Qtのバージョンは5.12.3
Qtのwindows用デプロイツールであるwindeployqtで作成します。
windeployqtはQtCreatorをダウンロードすれば通常付属しています。
PowerShellを使用してコマンドを実行。
1. リリースモードでビルドする
Release用のビルドディレクトリにexeファイルがあることを確認してください
2. 配布パッケージ用のディレクトリを任意に作成しexeをコピー.
$ mkdir app-package
$ cp /build/release/XXX.exe /path/to/app-package
エクスプローラーでフォルダ作成&コピー&ペーストをしてもOK。
3. windeployqtでデプロイパッケージを作成.
前提: windeplayqtのあるbinディレクトリを環境変数に追加しておくこと。
Qtをインストーラーからインストールした場合はC直下にQtがおかれていると思います。
C:\Qt\5.12.3\msvc2017_64\bin
今回はmsvc2017_64bitのコンパイラを使っているので上記にbinディレクトリを追加しています。QtCreatorで設定しているコンパイラのアーキテクチャに一致するbinディレクトリを指定してください。
その他のアーキテクチャの例。Qt5.12.3には多数のC++コンパイラが用意されています。
C:\Qt\5.12.3\msvc2015_64\bin
C:\Qt\5.12.3\msvc2017\bin
C:\Qt\5.12.3\winrt_x86_msvc2017\bin
ちなみに、QtCreatorで設定したコンパイラと、環境変数に追加するbinのアーキテクチャが異なるとエラーになります。
windeployqtを叩く
QtQuickを使用している場合 --qmldriでqmlのソースファイルがあるディレクトリを指定します。
$ cd <デプロイパッケージ用フォルダ>
$ windeployqt --qmldir C:\path\to\QmlRoot.\Hoge.exe
以上で、exeが正常に実行される。
参考:本家ドキュメント
https://doc.qt.io/qt-5/windows-deployment.html