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Cloudflareで取得したドメインをRoute53 + ACMで管理する。

Last updated at Posted at 2023-12-04

はじめに

この記事はAWS-GUILD Advent Calendar 2023 5日目の記事です。
本記事では、Cloudflare Registersで取得したドメインをAWSのRoute53 + ACMで管理可能にしたやってみた系の記事になります。

構成

以下の順序で構成を作成します。

  • Cloudflareでドメイン購入
  • Route 53でドメイン管理
  • ACMでサーバ証明書発行
  • HTTPSでAPIGatewayにアクセス

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Cloudflareでドメイン購入

CloudflareではCDNサービスが有名ですが、ドメインレジストラとしても登録されています。
ドメインはICANNが管理しているのですが、通常のドメインレジストラはここからドメインを販売する場合、マージンを取って利益を出していたりします。
ですが、Cloudflareはなんと原価でドメインを提供しています。

以下のリンクからマイドメインをさくっと買っちゃいましょう。
年間でランチ代程度です。
Cloudflare
私は、tessy.devというドメインを検証用に買いました。
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ドメインを購入するとCloudflareのネームサーバが割り当てられます。
これをAWSのRoute53で管理する形になります。
なお、本当はデフォルトネームサーバ自体をCloudflareからRoute53にしたかったのですが、デフォルトを変更するためには有料プランに入る必要があるため、今回はサブドメインの「aws.tessy.dev」をAWSに移管する形にします。
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Route 53でドメイン管理

Route 53のパブリックホストゾーンを「aws.tessy.dev」として作成します。
パブリックホストゾーンにすることでインターネットからのDNSクエリに反応することが可能になります。
image.png

ネームサーバーが発行されるため、これをCloudflare側に設定します。
TypeにNSレコード
Nameに「aws」
を設定し、Route 53で発行されたネームサーバーをそれぞれ設定してあげれば完了です。

image.png

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ACMでサーバ証明書発行

このままだと、HTTPSアクセスが難しいため、ACM(AWS Certificate Manager)でサーバ証明書を発行します。
今回は「*.aws.tessy.dev」のとしてワイルドカードドメインとして設定します。
これにより、「api.aws.tessy.dev」のような形でも証明書として機能できます。
これで、色々なドメインが検証可能ですね。
image.png
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Route 53でのドメイン検証

Route 53で管理されていることをDNS検証するため、CNAMEレコードを設定します。
先ほど、ACMでドメインを登録した際に、CNAMEレコードが発行されているため、これをRoute 53に設定します。

image.png

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ここまで設定すると、ACM側でドメインが検証されて、ステータスが成功となります。  
image.png

HTTPSでアクセス

ここまで来るとRoute 53 + ACMで管理する準備ができました。
最後にAPI GatewayでHTTPS接続してアクセスしてみましょう。
image.png

API Gatewayのカスタムドメインとして「api.aws.tessy.dev」を設定しておきます。
image.png

また、Route 53にもAPI Gatewayのドメインを指すように、Aレコードを設定します。
image.png

この状態で、HTTPSでアクセスすると、以下の通り、ワイルドカードドメインで登録され、アクセス可能であることが確認出来ます。
image.png

終わりに

Cloudflareで取得したドメインをAWSで管理可能にしてみました。
思ったことは
  マイドメイン
は良いです!
年間で見てもランチ1回分くらいで検証用のドメインを購入できます。

HTTPでのアクセスも勉強になりますが、HTTPSを利用するとサーバ証明書、の知識もついてより勉強になります。
何より達成感が違いますので、皆さんもチャレンジしてみてください。

付録

ドメイン検証をTerraformで自動で行う場合の参考です。
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