいの?」
という質問には
A.「UiPath Academyの"Level 1 - Foundation Training"を受ければ十分だよ、タダだよლ(´ڡ`ლ)」
と触れ回っているのですが、だいたい数日後には
Q.「レッスン1から難しすぎて進まねーよ、確認テストも全然合格できねーよ、どうすんだコレ」
A.「そんなワケねーだろ、やる気の問題だろ、さてはアンチだなオメー」
みたいなやり取りになっていて、いよいよ信頼失墜の危機。
何か対策を取らなければまずいと思い、数ヶ月前に受けた「レッスン1 - UiPathの概要」を見返してみる。
レッスン1の問題点
レッスン1の問題点を列挙すると、
聞き慣れない単語がバンバン飛び交い、理解の向こう側を逝く
- アテンディットモードとアンアテンディットモード
- エニーテラーアプリケーション
- タイプイントゥアクティビティ
といった言葉がナレーションに次々出てきて「???」となっているうちに先に進んでしまう。
クイズ(確認テスト)の内容が完全にUiPathを触った事がある人向け
「そもそもクイズって言葉が軽くない?」完全にテストです。
正直難しいです。1つ1つは2章以降で詳細に触れるので、この時点で完全に理解する必要は無いのに70点以上取らないと先に進めないのは厳しい。
※2018/07/21追記 公式のビデオチュートリアルで、ビデオだけなら最初から選んで視聴できます。
ナレーションと字幕が合っていない
映画でもそうだし、そういうものかも。基本はナレーション側に沿って下さい。
字幕の方は言葉づかいがぶっきらぼうで、慣れてくるとナレーションとのギャップを楽しめます。
レッスン1を乗り越えるための対策集
ネットでも"レッスン2からでいいんじゃない?"という意見があり、全くその通りですが
Academyでは1つずつクリアしないと先に進めないので、
レッスン1で挫折した/これからレッスン1を受けようとしている人は↓の対策を参考にして下さい。
レッスン1で大事なのは、レッスン1を通過する事です。
ナレーションで出てくる用語を知っとく
出てくる用語の意味を知っているだけでも動画の理解度が全然違います。
ナレーション | スペル | 意味 |
---|---|---|
アテンディットモード | Attended mode | 人間がポチッと実行ボタンを押してワークフローを実行する事。フロントオフィスロボット(FOR)とも言う。 |
アンアテンディットモード | Unattended mode | ↓のOrchestratorサーバーからの指示で無人でワークフローが実行される事。バックオフィスロボット(BOR)とも言う。 |
オーケストレーター | Orchestrator | 無人でワークフローを自動実行するために必要なサーバー集中管理機能。ちなみに何百万円もする。 |
エニーテラーアプリケーション | Any Teller Application | Academy内で、UiPathの操作対象として登場する架空の会計ソフト |
タイプイントゥアクティビティ | Type Into Activity | 操作対象のシステムに文字や数字を入力するためのコマンド |
ゲットテキストアクティビティ | Get Text Activity | 操作対象のシステムに表示されてる文字や数字を取ってくるためのコマンド |
クイズで70点以上取るためのヒント
あくまでクイズのヒントです。回答そのものではないですよ。
- 画面上[Manage Valuables]か画面下[Variablesパネル]で変数の範囲を変更できる。
- [Variablesパネル]で新しい変数を追加、変数のデータ型を変更、変数のデフォルト値を設定、ができる。
- 複雑なワークフローの作成が、フローチャート(Flowchartアクティビティ)に最適な用途。
- Type Intoアクティビティが、アプリケーション領域のテキスト入力に使用できる。
- ジェネリック(Generic value)型変数にはString/Integer/Boolean等、どんなデータ型でも格納できる。
- 画面左[Activities Panel]で、ワークフローで使用できるアクティビティの一覧が確認できる。
- ロボットは完全自動モード(=Unattended mode)/アシスタントモード(=Attended mode)で動作する。
- セレクタを使用するのが、一番正確にUI要素にアクセスすることができる方法。
- Trimメソッドで、文字列の(前後の)余分な空白を取り除く事ができる。
- 複数のロボットに処理を分散させるためにQueuesコマンドがある。
- Citrix環境からテキストを取得するには、OCRと組み合わせてScrape Relative機能を使用する。
- Type Intoでは、toStringメソッドでひも付けされた変数や、静的文字列を受け取ることができる。
- UiPath ExplorerはUI要素に関する詳細情報の取得するために使用される。
- Data Scrapingアクティビティが、ウェブページから構造化されたデータを取得するのに最も簡単な方法。
- Read PDF Textを使用するか、PDFを開いて画面スクレイピングを使用すればPDF文章を取得できる。
- ログイン情報の保管は、UiPath Orchestrator内か、Windows Credentials Manager内が安全。
挙げると結構あるね。
今回はここまで。
Academyは怒涛の勢いでナレーションが進むので圧倒されてしまいますが、
ここで出る話題は後の章で全て詳しく触れられるので、今の時点では流しで見て
「こんな事ができるのか」程度の理解で良いです。