プログラミングスクールに通わずにエンジニア転職してみた。
はじめまして。先日エンジニア転職に成功したTyo_Doと申します。
近年「プログラミングスクール界隈」が盛り上がっていますが、スクールに通わずに、いわゆる自社開発の会社に転職成功しましたので、学習記録を残しておきます。
最近では↓のように、プログラミング界隈で有名な勝又さんが、スクール不要説を唱えておられましたね(スクール不要とはいってませんがまぁそういうことでしょう)。
https://twitter.com/poly_soft/status/1354309154505072645
経歴
興味はないかと思いますが、少しだけ私の経歴を紹介いたします。
- 中学~高校
- 体育会系の部活に打ち込む
- 高校は県内3番目ぐらいの公立高校(いわゆる自称進学校)
- 大学
- 都内の理系大学
- 偏差値は割と高いほうだと思う。受験をした人なら知らない人はいないかと
- 工学系のため、プログラムは触れたことあり。ただしc言語&Java
- 社会人
- 金融系の営業で数年
- ITにも少し関りがあったため、サーバーサイド・フロントエンドぐらいは理解してた
- 現在
- 前職は退職済み
- 春から、
Ruby on Rails
を使っている自社開発企業に内定 - 一応アラサー?
エンジニアを目指したきっかけ
とにかく営業がつまらなかった。大学時代にJava等はつかっており、授業の内容を友達に教えられるぐらいは得意だったと思う。そのため、意外とエンジニアのほうが向いているのかと思い、営業の仕事を休職しながら勉強していた。
勉強方法
ここから私の勉強方法です。興味のない経歴を読んでいただきありがとうございました。(読んでない方もここまで読んでいただいてありがとうございます。)
勉強方法を紹介していくのですが、ただ紹介してもつまらないので、おそらくプログラミングスクール最大手と思われるTECH CAMP
さんの値段と比較しながら説明していきたいと思います。
ちなみに、2021年現在、TECH CAMP
さんの受講料は648,000円のようです。
※TECH CAMP
さんを悪くいう記事ではありません。面談に行ったことがあるのですが、非常に丁寧に対応していただき感謝しております。
①目標を決める(¥0/¥648,000)
まずは学習計画を立てます。2020年3月ごろから転職計画を立て始めました。
求人をみていて、Ruby
とPHP
の求人が多いようだったので、どちらかにしようとしました。
※Java
も多いですが、SIer系の会社が多いので今回は敬遠することにしました。
個人的にはRuby
とPHP
はどちらでもよいと思いますが、私はRuby
を選択しました。いろいろ理由はありますが、
- 日本語のドキュメントが多い
- 目標としている会社が
Ruby on Rails
を使っている
という理由から、Ruby
を選びました。
②基礎文法を勉強する(¥5,258/¥648,000)
プログラミングを学ぶ方はまずここからでしょう。みなさんご存じのProgateを2か月間契約させていただきました。1か月¥980なので、2か月で¥1960。破格です。
Progate
Progateはブラウザ上でプログラムを動作させることができるので初学者には圧倒的におすすめです。学生時代にHTMLとCSSはやっていたのでRubyの講座だけやりました。
書籍
また、プロを目指す人のためのRuby入門も買わせていただきました。Amazonで3278円。個人的に手元でリファレンス的に使いたかったので紙の本も欲しかったので買って良かったと思っています。
2ヶ月間はこの2つを徹底的に勉強しました。
また、オリジナルでコンソールで実行できるビンゴゲームなども作っていました。
③オブジェクト指向を理解する(¥6,538/¥648,000)
上記の2つで割とプログラムの原理は理解できたと思っていたのですが、いまいちオブジェクト指向のイメージがうまくできませんでした。そこで利用させていただいたものがこちらです。
Tecpit
Techpitさんのドラクエ風ゲームプログラムを作ってみよう!という講座です。
オブジェクト指向をゲームっぽく理解できる良い教材でした。1280円と書籍よりも安くておすすめです。
「オブジェクト指向って何?」「なんとなく理解したけど。。。」そんな人にぴったりかと思います。
④Ruby on Railsの学習(¥10,498/¥648,000)
ここが最高難易度でした。(私にとって)
ネットの口コミを見ていたところ、Railsチュートリアル
がおすすめという口コミが多数あったので、利用させていただいたのですが、正直理解できませんでした。一応無料で読むことができますが、難しいです。Railsチュートリアル
そこで再登場したのがProgateです。
Progate(2回目の登場)
Ruby on Rails
の基礎講座があったので利用させていただきました。1ヶ月間再契約させていただきRuby on Rails
を再学習しました。1ヶ月980円
Techpit(2回目の登場)
そしてまたもやTechpitを使わせていただきました。個人的にはUdemyと迷っていたのですが、動画よりテキストのほうが好きだったため、Techpitを選びました。
使用した教材①
社会の窓が空いていることを匿名メールで通知サービスを作ってみよう!
