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Echonet Liteのパケット構造

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#はじめに
自分用の単なる覚書です。
仕事でEchonet Liteやってますが、よく忘れるので

#通信プロトコル
ECHONET-liteはUDPで通信する。
ポート:3610

#ECHONET Liteのパケット構造
こんな感じのバイナリのパケット構造

スクリーンショット 2020-09-15 11.29.24.jpg

詳しくは、ここに書いてあります。

#簡単に説明
##ECHONETヘッダ【EHD1,2】
基本的に、0x1081でOK 2Byte
EHD1 : 0x10 = ECHONET Lite、 0x80 = ECHONET
EHD2 : 0x81 = 規定電文形式、0x82 = 任意電文形式

##Transaction ID
基本的には、パケットを送信する毎に、カウントUPする。 2Byte
応答が必要なパケットを送信した時に、どのパケットに対する応答パケットかを紐付けたりする。

##送信元のオブジェクト【SEOJ】、宛先のオブジェクト【DEOJ】
送信元のオブジェクトを示す。 3Byte
[ クラスグループコード、 クラスコード、 インスタンス ]の構造

クラスグループコード クラスグループ名
0x00 センサ関連機器
0x01 空調関連機器
0x02 住宅・設備関連機器
0x03 調理・家電関連機器
0x04 健康関連機器
0x05 管理・操作関連機器
0x06 AV関連機器
0x07 ~ 0x0D for future reserved
0x0E プロファイルクラス
0x0F ユーザー定義クラス
0x10 ~ 0xFF for future reserved

クラスコードは、上位のクラスグループによって、沢山規定されてるので、規格(Appendix)を見てください。

##サービスコード【ESV】
パケットが書き込みの要求なのか、読み出しの要求なのかを示す。 1Byte
コードは以下の通り

ESV 内容 記号 備考
0x60 プロパティ書き込み(応答不要) SetI  
0x61 プロパティ書き込み(応答必要) SetC  
0x62 プロパティ読み出し Get  
0x63 プロパティ通知 INF_REQ  
0x6E プロパティ書き込み読み出し SetGet   
0x71 書き込みの応答 Set_Res  ESV 0x61の応答 
0x72 読み出しの応答 Get_Res  ESV 0x62の応答 
0x73 プロパティ値通知 INF
0x74 プロパティ値通知(要応答) INFC   
0x7A プロパティ通知応答 INFC_Res ESV 0x74の応答
0x7E プロパティ書き込み読み出しの応答 GetSet_Res ESV 0x6Eの応答

#プロパティカウンタ【OPC】
EPCの数を示す。 1Byte
基本的に0x01が多い気がする。

###OPCが0x01の場合
電源をONするコマンドの例

OPC EPC1 PDC1 EDT1
0x01 0x80 0x01 0x30(ON)

###OPCが0x02の場合
例えば、照明をONして、調光で1%を指定するコマンドを送信する場合(ESV以降)
EPC1,PDC1,EDT1でONする。EPC2,PDC2,EDT2で調光1%

OPC EPC1 PDC1 EDT1 EPC2 PDC2 EDT2
0x02 0x80 0x01 0x30(ON) 0xB0 0x01 0x01(1%)

#ECHONET Liteプロパティ【EPC】
ECHONET Liteのコマンドを示します。 1Byte
EPCは機器によって異なるので、規格書を参照してください。

EPC 0x80は覚えておくと良いです。電源をONOFFするコマンド、基本どの機器も共通
EDT 0x30でON、0x31でOFF

#プロパティデータカウンタ【PDC】
EPCに紐づくデータ(EDT)のByte数を示す。 1Byte

#プロパティのデータ【EDT】
EPCに紐づくデータを示す。
これもEPCによって異なるので規格書を参照

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