はじめに
ここでは, Windows で Alacritty+WSL 環境を作ります.既に WSL 環境が構築されていることを前提とします.Windows ターミナル等で WSL が開ければ問題ないです.
Alacuritty のインストール
好きな方法で入れたら良いです.私は公式サイトからインストーラをダウンロードしてインストールしました.
Alacuritty の設定
WSL のバージョン確認
Windows PowerShell を開いて,インストールされている WSL のバージョンを確認します.
コマンドは wsl -l
です.
PS C:\Users\USERNAME> wsl -l
Linux 用 Windows サブシステム ディストリビューション:
Ubuntu-22.04 (既定)
docker-desktop
docker-desktop-data
Ubuntu
今回はUbuntu-22.04
でした.
設定ファイルでWSLを起動するようにする
Alacuritty は以下のパスの設定ファイルを読み込みます.
%APPDATA%\alacritty\alacritty.toml
検索して見つけても良いですがおそらくこんな場所のはず.USERNAME は適宜読み替えてください.
C:\Users\USERNAME\AppData\Roaming\alacritty\alacritty.toml
最初はalacritty
ディレクトリが存在しない可能性があります.その場合はRoaming フォルダ内にalacritty
ディレクトリとalacritty.toml
を作成します.
alacritty.toml
には以下のようにして起動するシェルを選択します.Ubuntuのバージョンは自分で確認したものに合わせます.
[terminal.shell]
program = "/Windows/System32/wsl.exe ~ -d Ubuntu-22.04"
alacritty.toml
を保存し,Alacritty を起動したら WSL に接続することができます.
おまけ zellij の自動起動
後ろに bash -ic zellij
を付けることで自動起動できます.i
オプションはインタラクティブシェルとして起動,c
オプションは続く文字列をコマンドとして実行することを意味します.
同様の手法でtmuxも自動起動できます.
[terminal.shell]
program = "/Windows/System32/wsl.exe ~ -d Ubuntu-22.04 bash -ic zellij"