理解齟齬がありそうなことと思いましたので投稿しました。
DTO(Data Transfer Object)とリポジトリー(Repository)は、異なる目的を持つ設計パターンです。簡単に説明すると、それぞれの役割は次の通りです。
DTO(Data Transfer Object)
- 役割: 異なるシステムやレイヤー間でデータを転送するためのオブジェクト。ビジネスロジックは持たず、データの集約や転送に特化。
- 主な用途: フロントエンドとバックエンド間、またはサービス間でデータをやり取りする際に使用。
リポジトリー(Repository)
- 役割: データベースや外部ストレージに対するデータアクセスを抽象化し、ビジネスロジックとデータ操作ロジックを分離する。
- 主な用途: データベースのCRUD操作(Create, Read, Update, Delete)を一元管理し、データソースへのアクセスを統一する。
要約
- DTOは単にデータを持ち運ぶだけで、データ操作のロジックを持たないのに対し、リポジトリーはデータの取得や保存、更新といった操作を抽象化します。
- DTOはプレゼンテーション層やサービス層との間で使用され、リポジトリーはドメイン層やデータ層で使われることが多いです。
まとめ
DTOはデータの転送、リポジトリーはデータの操作を担当し、それぞれが異なる関心事に対応している
ご不明な点があれば、お気軽にご質問ください。また、行き届いていない説明があればご指摘いただきたいです