はじめに
Qiita に日本語で書いた記事のコメントに質問を英語で頂くことが時々ありまして、こんなマイナーな言語でかいた記事に御興味をもって読んで頂き、ありがたい事にご質問までいただけるとはなんとありがたい事であろうかと喜んでおりました
日本語での情報発信はグローバルな価値はゼロなんてよく腐されておりましたグローバル言語弱者の私といたしましては、小さいとはいえ決してゼロではなかった事、私の声が少しでも世界に届いていた事実に大変勇気づけられたものでございます
つきましては日本語で書いたソフトウェアに関する記事はグローバルにどれぐらい読んでいただけるものなのかというソフトウェア工学的な興味をエンピリカルに検証してみましたので、以下その旨をご報告させていただきます次第にございます
Resarch Question
RQ1: Qiita に書いた日本語の記事がグローバルに参照される比率は何%ぐらいなのか
検証方法
Qiita はありがたいことに Googleアナリティクス設定 ができますので、それで自分の記事がどれぐらい日本以外で参照してもらえているものなのか調べてみようと思います
期間は2018年の 9月3日から 12月29日(今日ですね)までの約4ヶ月間、これまでに上梓させていただきました74本の記事が対称です
結果
北米とヨーロッパは予想してたのですが、南米、アジア、オセアニア、ロシアと余すところなくグローバルじゃないですか、日本語の記事なのに、5ヶ月間の集計なのに
特筆すべきはタンザニアとケニアで、BBCとか見てると国策もあって近年急速に産業が発達してると紹介されているんですが、そういう国や地域でも読んでいただけているなんてちょっと胸が熱くなりますね、書いてよかった
イエメンとか40人も読んでくださった方がいらっしゃいましてほんと嬉しい
チュニジア(行こうとしてた年にジャスミン革命がおきてしまって行きそこなった悲しい思い出が)やモロッコみたいないつかは行きたいマグレブ諸国でも読んでくださってる方がいらっしゃるんだとおもうともうなんというか感動です
世界の皆様、こんな記事をわざわざ読んでいただきまして本当にありがとうございますだ
なんて感慨に浸ってないで(感動は研究の最強のモチベーションであるとはおもうのですが)、前述の RQ の検証にもどりますと
日本からの参照が 95.49%、なので海外からの参照は 4.51% ですね、思ってたより桁違いに多い、マジで有意な数の参照が海外からだったんですね
ところで日本国内にも日本語話者でない IT エンジニアの方がたくさんいらっしゃいますし、海外で働いている日本語話者の IT エンジニアの方もたくさんいらっしゃいます
日本語話者ではないと思われる方がどれ位参照してくださっているものなのかというと
ええと、だいたい 7.28% ぐらい?
すごい
考察
機械翻訳が進んでいて、何語で書いてあるかは問題じゃなくなってきてるということなのでしょうか?
結論
日本語の記事ってみんなが信じてる以上に実は発言力があるみたいですよ
少なくとも「価値はゼロ」なんてことは決してないみたい
threat of validity
external validity への threat ですけど、Qiita が特別にグローバルにアトラクティブなサイトであるという可能性がいなめてませんね ^^;;;
比較対称として Crieit とか Qrunch とかでも試してみたいんですけどアナリティクスの設定できるようになるまで保留
あと、記事を書いた人の個体差がないと主張するための検証もできていません
本稿を読んでいただいた諸兄諸姉の場合、どんな感じだったかをコメントしていただければ大変有益なデータになりますので助かります
というわけで、本稿は十分に一般性のある主張とは言い難いと結論づけざるをえません(threat of validity の考察になってないどころかこれじゃ reject 通知ですね ^^;;;)
future works
記事毎の差異とかも興味あります
なにか面白い事象を見つけましたらまたご報告いたしますね
related works
しらべてません ^^;;;; ごめんなさい
なにかご存知でしたらコメントしていただければ大変ありがたいです