5
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

LINEWORKSAdvent Calendar 2019

Day 4

PEPを使ってLINE WORKSのボットをAIアシスタントに昇華させる

Last updated at Posted at 2019-12-03

こんにちは!ギブリーの山川です。
PEP(ペップ)という社内AIアシスタント作成ツール(iPaaS)を提供しておりまして、LINE WORKSをインターフェースとしたチャットボットや、様々なツールとのAPI連携を実現できるようにしています。

今日は特にLINE WORKSでつくったチャットボットを、更に便利に「AIアシスタント化」させる例を書きます。

一人一台AIアシスタントの時代

LINE WORKSなどのチャットツールは、主に社員同士のやりとりに活用されるので、導入されている方にとってはコミュニケーションの「面」になっているはずです。 誰かから連絡がくれば開くし、気軽に話しかけられる。 この利用頻度の高いチャットツール等をインターフェースにして、様々な業務を代行してくれる「パーソナルAIアシスタント」が登場する時代も目の前に来ています。 チャットボットは、そんな未来への第一歩であり、まだまだ発展余地のあるソリューションです。

チャットボットからAIアシスタントへ

【チャットボットとは】 入力された内容に対して、もともと用意してある回答データベースから最適なものを自動で返答するソリューション

【AIアシスタントとは】
用意した回答データベースだけでなく、入力された内容に沿って様々なソリューションと連携し、ワークフローや業務そのものを代わりに実行してくれるソリューション

上記のような違いがありますが、「用意された回答」だけではなく「様々なツールとの連携」がポイントです。その事例をご説明します。

選択肢を提示するシナリオ型のチャットボット

001.png キャラクターに話しかけるとメニューを表示してくれます。

自然言語処理を行い、自由入力の内容に対して応対

002.png 「有給取りたい」というような内容を入力すると、「有給休暇申請」の申請フォーマットを提示してくれます。 これは弊社のPEPで作成しているものですが、チャットボットはGUIの作成画面でノンプログラミングで作成することができます。 ![image.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/537412/f8ff2e72-ac34-7371-3d14-246f9bc65a43.png)

対話ノードをドラッグアンドドロップで右側のエディタに持ってきて、矢印でつなぐだけでボットが作成されます。直感的!

ここまではチャットボットのイメージなので、よく見たことがあるものかもしれません。
AIアシスタントとしてこれを活用する上では、他サービスと連携ができると便利。その事例をご紹介します。

Sansanを連携してみた

例えばよく外に出る営業の人は、さくっとLINE WORKSで取引先の情報が見つけられるとすごい便利だったりします。

image.png
「名刺探して」とか雑な依頼をしても即答してくれる

「検索する」を押す
image.png
会社名を求められる
image.png

入力すると即座にヒットした名刺情報を探してきてくれる。

セールスフォースを連携してみた

外出先からセールスフォースの中の履歴を取り出したい場合 ![image.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/537412/034c36b8-8bd1-1805-cd0c-bde9cccd851f.png) 候補を出してくれる ![image.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/537412/ef793df5-6d59-ab80-6ea9-7972e9d7faa2.png) ヒットしたものをタップ ![image.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/537412/011ff770-c77b-0040-d77b-5013351e303c.png) 情報を返してくれました。

Googleカレンダーを連携してみた

自分のカレンダーの予定や、チームの予定、会議室の予定を知りたい場合に便利な連携です。 「予定を知りたい」などと入力 ![image.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/537412/2779cf08-2cd7-f73f-994b-d938911e8c9c.png)

「今日の予定」を選択すると、OAuth2での認証を求められる
image.png
「認証」をタップすると、Google側で認証を求められる
image.png
アカウントを選択し、認証完了ボタンをタップすると
image.png
予定を教えてくれました!

このように、様々なツールとのAPI連携を行うことで、
LINE WORKを社員のあらゆる業務の入り口にすることができます。
インターフェースをチャットツールにするiPaaS、という位置づけを目指しています。

API連携の方法

具体的なAPI連携の方法は私はエンジニアではないので、 別途弊社技術チームが別途ご紹介しますが、 同じ管理画面の中で設計できるようになっています。 ![image.png](https://qiita-image-store.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/0/537412/481118d6-0b7a-78a4-9ba7-f214b956977e.png)
  • HTTPメソッド(GET/POST/PUT/DELETE/PATCH)
  • パラメータ、JSON payload、RAW payload
をそれぞれ指定することによって実現できます。

パーソナライズドAIアシスタントをつくる

今回は簡単な紹介でしたが、ボットをさらに機能的に進化させて、AIアシスタントを実用化していく未来のためにがんばってます! 最終的には冒頭の通り、個人個人に最適な回答を返し、繁雑な業務を自動化してくれるパーソナライズドAIアシスタントを作成するツールを作りたいと思っています。 アイデアやこういうものと連携できるとよい!などあればぜひ教えてください! Twitterからでもぜひ!
5
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?