課題
JINS MEME ES_R(アカデミックパック)では100Hzでサンプリングされたデータが,100HzのBLE通信によってパソコン本体に記録される.そのためパケットロスの発生がクリティカルな場合は注意が必要なので,記録データからパケロス発生箇所を見つける方法をメモしておく.
解決方法
- 記録データ(csv)をエクセルで開く.
- (必要であれば)時間表記を時:分:秒に直す.
参考:時間表記変更方法 - 1サンプルごとの時間差をとる.
- 差が0.01(※1,※2)より大きい箇所を見つける.
※1 100Hzで通信しているので,パケロスがなければ0.01秒ずつインクリメントされる.
※2 JINS MEMEデータロガーでは,仕様としてパケロスの影響はNUM(B列)には表れない.つまり,B列は取得データに連番がうたれており,単純に取得データ数となる.
具体的な手順.
- (必要であれば)時間表記を時:分:秒に直す.
C列目の時間表記がエクセルの初期設定となり,本来の表記と異なるので,時間表記変更方法を参考にして直しておく.
差が0.01より大きい行のみ表示させます.今回の例では1340行目ではサンプル間の差が2となっているので,1339行目で得られたデータの後に1サンプル分のパケロスが生じていることがわかります.