こんにちは!ギブリーの山川です。
PEP(ペップ)という社内AIアシスタント作成ツール(iPaaS)を提供しておりまして、LINE WORKSをインターフェースとしたチャットボットや、様々なツールとのAPI連携を実現できるようにしています。
今日は特にLINE WORKSでつくったチャットボットを、更に便利に「AIアシスタント化」させる例を書きます。PEPがLINE WORKSのサービスパートナープログラムの認定を取得!
— 山川雄志|PEP🦜AIアシスタント型iPaaS☁︎ (@UCyy) May 7, 2019
LW上で作成したボットが社内の問い合わせ応対を自動化、ユーザーに対して個別通知→回答→集計をしたり、色々なクラウドサービスとのAPI連携も可能!LINE WORKS利用中の企業様は是非お問い合わせください〜!!https://t.co/BWKZIaJANJ
一人一台AIアシスタントの時代
LINE WORKSなどのチャットツールは、主に社員同士のやりとりに活用されるので、導入されている方にとってはコミュニケーションの「面」になっているはずです。 誰かから連絡がくれば開くし、気軽に話しかけられる。 この利用頻度の高いチャットツール等をインターフェースにして、様々な業務を代行してくれる「パーソナルAIアシスタント」が登場する時代も目の前に来ています。 チャットボットは、そんな未来への第一歩であり、まだまだ発展余地のあるソリューションです。チャットボットからAIアシスタントへ
【チャットボットとは】 入力された内容に対して、もともと用意してある回答データベースから最適なものを自動で返答するソリューション【AIアシスタントとは】
用意した回答データベースだけでなく、入力された内容に沿って様々なソリューションと連携し、ワークフローや業務そのものを代わりに実行してくれるソリューション
上記のような違いがありますが、「用意された回答」だけではなく「様々なツールとの連携」がポイントです。その事例をご説明します。
選択肢を提示するシナリオ型のチャットボット

自然言語処理を行い、自由入力の内容に対して応対

対話ノードをドラッグアンドドロップで右側のエディタに持ってきて、矢印でつなぐだけでボットが作成されます。直感的!
ここまではチャットボットのイメージなので、よく見たことがあるものかもしれません。
AIアシスタントとしてこれを活用する上では、他サービスと連携ができると便利。その事例をご紹介します。
Sansanを連携してみた
例えばよく外に出る営業の人は、さくっとLINE WORKSで取引先の情報が見つけられるとすごい便利だったりします。入力すると即座にヒットした名刺情報を探してきてくれる。
セールスフォースを連携してみた
外出先からセールスフォースの中の履歴を取り出したい場合  候補を出してくれる  ヒットしたものをタップ  情報を返してくれました。Googleカレンダーを連携してみた
自分のカレンダーの予定や、チームの予定、会議室の予定を知りたい場合に便利な連携です。 「予定を知りたい」などと入力 「今日の予定」を選択すると、OAuth2での認証を求められる
「認証」をタップすると、Google側で認証を求められる
アカウントを選択し、認証完了ボタンをタップすると
予定を教えてくれました!
このように、様々なツールとのAPI連携を行うことで、
LINE WORKを社員のあらゆる業務の入り口にすることができます。
インターフェースをチャットツールにするiPaaS、という位置づけを目指しています。
API連携の方法
具体的なAPI連携の方法は私はエンジニアではないので、 別途弊社技術チームが別途ご紹介しますが、 同じ管理画面の中で設計できるようになっています。 - HTTPメソッド(GET/POST/PUT/DELETE/PATCH)
- パラメータ、JSON payload、RAW payload