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KVMブリッジネットワークの設定
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Suse Linux のインストールサンプル
virt-install
コマンドを使用したゲストOS のインストール手順について説明していきます。
次のコマンドはCentOS のゲストOS を作成するサンプルコマンドです。
# virt-install \
--name=kvm_centos7 \
--vcpus=2 \
--memory=1000 \
--disk path#/var/kvm/disk/kvm_centos7/disk.img,size20 \
--network=bridge:br0 \
--arch=x86_64 \
--cdrom=/var/kvm/iso/CentOS-7.0-1406-x86_64-Minimal.iso
上記コマンドのオプションの意味は次の通りです。
- virt-install コマンドの主なオプション
オプション 引数例 説明 --name=NAME kvm_centos7 KVM ゲストOS の名前を指定する --vcpus=VCPUS 2 ゲストOS の仮想CPU コア数を指定する --memory#MEM[,OPT1VAL][...] 1024 ゲストOS のメモリサイズをMB 単位で指定する。 --disk /path/to/storage[,OPT1=VAL1] path#/var/kvm/disk/kvm_centos7/disk.img,size20 ゲストOS が使用するストレージを指定する。指定するものは、ファイルもできるし、ブロックデバイスもできる。 存在しないファイルを指定した場合は、新規にストレージを作成する。 リモートホストを指定した場合は、virt-install コマンドは、libvirt storage API を使用して与えられたパスに自動的にストレージの作成を試みる。 --network=NAME bridge:br0 ゲストOS が使用するネットワークインタフェースを指定する。 指定できるインタフェースはvirsh コマンドラインを使用して、リストアップしたり作成したり、削除したりすることができる。 --arch=ARCH armv7l ネイティブとは異なるアーキテクチャをゲストOS のアーキテクチャとして指定できる。指定しない場合はネイティブのアーキテクチャとなる。 --cdrom=CDROM /dev/cdrom ゲストOS で使用するCD ROM デバイスを指定する。 引数に指定できるものは、デバイスファイルやiso ファイルなどが可能
その他の詳細オプションについてはman virt-install
コマンドを参照
KVM ゲストOS 定義ファイルの場所について
virt-install
コマンドを使用してゲストOS を作成すると、/etc/libvirt/qemu/
ディレクトリ以下にguest_name.xml
というファイル名で定義ファイルが作成されます。
virt-install
コマンドを使用することで、XML 形式のファイルを直接編集することなくゲストOS を作成することができますが、こちらを編集することでもゲストOS の状態を編集することができます。。