イントロ
最近、量子コンピュータが世間を賑わせてきているように感じる。
- Googleが量子超越性を証明した!
- 量子コンピュータが現在の暗号化を打ち破る!?
- 量子コンピュータはブロックチェーンも打ち破る!?
などなど、ニュースは尽きない。ネット記事や報道内容と「量子コンピュータの実際」には大きな乖離があるが・・・
だがしかし!!注目を浴びている事には違いないため、「この波に乗ってやろう!」ということで量子コンピュータの学習を始めることにしました。
本記事は、自身の学習の記録/備忘を兼ねて日々の勉強での疑問点、解決までの道筋をまとめていきたい。
学習方針
当面は以下の学習方針で進めたいと思います。
- 量子コンピュータの体系的に理解するために専門書籍を利用
- シュミレータ/実機の利用
ちなみに僕は大学時代物理学を専攻していたため、基本的な量子力学の知識はあります。
専門書の利用
とりあえず読んでみようと思ったのは、「Quantum Computation and Quantum Information」である。初学者にはハードルが高いが、この分野では有名な本らしく、だいたいどの方に聞いてもこの本を読んでいると聞くため、挑戦することにした。
ちなみにリンク先は英語版だが、一応日本語版(三部構成)も絶版になっているものの販売されているようだ。ただし、めちゃめちゃ高い。私がアマゾンで確認したときは第1巻が「6万円」だった・・・(;^ω^)
シュミレータ/実機の利用
シュミレータ/実機はIBM社が提供している「IBM Q Experience」を利用しようと思う。
これを選んだのは、私が現在IBM主催の量子コンピュータの勉強会に参加しているからだ。
これは、アカウントさえ作成すれば、インターネット経由でQiskit(IBM社提供のゲート方式量子コンピュータおよびシュミレータ上での実行環境を提供)を利用することができる。
もちろん、自身で実行環境を整備する必要はないので、手軽に利用することができる。
最後に
次回からは、勉強を進める上で発生した疑問点などについてまとめていきたいと思う。
なるべく、高頻度で更新できるよう頑張っていきます・・・('ω')