はじめに
こんにちは,Umamusume22です.前回は高校~短大時代の記事を書きました.今回は大学編入試験について記事を書きます
編入とは?
はじめに編入とは短大や高専などを卒業した人(または卒業見込み)が出身校での単位取得が認められて4年制大学に2年次または3年次に入学する制度のことです[1].
私は短大を卒業して大学の3年次に編入しました
大学編入試験の受験科目
大学の編入試験は大学によるのですが受験科目が3科目とかで受験することができます.この点は大学入試と異なります.情報工学部の編入試験では数学,英語(またはTOEIC),プログラミング(大体C言語),情報工学(論理回路とか)と面接,口頭試問が設けられています.大学によっては力学や電気回路が設けられています.旧帝大の場合だと化学があったりします.3科目中2科目を選択するケースもあります.口頭試問の有無も大学によって異なります
受験する科目は大学によって本当に違います.例えば,A大学の場合は受験科目が数学,英語,面接しかありません.一方,B大学だと英語がない代わりにプログラミングが試験科目に導入されているケースがあります.
大学編入試験の試験日
試験日も受験科目と同様に大学によって違います.しかし,国公立大の場合は大体5~9月ぐらいの夏に行われます.私大の場合,もう少し遅いです.(詳しくは各大学の編入試験の募集要項を確認してください)
編入試験は大学入試と違って国公立大学の併願が可能です.大学入試だと前期,中期,後期と受験する回数が決まっています.また,共通試験に失敗したら浪人して来年受験することになります
私の編入試験の結果
私は国公立大学を3校受験して2校に合格しました.
1校目に受験した国立大学はダメでした
3校とも地方国立大学です
1校目 (情報工学部 仮) 共通試験のボーダー (前期:54% 後期:65%) [2]
受験日:5月でした
受験科目:数学(必須),プログラミング(C言語),情報工学,電気回路の3つのうち2つを選択
プログラミング(C言語),情報工学を選びました
面接の有無:有
口頭試問の有無:無
志望理由書の有無:無
TOEICのスコアの有無:無
受験した感想:プログラミングと情報工学を選択したのですがあまり解けた手応えがありませんでした.再帰関数の問題がわかりませんでした.あと,ポインタあたりも解けませんでした.この点は短大の対策授業でもやったところですが苦手意識を持っていました.今でもポインタや再帰関数は好きじゃありません
情報工学は基本情報を所有している方であれば解けたと思います
論理回路は解けたと思います.
数学は微分方程式が出ました.対策授業でやったところです.しかし,体調不良で対策授業に参加することができませんでした.結局,当日は解けませんでした
面接では当たり障りのないことを聞かれました.2年次編入になるけど大丈夫?,どんなテクノロジーの社会問題に興味ある?短大でやったプロジェクトなどを聞かれました
反省点:体調管理に気をつけてもう少し専門科目の勉強をする.特に苦手な箇所を潰す
2校目 (情報工学部 仮) 共通試験のボーダー (前期:56% 後期:66%) [2]
地方国立大学です
受験日:6月でした
受験科目:数学(必須),プログラミング(C言語),力学,化学,電磁気,電解回路などの1つを選択
力学を選択しました
面接の有無:有
口頭試問の有無:無
志望理由書の有無:有
TOEICのスコアの有無:有 (555点で提出)
受験した感想:力学は短大でやっていない所が出題されて困りました.そこで,途中でプログラミングに変更したのですが割と難しくて解き終わらないことに気がつきました.再び力学を選択してそれらしい運動方程式を記入しました.数学は解けました.微分方程式は出題されませんでした
志望理由書の記入が一番大変でした.短大の先生に添削してもらったのですが何度もダメ出しされてしんどかったです.大学の研究室の研究内容をHPで見ても書いていることが分からないケースもありました.それでも何度も書き直して先生にこれ良いねと言われる志望理由書を書き上げることができました.
反省点:初めて国立大に合格しました.面接も好印象だったと思います.途中で笑いが起きたりしました.また,ロボコンについても聞かれました.面接は上手く行った可能性が高いです.ただ,プログラミングが解けなかった点や習っていない力学の内容は勉強が必要だと思いました
3校目 (情報工学部 仮) 共通試験のボーダー (前期:54% 後期:59%) [2]
地方国立大学です
受験日:2校目の次の日だったと思います
受験科目:数学,英語(筆記)
面接の有無:有
口頭試問の有無:無 (電気回路,電磁気,情報工学のうち2つを選択)
志望理由書の有無:有
TOEICのスコアの有無:無
受験した感想:数学は早く解き終わって暇でした.英語は高校レベルでした.多分,英語に関しては大学入試の勉強に取り組んでいた人であれば楽勝だと思います.自由英作文がありました.英検2級のようなものです
面接は集団面接でした.なんで編入したいの?,卒業後はどうするの?,興味ある研究室は?の3つしか聞かれませんでした.その後の口頭試問では情報工学を選びました.内容は知っているソートのアルゴリズムを説明してくださいでした.バブルソートとかクイックソートなどの説明を黒板で説明しました
反省点:合格して初めて短大の実績ができました.英語が少し解けませんでした.日本語から英語に文章を作成する英作文ができませんでした.この大学は私が通っていた短大ではまだ実績がなかったため,面接の情報や口頭試問の出題内容が不明でした.
さいごに
共通試験420点だった私が、2年間の短大生活を経て国立大学に編入合格することができました.合格した大学を浪人で目指していたら、共通試験であと150点は上げる必要があったと思います.浪人して150点上げるのは大変です.また,2次試験の勉強も必要です.1年では間に合わなかったです.
今回は記事の執筆をここまでにします.次は短大を卒業してから現在までの記事を書きます
参考文献
[1] "日本の大学 編入学制度のある大学検索"
https://www.gakkou.net/daigaku/search/hennyu.html
[2] "パスナビ"
https://passnavi.obunsha.co.jp/univ/1320/difficulty/