正直に言います。タイトルに惹かれてしまいました。Railsでフォームを作成するだけの超入門なのですが、コンテンツが最高です。一応メールアドレスを入力するとガチでメールを送ることができます。
完成品のURLが貼られていたのでもしよければ使ってみてください。(ガチでメールが送られてくるので送信先にはご注意を)
https://social-window-email.herokuapp.com/
ちなみに料金は980円でした。
使用した教材②
【Ruby on Rails 6】Instagram風簡易SNSアプリを作ってみよう!
もうひとつ使用させていただいた教材がこちらです。先程のより実践的っぽいですよね。
いわゆるCRUDアプリケーションの基礎を学べるという感じでしょうか。先程のアプリケーションではDBに接続していなかったので、そのあたりも勉強になりました。2980円です。
ProgateとTechpitさんを使用したあとはRailsチュートリアルをやりました。全てやったわけではないですが、網羅性が高いので知らないところをかいつまみながらという感じです。
⑤Ruby on Railsを応用する(¥10,498/¥648,000)
ここまでインプットが多かったので、アウトプットに注力することにしました。大したアプリは作っていないのですが、いわゆるCRUDアプリを作成しました。(【Ruby on Rails 6】Instagram風簡易SNSアプリを作ってみよう!とほぼ同じような気がしたのは内緒です)
「CRUDってなに?」という方はこちらを御覧ください。
https://qiita.com/jkr_2255/items/a83f66f03676a974620c
⑥フロントの勉強をしてみる(¥11,478/¥648,000)
Techpitの教材をやっていて、JavaScript
がたまに出てくることがありました。友人に聞いたのですが、最近ではサーバーサイドエンジニアともいえど、JavaScript
がかけるのが当たり前になってきているようです。私は業務でGASを触ったことがあったので、基礎文法は問題なかった(多分)のでReact
の学習をはじめました。
「React
ってなに?」という方はこちらを御覧ください。
要約すると、JavaScript
の便利な機能をまとめてくれているようなものです。
ちなみにReact
の学習には以下の記事を参考にさせていただきました。
Reactの学習、今からやるならこうする
ProgateのReactコース
三度登場。Progateです。三回目なので説明不要かと思いますが月額980円。コスパ最強です。
note&Qiita
以下の2記事を用いて勉強しました。本気で極めようと思っていたわけではないので、なんとなく全体感がつかめる2つの記事をやりました。
【最新版・hooks対応】 Reactの基礎を学んでTODOアプリを作ろう!
Redux入門【ダイジェスト版】10分で理解するReduxの基礎
⑦ポートフォリオつくってみる(¥38,418/¥648,000)
ここからポートフォリをづくりに入ります。主に利用したサービスは2つです。どちらも月額課金制で3ヶ月使用させていただきました。
####1. Techpit
こちらも3回目の登場です。作りながら学ぶがコンセプトなのでポートフォリオづくりにはぴったりです。学び放題プランというものがあり、月額2980円でほとんどの教材を使うことができます。
実装したい機能ごとに、エンジニアの方が実際どのように実装しているのかをみることができたので使いやすかったです。ちなみにTechpitはCtoCプラットフォームらしいです。この段階で気づきました。
####2. MENTA
自分にあったメンターを探すことができるサービスです(MENTA)。現役のエンジニアからアドバイスを頂くことができます。月6000円で質問できるコースを契約しました。書籍だけではわからない部分や、セキュリティ周りなど、私の知らないかったことをたくさん教えていただけました。
⑧面接
Wantedlyを通して面接に行きました。ある程度行きたい企業は決まっていたのですが、Web系の企業(自社開発または受託)に応募しました。20社ぐらいは応募したかと思います。
- 大学が割と有名
- 工学系の学位を持っている
- 一応第二新卒?
などなど、いろいろな要素はあったかと思いますが、なんとか3社から内定をいただくことができました。ちなみに2020年12月です。2020年3月から勉強をはじめたのので、約9ヶ月といったところでしょうか。
第一志望の企業からは内定をいただくことはありませんでしたが、納得の行く結果ではあったので休職していた前職を正式に退職し、春から入社することとなりました。給料は少し下がりました。
⑨入社までにやっていること(¥47,335/¥648,000)
最近はRailsチュートリアルさんの読み物ガイドにのっている参考図書でより実践的な内容を学んでいます。テストやRailsAPIモード(ポートフォリオは結局Railsだけだったので...)などを習得しています。
以下おすすめ図書です。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございました。
私はプログラミングスクールに通わず転職することができましたが、様々な運や学歴に助けられたのも事実です。しかし、転職までにかかった費用は¥47,335です。他にもディスプレイなどを買ったりしましたが、、、
私もまだまだ未熟ですが、この記事を読んでエンジニア転職に成功する人が一人でもいてくれると嬉しいです。もしよろしければLGTMしてくれると喜びます。
繰り返しになりますが、最後までお読みいただきありがとうございました。