postDevとは
フロントエンド組織論
自らも先端技術を追求し続けるエキスパートでありながら、開発組織を率い、次世代のエキスパートの育成に日々奮闘し続ける3名によるパネルディスカッション
登壇者
株式会社レクター 取締役
一般社団法人 日本CTO協会 理事
Software Engineer / Engineering Manager / Organization Architect
広木 大地
著書「エンジニアリング組織論」
サイボウズ株式会社 執行役員 開発本部長
Software Engineer / Manager
佐藤 鉄平
株式会社リクルート / 株式会社ニジボックス デベロップメント室室長
Software Engineer
古川 陽介
開発現場の改革をどう進めていくか
技術でもって牽引していくエキスパートエンジニアとそれに従っていくニジボックスのエンジニアで構成されている
昔はフロントエンドではHTML書けばよかったが、いまではJavascriptを用いてUIを作る範囲を担っている
そしてその基盤までを作る組織が必要ではないか
まずクライテリアと呼ばれているような基準を明確化して、DXクライテリア等の基準を明確化した上でその基準に対して方向性を示唆する。またはフォローするのがまず考えること
DXクライテリアとは?
DX開発者体験とデジタルフォーメーションの両方の軸で組織全体をチェックしていくようなチェックシート
いわゆるチェックシートトップダウン的にやってくるチェックシートって基本的に好きじゃない。
ボトムトップの話の中でいろんな会社で会っていく中でそのこういうものがありますよっていうことが現場の人が動きやすくなる指針になるという感覚があった
DX推進と経営的目線とのバランス
企業文化的の改革×開発生産性
経営陣にボトムアップで実施してきた開発生産性をどう理解してもらえるか?
改善してますよっていうことを日々されてる方多いけど、見える化までできていることは少ないと想定される
見えるかができないとDXは机上の空論になってしまう
結局その組織の状況を見える化しながら良くしていくっていうことが重要
サイボウズのDX戦略について
特にサイボウズだと結構ありがたいことに割と離職率低くて新卒のメンバーとかも結構多い。
そうすっとやっぱり他社でどうやってるんだろうみたいなことをあまり知らなかったりとか、知る機会が少なかったりする。
他社の事例と比較できるものがあるのはありがたい
クロスファンクショナルチームしかなかったけど専門性のある特化型のチームがなぜ生まれたのか?
現場の中で必要と感じるのメンバーが出てきた
専門家チームとそれぞれのクラブチームがうまくコラボレーションすることでそれぞれの課題を多角的に考える流れになった
チームワークを高め合いましょうっていうサイボウズの中のフィロソフィー。チームワークを高めるためのコラボレーションツールまで存在する
ファシリテーションとして外側から入っていくパターンもあれば、がっつり一緒に仕事するようなコラボレーションパターンもある
一概には言えないけど、プロダクトをよくすることを本質的な目的としてしており、各チームが切磋琢磨している
ここからは評価の話へ・・・
評価の難しさ
各チームの貢献具合をどうやって評価したらいいかとても悩む
マネージャー以上の生産性の高い人たちが膨大な時間を使ってまで実施した評価が適切なのかは常に悩むところ
自分を主張できることは評価にプラスとなる。
チームへ自分の意見を主張できること、それでチームのどのように貢献したかが評価にとって大事
サイボウズでは市長評価を実施しており、社員が市長評価を元に会社へオファーができる
アメリカでは自分をアピールする人が多いが日本では少ない、アピールしないことへの美徳がある